みずかねりょうさんのレビュー一覧

善き王子のための裏切りのフーガ 小説

片岡  みずかねりょう 

山場はどこ…?

いつか殺すべき人を、愛した。
嘘だと知りながら、愛された。

こんな素敵な帯がついていたので、思わず購入しました。あらすじを読んでみてもいい感じ!嘘と偽りにまみれた切なく甘いラブストーリーは大好きですからね!…と意気込んで読んでみたんですがあまりにも盛り上がらない!!!例えば大きな壁を乗り越えるために前段階として小さな障壁をクリアしていく、なんて言うのは物語のセオリーですが、今作は小さな障壁…

14

善き王子のための裏切りのフーガ 小説

片岡  みずかねりょう 

ちっとしんどい

みずかね先生ホイホイで購入。タイトルから予想された通りのどシリアスで、もうちょっと軽やかさとか甘さがあった方が好きなため、中立にしました。シリアス好きな方には良いのでは。本編260P超+あとがき。

200年以上国を治めているスワルド王家の第5王子シセ。「王と娼婦の間に出来た、利己的で学が無く、侍者がひと月もたたずに辞めていく王子」という噂を聞いていましたが、訳あって仕えることとなり・・・と続…

9

悪役令息ですが魔王の標的になりました 小説

小中大豆  みずかねりょう 

運命を叩き壊す!

小中先生、まさかの悪役令息もの!

現代に住むゲイのしがないサラリーマンである主人公は、目が覚めたら自身がプレイしていたBLゲーム『SAINT』の悪役令息、ジョシュアになっていた!
という導入なのですが、主人公は別に腐男子というわけでなく、『SAINT』は妹に頼まれプレイしただけ。
というのもこの『SAINT』は絵柄以外クソゲーであり、とりわけ主人公が乗り移ったジョシュアは悪役とはいえどの…

6

善き王子のための裏切りのフーガ 小説

片岡  みずかねりょう 

涙で文字が見えない

個人的ツボに、憎むべき相手を愛してしまうと言うのがありまして。
そんなワケでもうこちら、あらすじの時点でめちゃくちゃ滾ってたんですよね。
帯の「いつか殺すべき人を愛した×嘘だと知りながら愛された」に至っては、鼻血を出さんばかりに興奮しちゃってたんですよね。

まぁそんな感じで、期待大で読み始めたのですが、これが期待を上回る形で深みがあるし骨太だしめちゃくちゃ面白いしで、もう一気読みでした。…

19

善き王子のための裏切りのフーガ 小説

片岡  みずかねりょう 

健気・薄幸受けさんがお好きな方に。

初読みの作家さまですが、みずかねさんホイホイされてお買い上げ。

不憫で薄幸な受けさんが個人的にドツボなのですが、今作品の受けさんはいい…!性癖ドストライクに突き刺さる健気受けさんでした。ネタバレ含んでいます、ご注意ください。





主人公はルカ。
貴族・レジオン家の子息で、現国王の第五王子のシセの従者としてシセのもとにやってきた青年である。

腐敗しきった王族は国民たち…

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悪役令息ですが魔王の標的になりました 小説

小中大豆  みずかねりょう 

あらすじにビビったけれど。

作家買い。
小中先生はコミカルなものからドシリアスなものまで書かれる引き出しの多い作家さまですが、今作品はコミカル寄りなお話。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。




主人公はしがないリーマンの青年。
ゲイではあるが腐男子ではないその青年だが、とあるBLゲームをクリアしたばかり。挿絵は神、でも肝心の中身は非常に面白くないと言われているBLゲーム「SAINT」。彼がそのゲ…

10

輪廻の花 ~300年の片恋~ 小説

六青みつみ  みずかねりょう 

これからも愛と花を(つд;*)

私の中で、定期的に繰り返し読みたくなるお話トップ10に入ると思うこちら。


人の世界を守る力を持つ"星持ち"と言われる人達がいる世界。
その中でも最も強い六つ星を持つカイエンとレイランドとの過去編。
もうここでがっちり私のハートはわしづかみの萌えがつまっていて。
攻め様の後悔とか嘆きとか、たまらなく好き。


300年を経て転生した攻め様であるレイランドは、…

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あなたを好きになりたくない 小説

夕映月子  みずかねりょう 

カップリングが好みすぎです

夕映先生は本作で4冊目のビギナーな私にとって山岳BLは新鮮でした(割と発生しやすいシチュなのに個人的にあんまり読んだことがなかったので…)。世界観がいいです。夕映先生の京都BL読んだときも思ったのですが、舞台となっている土地の描写が丁寧で素晴らしいです。雄大な雪山や美しい自然の光景が目に浮かぶようでした。”山?疲れるから行かない”派の私ですが、うっかり、”山行きたいなーー”と思ってしまうほどによか…

0

あなたを好きになりたくない 小説

夕映月子  みずかねりょう 

ちょっと物足りない

こちらの作品、表題作だけではなく過去作のキャラクターも登場する話が収録されてるんですね。過去作を知らなかったので、いきなり違うキャラクターが出てきて戸惑いました。そういう過去作との紐付けされているのであれば、情報はしっかり出して欲しいです。過去作読んでからこの作品を手に取りたかった。キャラクターを知ってるかどうかで感情移入に差が出るタイプなので…。なので、表題作の感想のみ書かせて頂きます。
受け…

1

悪食 小説

宮緒葵  みずかねりょう 

悪食=黄泉竈食(古事記) 

2019年発刊、
とても面白い凝った趣向なのに、タイトル付けで失敗して読者に敬遠されていると思う、勿体ない。
タイトルの「悪食」って
事故に遭い昏睡したオクツキ泉里があの世で「よもつへぐい」を悪食=食べようとするところを
あの世に行った水琴が止めて蘇生させた場面のこと。
古事記が嫌いだとピンとこない、黄泉竈食の「悪食」。

巫女だった美貌の高祖母と瓜二つの美しい胡桃沢水琴は、善良なあ…

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