みずかねりょうさんのレビュー一覧

バースデー 小説

安西リカ  みずかねりょう 

ページ捲る手がとまらず。

作家買いの安西先生、新作は重く切なく、そして深いお話でした。
難しいテーマでシリアスなので好き嫌いがあるかもしれませんが、個人的には今年(まだ2月だけど…)一番胸に迫った作品です。

上の作品紹介の受け攻め欄で出てますが、受けの百合原は多重人格を患ってました。
ハッキリとは描かれてないけど幼い頃の辛い経験によりいくつもの人格が作られ、その内の「三希」という人物がキーマンになるお話。
百合…

5

バースデー 小説

安西リカ  みずかねりょう 

言葉にならない

圧巻でした。
そして非常に重い。非常に重いテーマを扱った作品なのです。
これまでの安西作品を期待して読んだ読者にとっては、衝撃を受ける事になるとも思います。私もこれまでとあまりにガラリと違う作風に最初は戸惑いました。
でも、最初は静かに、また読み進めるうちに加速度的に引き込まれるその深いストーリー性。痛くて切なくて仕方ないのに、心の深い部分を揺さぶられ、読み終えた後は強い感動を得られると思う…

27

バースデー ご購入特典書き下ろしペーパー グッズ

このSSで救われる

本編で心配のあまり半泣きになった「三希」のその後のお話です。絶対本編後に読みましょう~
半泣きになった気持ち、本編でやり場のなかった気持ちが、少し癒されると思います。

********* 以下がっつりめのネタバレ


新聞配達している透が帰ると、朝ごはんを作ってくれていた遼一が迎えてくれるのですが、遼一は透の着ていたシャツを見て「自分で選んだの?」と聞き「やっぱりそういうのが好きだったんだ」と言…

7

バースデー 小説

安西リカ  みずかねりょう 

読み応えあり、でも切ない・・・

他の方も書かれているように重いストーリーで、
とても切なくて泣きながら読みました。

透はこれからずっと、遼一に愛され甘やかされながら生きていくからいいとして
(過去の辛い記憶は本人は防衛本能で曖昧なようなのが救い)、
消えた三希が哀しすぎる・・・。
三希は透を守り、復讐を糧に存在していたのに、
ようやく遼一に愛を告げたところで消えてしまうなんて。。 涙
でもおまけペーパーのSSで…

6

バースデー 小説

安西リカ  みずかねりょう 

重いけど読む価値あり

安西先生の最新作。
「好きで好きで」や「人魚姫のハイヒール」とは全然違く作風で驚きました。
こういうのも書かれるんですね。
重く切ない話ではあるけれども、
この二人の幸せな生活は続いていくと思うと読後は爽やか。
個人的2017年度ベスト5には入れたい、読み応えのある一冊です。


****以下ネタバレ含みます****
攻(遼一):弁護士資格も持つ優秀サラリーマン、尊大、姿を消した…

8

バースデー 小説

安西リカ  みずかねりょう 

切なくて涙

大好きな安西さんの最新刊。
普段の作風と全然違う重~いお話でしたが、
私的・安西ベストの「何度でもリフレイン」を超えて、一位になったかも。
三希が透に一番最後に語り掛けるクライマックスのシーンでは
思わず泣いてしまいました。
話は重いけれど、この先の二人の(三人の?)幸せが
きっと続いていくと思うと読後はすっきり。
できれば、おまけSSも読まれることもお勧めしたいです。

6

バースデー 小説

安西リカ  みずかねりょう 

そうか、だからこのタイトルか

大好きな安西先生&みずかね先生の本で購入決定済だったため、なーんにも予備知識なしで読んだところ、とにかくびっくりしました。先生のまた違った引き出しを見せていただいた気分。もうドキドキして頁をくる手を止められませんでした・・・・書下ろし250Pほど+先生のあとがき。購入特典ペーパーには「これよ!!!」と思わず叫ぶ後日談があるので、是非是非それが付いている書店さんでご購入ください♡
地雷は、「児童虐待…

5

雪豹公爵としっぽの約束 小説

成瀬かの  みずかねりょう 

大正ロマンとファンタジー



舞台は大正時代がモチーフで魔法が存在し、獣が世界を統べている世界。
とは言え、純血種と言われる天子以下高位の華族のみが獣本体に変化することができるだけで、獣耳尻尾がついている獣が大半です。ヒトは魔法が使えるため裕福ですが獣からは蔑まれています。

ヒトもどきの千歳(受け)は故郷へ帰るという両親から離れ一人帝都へやってきます。頼りは伊織という父親の古い友人のみ。
いずれは花屋を営みた…

1

刹那と愛の声を聞け 小説

水原とほる  みずかねりょう 

時代の波なのね

すでに出来上がったカップルが、一度の別れを経て、二度と別れないと頑張る話。
二人がなぜ一度離れなければならなかったのか、そもそもの出会いは等は、途中、途中で回想として語られるけど、この本って、前作のある続編じゃないよねって探り探り読む感じ。
言うなれば、出会い編がまず1冊あっての、シリーズ2冊目でその後の二人の平穏な暮らしと再び訪れる波乱が1冊にまとまった体の、ある意味お得な1冊。
甘々濃厚…

8

契約恋愛 小説

野原滋  みずかねりょう 

鉄面皮からの契約話

数ある契約ものの中で、攻め視点、しかも受が何考えてるかわからない鉄面皮という設定が珍しいな、と思い購入。

凄く面白かった!
本当に考えてることが伝わってこないから、攻の英介の気持ちになって読み進めてくのが楽しかった。
場面場面で圭一の真意がわかると、その不器用な可愛さに愛しさが。
そういうのを、すべて汲み取ってあげられ英介もすごい。
英介あっての圭一ですね。
エロも2回で満足。鉄面…

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