みずかねりょうさんのレビュー一覧

バースデー 小説

安西リカ  みずかねりょう 

もう少し人間の精神の複雑な描写があれば・・

この作家さんの本は初読です。文章は読みやすく、謎めいた展開で、続きは気になりさらっと読めました。この小説は、テーマにされている「多重人格」や「二重人格」のドラマや映画、小説、ゲームを過去にどれだけ見ているかで評価も変わるので無いかと感じました。

主人公の精神面でこいういう特殊な設定にされている以上、ラストであっと言う大きな仕掛けがあったり、印象的なモチーフがあるのかを期待したんですが、後…

1

輪廻の花 ~300年の片恋~ 小説

六青みつみ  みずかねりょう 

切なさは神評価だけど、残念な点あり

「輪廻の花」六青みつみ先生 読了
夜中の3時まで一気に読み終え、次の日起きたら泣きすぎたせいで目が見事にパンパンに腫れてしまいました(汗)。それくらい号泣しました。切なさは百点満点中千点です。

あとがき読んで、掲載当時は前半だけだったらしくて、その時前半だけ読んだ腐女子さんたち、つらかったんでしょうなとしみじみ思いました(笑)。本当に、文庫化&書き下ろし出していただいて、ありがとう…

2

獣魔王と幸福の白い翼 小説

月東湊  みずかねりょう 

月東先生テイストではないかと

どこかぷすっと刺されたように感じることが多い月東先生のお話。みずかね先生の挿絵なのでマストバイなんですが、あらすじに「生け贄」なんておっかないワードが。「月下の涙・・・」の再来か・・・とびくびく読み進めましたが、無事読了。はあよかった。月東先生のテイストだなあと感じたファンタジーでした。本編のみ230P超+先生のあとがきです。

大好きなみずかね先生挿絵話から。カラー1、モノクロ8。一番好きなのは…

3

獣魔王と幸福の白い翼 小説

月東湊  みずかねりょう 

行動力のある受けです

過去の争いにより、獣魔王へ貢物として人間を送らなければいけない世界です。受けであるフェイは幼いころに捨てられていて、外見が獣魔王の求める”小鳥人”に似ている事から村人に貢物として育てられてきました。
幼いころこそ「獣魔王へ仕える」と教え込まれていたフェイはそれが名誉な事と思いますが、ある事件をきっかけに誰もやりたがらない事を、身寄りのないフェイに押し付けているという事に気づきます。村人も逃げられ…

3

獣魔王と幸福の白い翼 小説

月東湊  みずかねりょう 

シリアスそうに見えて、実は甘々

みずかねさんの美しい表紙に釣られて購入。

内容はすでに書いてくださっているので感想を。





魔人たちを統べる獣魔王と、その獣魔王に生贄として捧げられるために育てられた青年の恋のお話。

魔人たちと人間との過去の軋轢とか、そこから獣魔王に生贄が捧げられることになった経緯とか、生贄は金髪で緑色の瞳を持つ18歳の子どもである、とか。

そういった背景が読みやすい文体でつづ…

5

午後9時からは恋の時間 協力書店限定ペーパー グッズ

昼間にいちゃいちゃ

協力書店で購入したらついてくるペーパーで、タイトルは「たまには二人きりの時間を」。
(協力書店さんの一覧は心交社さんのHPをご参照ください)

以下、盛大にネタバレです。


午後9時以降でも、横に可愛い陸くんが眠っているはず。そんな激しいことはちょっとねー という二人。なんと!二人して午前半休とって!、陸くんを保育園に預けて!、朝っぱらから佐倉は風呂に入り・・・

やることは決まってますよね。と…

1

バースデー 小説

安西リカ  みずかねりょう 

タイトルに泣いた

安西さんは毎回導入からすっと物語の中に引き込んでくれる、好きな作家さんの一人です。記憶障害モノということで、苦手なお涙頂戴展開じゃなければいいなあと思いつつ読みましたが、なんというかそういう次元の話じゃなかった。
他の方のレビューから伝わる戸惑いを自分で実感しています。読後の自分の気持ちを言葉で表現できない感じ。失礼ながらBL小説でここまでの読み応えを覚えることはあまりないので、衝撃でした。なぜ…

3

魔人の果実「獣魔王と幸福の白い翼」番外編 グッズ

感謝の思いは尽きることなく

本品は『獣魔王と幸福の白い翼』の
コミコミスタジオオリジナル特典ペーパーです。

本編後、村の子供達視点にて
村に野菜売りの魔人がやってくるお話です。

その村には
時々魔人が果物や野菜を売りに来ます。

魔人の小船はいつも
ぱっと来てぱっと帰ってしまうので
子供たちは小船を見つけると
いつも大急ぎで家に伝えに行きます。

母親たちはとても嬉しそうな顔をするのに

4

獣魔王と幸福の白い翼 小説

月東湊  みずかねりょう 

血の中に潜む秘密を隠して

今回は魔人や獣人を統治する獣魔王と
獣魔王への貢物として育てられた捨て子のお話です。

出生の秘密を持つ受様が幸せな未来を掴むまで。

受様の住む村は
湖の周囲を囲む7つの村の一つです。

その湖の真ん中には
獣人と魔人が住む「天空城」が聳え立ち
3年おきに貢物を要求されます。

獣魔王が求めるのは
かつて獣人や魔人を苦しめた小鳥人で
人間が小鳥人を捕えて捧げる事を

3

獣魔王と幸福の白い翼 小説

月東湊  みずかねりょう 

甘過ぎる

設定や世界観もよく練られていて、テンポ良く楽しめました。
ただ思ったよりハードな内容ではなく、むしろ甘々でした。
残酷な背景もあるにはあるのですが。。
辛い過去を背負っている割に受けがかなり前向きで良い子過ぎて、逆に私は若干のあざとさすら感じてしまいました。
攻めも攻めで良い人なんだろうけど、せっかくなら王様らしくもう少し強引なところとかもっと男らしく受けのこと守ってほしかったなー。
フ…

3
PAGE TOP