ひたきさんのレビュー一覧

「空に響くは竜の歌声 紅蓮をまとう竜王」コミコミスタジオ書き下ろし小説小冊子 グッズ

ほっこり、優しいお話でした

コミコミスタジオさんで購入すると特典でいただけるおなじみの書き下ろし小冊子。A4の紙3枚を真ん中で折ってつくられているA5サイズの大きさの小冊子で、小説部分のページ数は7P。

さて内容は、というと。すみません、本編のネタバレも含んでいます。本編未読の方はご注意ください。




タイトルは『睦言』。
時系列は本編でフェイワンが本来の姿に戻った後。
ジンヨンの歌声が聞こえて、リュ…

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空に響くは竜の歌声 紅蓮をまとう竜王 小説

飯田実樹  ひたき 

続きが気になる

ちるちるさんの作家インタビューで紹介されていて、おもしろそうだなと思って手に取ってみました。

内容は、というと。すみません、ネタバレしてます。



旧家の長男である守屋龍聖が主人公。彼の視点でストーリーは進んでいきます。

代々何の商売をしても繁盛し裕福であり続けた旧家ではありますが、祖父の代から徐々に陰りを見せ始め、若くして父が急逝して以降貧困に喘ぐようになった守屋家。そのた…

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空に響くは竜の歌声 紅蓮をまとう竜王 小説

飯田実樹  ひたき 

軽い気分で楽しめるファンタジー

異世界トリップ物。先祖が異世界人と契約していたことにより、突然異世界へと呼び出される主人公。家系で数代おきに異世界に呼び出されるという設定は面白い。しかも全員が竜王の妃となるよう決められていて、名前は皆「龍聖」。
その辺りの設定が少しややこしいが呑み込めれば話は面白い。主人公に突然のことを柔軟に受け入れるしなやかさがあり、重くなり過ぎないのがいい。脇役達も魅力的で別カップルも出てくる。
ただ単…

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空に響くは竜の歌声 紅蓮をまとう竜王 小説

飯田実樹  ひたき 

私の異世界トリップの原点

この作品は、飯田さんの個人サイトで10年くらい前に連載されていた時に、夢中で読んでいた作品です。
当時、友人から面白いよと勧められたのですが、私はファンタジーが苦手で(特殊な設定とか、横文字の名前とか)いまひとつ乗り気ではなかったのですが、ちょっとだけと思って読み始めたら、かなり嵌ってしまって、更新されるたびに飛んで行ってました。
おかげでそれ以来、異世界トリップが大好物になりました。
その…

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その刑事、天使につき 小説

剛しいら  ひたき 

少し御都合主義のところが…

主人公小川瑞樹は25歳警視庁の通訳として働いています。育ちがアフリカでお父さんは高名な言語学者です。でもアフリカで失踪しています。

そして瑞樹はアフリカ人のアリヤが犯罪に巻き込まれた案件にかかわり無実を信じて奔走します。
そこで出会った検察官の出水と協力して、捜査しているうちにお互いが恋に落ちて身体の関係になります。
事件が解決して二人でアフリカにお父さんを探しにいきます。
ようやく出…

2

ひかげの薔薇 小説

鹿住槇  ひたき 

合う合わないより。。。

なんとか最後までたどりついてのレビューです。

設定自体はよくある囲われもの。大富豪に見初められ、体の関係を強いられるうちに、お互い好きになるが臆病で言い出せずすれ違い、最後には素直になってハッピーエンド、という流れ。

王道の場合、作家さんの力量で出来不出来が大きく変わると思いますが、こちらは文章が安定せず読み進むのさえ億劫になるほどでした。

日本語自体が変、文の調子が揺れる、説明…

0

てのひらの涙 小説

火崎勇  ひたき 

「大人の男」とウブな26歳の恋

1冊ぜんぶ表題作です。成宮(受け)の視点でストーリーは進みます。
タバコの臭いがポイントになっている場面が結構ありますので、苦手な方はご注意された方が良いかもしれません。

成宮はシナリオライター。友人に連れられて出席したパーティで出会った都築(攻め)と付き合うことになります。初めての恋人で浮かれていたのですが、遊びなれた様子の都築に二股を掛けられているのではと不安になります。合鍵をもらった…

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愛にふれさせてくれ 小説

夜光花  ひたき 

シリーズ2冊読んでのレビューです

シリーズものです。
「灼熱を呼べ」→「愛にふれさせてくれ」の2冊。
前に灼熱〜を読んで、今回愛に〜を読み終わったのですが、
この「愛にふれさせてくれ」を読んで、
やっとこのお話を読み終える事が出来たと思いました。
勿論1冊目の灼熱〜だけでも面白かったんですが、
あーなりました、こーなりました、
それで最後はこーなりまして2人はやっとスタートラインに立ちました、終わりって感じ。
スタ…

1

隣人はチャイムを二度鳴らす 小説

中原一也  ひたき 

何かいろいろしっくりこない

中原さんは裏社会で生きる男たち、を描くのがお上手な作家さんだと個人的に思っているのですが、この作品もなかなかに暗く、重いストーリーでした。

深く愛した恋人に酷い裏切り方をされ、以来死んだように生きてきた坂梨(受け)。そんな彼を見かけ、放っておくことができず気にかけ世話を焼くうちにどんどん坂梨に惹かれていった青柳(攻め)。このストーリーはとてもツボなのです。

青柳はすごく大人でカッコいい…

8

天獄の雨 小説

沙野風結子  ひたき 

主人公の成長に感慨深いものがある

死に囚われた麻薬取締官の、己の宿命との戦いを書いた作品。そこに恋愛要素が加わる感じで、比率的には6:4で、ラブとかエロは若干少なく感じました。
が、主人公の過去や麻薬やその製造者をめぐっての暴力団や警察や麻取のバトルや捜査など、内容はギッシリだったので読了感は満足です。

麻薬取締官の忍は、常に自分を追い込むようなギリギリの捜査を行ってきた。
今回も、通称『ドア』という爆発的な勢いで流通し…

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