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綺月陣 亜樹良のりかず
fandesu
ネタバレ
そもそもアラブもの自体が激減している中、綺月さんのアラブですよ! おまけに転生ものでもあるのね。 そのこと自体がすごい。 そしてもっとすごいのは、あとがきにある様に「異世界転生・アラブ・もふもふ・子供・攻めが受けを最初から溺愛・最後まで安心・ハーレムNG・ハード描写NG……この条件でプロットを立て(後略)」ということなんです。 私、このあとがきを読了後に読んだんですね……先に読めばよか…
kurinn
綺月陣先生作品は「トリッキー・ゲーム」以来です。 こちらの作品は先生の初めての異世界転生ものらしく、かなり勉強なさったとあとがきにありました。 アラブ風異世界転生もので楽しめました。 特に大きな事件があるわけでは無く、攻めのハイダルが常に甘々の溺愛なので痛いのとか苦手な方は好きかもしれません。 受けの慧は母子家庭で育ち、絵本作家を目指している美術専門学校生です。ある朝に駅のホームで…
綺月陣 yoco
碧雲
ウェブ連載で話題になった作品の再刊。 綺月陣さんは、最近ギャグコメが多いけれど、 昔の作品は社会性濃くて「背徳のマリア」も、この作品も強く何かを訴えてます。 グロいキモイと言ったって、生きるって綺麗ごとばかりじゃない。 人知れず生まれて消える存在の哀切を取り上げる執筆姿勢は、尊いです。 デザインベビーなどの実験で、生まれて潰される存在を連想しました。 名前すらない、物以下の扱いを受ける…
綺月陣 小山田あみ
雀影
ギリシア神話の神様シリーズの続巻です。 綺月先生もこんなコメディ書かはるんやっていうのが、まず驚き。 これ、電子で2冊同時に購入して、ついうっかりこっちから先に読んじゃったのですが、前作の設定をしらないままでも、ちゃんと問題なく楽しかった。 ひがみっぽいハデスの脳内妄想と、絶妙にすれ違いながらも成立しちゃってる角崎のオヤジギャグ感性。 そして大いに盛り上がる二人の夜! もう、この前半で心…
何が『臨場感』なのかと言いますと、このお話の語り口なんですよ。 講談師みたい。またはスタンドアップ・コメディアン。 綺月さんが講談してくれたんですよ、あたしの目の前で。 笑いありキュンありの冒険譚を、立て板に水の名調子で。 なんて贅沢! 『沼の竜宮城で、魁皇様がお待ちかね』のスピンオフです。 世界観を同じくするお話ですし登場人物も被っていますので、前作は「読むべし」と思います。なに…
momo5
前作「沼の竜宮城で、海皇様がお待ちかね」では、作品のトーンに大いに驚かされたのでした。確かに今までの綺月先生の作品でも、軽妙な掛け合いなどに秀逸な笑いをチラチラ拝見することはありましたが、綺月先生の作品まるまる一冊がコメディってことが驚きだったのです。 そんな楽しく笑えた作品の続編。 今作もとても楽しかったです。 前作で、来人の職場の先輩として登場し、来人との噛み合っていない会話がめちゃ…
ポッチ
ドシリアスな作品を書かれることも多い綺月先生ですが、そんな綺月作品において異色と言って良いでしょう、多くの腐姐さまの爆笑を浚った『沼の竜宮城で、海皇様がお待ちかね』。今作品は、その神シリーズのスピンオフ、というか続編?になるのかな? 海皇神ポセイドンの兄であり、冥界の神でもあるハデスが主人公のお話です。 スピンオフものって前作が未読でも問題なく読めるものも多くありますが、今作品は前作既…
綺月陣 青海信濃
1999/09発刊の古い作品、 あとがきに著者の体験が描かれていて、この作品の一番良作はあとがきだと思った。 自分のことをカミングアウトするって、他人から見たら小さなことでも 本人にとっては凄く重いことで、勇気が必要です。 でも書く事、いう事で超える事が出来る何かが有りますから 作品にも表れている筈、 「ホタル」以後の作品をもう一度読んでみようと思いました。 萩尾望都さんも然りでト…
茶々丸53
笑いながら楽しく読みました(≧∇≦) 海皇さま楽しすぎるし可愛すぎる。素直で無邪気で策士、これは来人が絆されるの解ります。海皇さまとぼけてるけど、実は来人に一目惚れで罰を受けてでも助けた気持ちが素敵でした。来人も真面目で自分の殻に篭っててたけど、海皇さま達を守るために戦ったのが微笑ましい。小山田先生の美しくて神秘的なイラストも素敵✧*。夢があって楽しい作品でした〜どんなお子様が生まれるのか楽しみ…
ちゅんちゅん
不動産会社の青年が仕事先で沼に斧を落としてしまい「金の斧、銀の斧」よろしく神様が出てきて気に入られる話。と見せかけて再会もの。 初読みの作家さんです。 相続した山の処分に困った依頼者により該当の山を査定するために三重にやってきた水上来人(受け)。 山に入った途端、携帯は県外になり、よせばいいのにそのまま先へと強硬し、見事迷子になってしまいます。 夕方になりこのままでは下山できな…