みずかねりょうさんのレビュー一覧

つがいは目隠し竜に堕ちる 小説

宮緒葵  みずかねりょう 

執着は序盤で通り越した


同著者の「泥舟」が好きな方はめちゃくちゃ好きだと思います。
もう執着通り越してヤンデレ。

現世から竜人の住む異世界へ召喚された受け。
「つがい」とありますが、バース性はありません。
なので発情期もありません。
”対になるもの”、”唯一の存在”という解釈で大丈夫です。
オメガバースに飽きた私には、ちょうど良かったです。

最初から受けがめっっちゃ攻めのこと嫌いで、攻めは受け至…

1

プロポーズは花束を持って ~きみだけのフラワーベース~ 小説

夢乃咲実  みずかねりょう 

誉められたい大型犬な攻め様。

みずかねりょう先生の美しい表紙に惹かれて購入。
カラー口絵も眼福です。


受け様は、自活しながら大学進学を目指している佐那。
バイト先の生花店で、大急ぎでの注文を受けるのだけど、それがなんとも花に不慣れな注文主。
この注文主が、攻め様である井藤。

以来、度々生花店を訪れるようになる井藤と、その訪れが楽しみになる佐那。

生花店の移転によりバイトが続けられなくなった佐那は、辺…

2

街の赤ずきんと迷える狼 小説

中原一也  みずかねりょう 

パルクール部隊

パルクールの技術を応用して、ビルとビルの間を飛びぬけ、逮捕活動を展開する警察官の部隊。
パルクール部隊の「狼」のチーフが主人公。
赤ずきんを追う狼。

面白そうだと思って選んだ本だけど、想像以上に面白かった。

1

恋色ミュージアム 小説

鳥谷しず  みずかねりょう 

もう、最高!

鳥谷さんの新作を待ち続けて2年半近くになりそうです。
もう寂しくてたまりません。
未読のお話をぽつぽつ読んでいるのですが、これは大当たり!
この『生真面目なくせに、かなりの変態さん』こそ、鳥谷さんの王道キャラだわっ。征哉はそれにプラスしてなんかぽわぽわしているのが、更に鳥谷さんっぽくて良い。

征哉は完全な肉体美、特に『美しい尻』並々ならぬこだわりがあるのです。
リアル社会での恋愛経験…

1

悪食 小説

宮緒葵  みずかねりょう 

妖精画家との出会い。

BLの恋愛的ストーリーとしても、オカルトちっくストーリーとしても、とても面白かったです(≧▽≦)


受け様は、死者の姿が見える水琴。
田舎の祖父の家で、心の赴くままその姿をスケッチに描いて過ごしてきた。

そんな水琴の絵を見た旅行者がSNSにアップし、その絵に惹かれた画商が水琴を訪れる。

この東京の大手画商に勤めるのが、攻め様である奥槻。

水琴は、軍人のような隙のない奥槻…

1

羽化 悪食2(表題作「夢魔」) 小説

宮緒葵  みずかねりょう 

まさに羽ばたくための羽化。

前作がとても面白かったので、続編を楽しみにしていました。
厚みにビックリ。
あとがきで、先生が予定を百ページ近くオーバーって書いてあって、そりゃぶあつくもなるでしょうね。


受け様は、この世にならざるものが見える水琴。
その姿を描き、正体不明の妖精画家としてSNS上では話題になってる。

攻め様は、水琴のパトロンであり画商のオーナーであり恋人の千里。


雑誌掲載作品の「夢…

3

善き王子のための裏切りのフーガ 小説

片岡  みずかねりょう 

フーガ fugere

みずかねりょう 先生の挿絵が美麗。
主従もの 
[フーガ] 「Fugue」とは、模倣対位法(対位法)による音楽書法および形式。
〈逃げる〉を意味するラテン語fugereに由来する遁走曲 
 fugere「逃走/駆け落ち/遁走」
・・・題名の「フーガ」の形式通り、揺れるシセとルカの心理描写がおりこまれて展開、そして駆け落ちする物語。

身分を偽り第5王子シセの侍者になったルカは、革命組…

1

狐の婿取り-神様、思い出すの巻- 小説

松幸かほ  みずかねりょう 

本懐

シリーズ買い。お話にちょっと進展あって嬉しかったのですが、本編130P弱、番外編100P弱+あとがき+みずかね先生の恒例予告編1Pという構成で、ううーんもうちょっとお話が進んでほしい・・と思ったので萌にしました。

本宮での琥珀様+秋の波ちゃんお話と、涼聖さん、伽羅さん、陽ちゃん、橡さん+倉橋さん+淡雪ちゃんのお話がパラレル進行中です。

この巻での新しい登場人物やご活躍された方は
イケ…

2

黒猫皇子の恋つがい 小説

成瀬かの  みずかねりょう 

響編

なるほど!続きがあっての楓編だったのかな?
楓編では説明が足りなかった部分を補えました。

響編では楓の一ヶ月後に響が勇者召喚されて、なんと楓と同じ異世界に来てしまいます。

響はイヤーカフで言葉が通じて、王や使用人や武官など気が休まる時はなかったですが、くろにゃんと名付けた黒猫が癒やしてくれます。
毎日会いに来てくれたり、魔術書を持ってきてくれたり。
なんか響の方は待遇良くない?と…

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黒獅子パパの恋つがい 小説

成瀬かの  みずかねりょう 

盛りだくさんなのに配分が…

ちびっ子モフモフズに癒やされました。

すごく盛りだくさんな内容です。
なのですが描写の配分が、なぜこんな大事なことに触れないの?なぜ?ばかり気になってしまって。

異世界トリップで言葉が通じない世界版です。

とにかく最初は主人公楓が可哀想で。双子の兄、響がなぜそんなに楓にくっつくのか?執着するのか?
その理由は書いてません。

異世界にトリップして響の劣化版ではない、楓自身…

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