椹野道流さんのレビュー一覧

右手にメス、左手に花束(7) 僕に雨傘、君に長靴 小説

椹野道流  鳴海ゆき 

『メス花』シリーズ7作目。

1編目は、江南(攻)と篤臣(受)にとっては因縁の温泉旅行の仕切り直し・・・このストーリー自体は結構よかったです。ただ、私はどうしてもこの2人の始まり(温泉・露天風呂での強姦)が許容不能なので、このネタは非常に微妙な気分になります。

いえ逆に、この最初の事件があっさり2人の中でなかったことにされていたら、そのほうが納得行かないんですが、だからって蒸し返されても(私個人的に)困るんだけど、とい…

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右手にメス、左手に花束(6) 頬にそよ風、髪に木洩れ日 小説

椹野道流  鳴海ゆき 

『メス花』シリーズ6作目。

まず最初に、またイラスト変わりましたね。事情はまぁわかりますし、仕方ないとは思っていますが、どうにも違和感は拭えません。

どのイラストがいいとか合ってないとかではなく、慣れの問題なんです。脳内でキャラクターのビジュアルが定着してるので、変わるたびになんとも苦しいです。やっと唯月さんの2人に慣れたところだったので。

ただ、(強引に)白紙状態にして見てみれば、私のイメージには鳴海さんがい…

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右手にメス、左手に花束(5) その手に夢、この胸に光 小説

椹野道流  唯月一 

『メス花』シリーズ5作目。

2巻ぶりに帰国して(冒頭はまだシアトルですが)、やっと医者もの復活ですね。

内容としては、いやぁ・・・『白い巨塔』的な?江南(攻)が日本の大学病院で所属する医局の教授選です。

椹野さんだし、ハッピーエンドは間違いないのは最初からわかっていましたが、こういう決着とはね~、リアリティがあり過ぎるような、ファンタジーのような。

しっかしこの2人はナチュラルに夫婦ですね。しかも新婚…

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右手にメス、左手に花束(4) 夜空に月、我等にツキ 小説

椹野道流  唯月一 

『メス花』シリーズ4作目。

前巻に引き続いてシアトル留学中の2人。この2冊はもうすでに医者ものじゃなくてホームコメディですよ。いえ、それが悪いってわけではないんですけどね。

表題作のメインは、江南(攻)の両親との関係修復です。篤臣(受)が、勘当された江南と両親の仲を何とかしようと、江南を説得して2人で帰国して里帰りするんですね。

いろいろトラブルを乗り越えて、江南の親子関係も、そしてそれぞれの伴侶の親との関係…

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右手にメス、左手に花束(3) 耳にメロディー、唇にキス 小説

椹野道流  唯月一 

『メス花』シリーズ3作目。

ようやく私の好きな傾向の椹野さんになって来たかな~?という感じですね。だからって『すごく好き』ってほどではないんですが、前の2巻が私はあんまりだったので、もうシリーズはここからでいいとさえ思っています。

イラストが変わって、最初は慣れなくて違和感を覚えて困りました。イメージとしては、こちらの唯月さんの方がいいんですが。でも、どちらのイラストも、外見が本文のキャラクターの描写と微妙にずれてる…

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右手にメス、左手に花束(2) 君の体温、僕の心音 小説

椹野道流  加地佳鹿 

『メス花』シリーズ2作目。

う~ん、まだこの巻はハラ立つことが多くて・・・とにかく江南(攻)がダメ過ぎですね。篤臣(受)は、私のもともとの好みとはちょっと違っても、結構好きなんですが(前巻のレビューにも書きましたが、口の悪さ以外は)。

江南は篤臣を、前作で強姦、今回は殴り飛ばすってどうしようもないだろ。もうコイツはダメだ、とがっくりしました。

少なくともこの時点では、椹野さんのメインキャラクターで江南がいちば…

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右手にメス、左手に花束 小説

椹野道流  加地佳鹿 

『メス花』シリーズ第1作目にして、個人的に最低。

純粋に感情だけなら『しゅみじゃない』しかないと思うくらいダメでした。ただ、実際の評価ではさすがに迷ったので(『迷ったら基本的にワンランクアップ』という自分の基準で)『中立』にしましたが、『(個人的には)絶対中立じゃない!』とスッキリしない私がいます。

椹野さんは他に大好きなシリーズがあるので、こちらもずっと読みたかったんですが、私の個人的苦手要素のために長く躊躇していました。

まず…

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きみのハートに効くサプリ 小説

椹野道流  草間さかえ 

違うパターンも希望です・・・

椹野さんは、良くも悪くも『パターン』が決まった作品が多いと思っています。私の場合、その『パターン』が自分の好みに合っているかどうかで、かなり評価が分かれるんですよね。ものすごく好きで堪らないシリーズもありますし。

これは、正直『私の好みじゃないパターン』の作品でした。『年下攻』に『年上のめんどくさいツンツン受(オプションに眼鏡)』。

年下攻自体が苦手要素なのもありますが、何よりツンツン…

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楢崎先生とまんじ君 2(表題作 それなりに平穏な日々) 小説

椹野道流  草間さかえ 

『まんちー』2作目。

現時点で一応(楢崎が認めてないだけで)できあがってるCPなので、前巻に引き続き、まんじ(攻)と楢崎(受)の過去を振り返る展開です。

今回は楢崎の『黒歴史』らしいですよ。うん、なるほど『黒歴史』だったね。

しかし、まんじと同居(楢崎的には意地でも『同棲』ではないんだろうな~)してからも、楢崎は遊んでたんですね(合コンキングだし?)。それはちょっと意外というか、ショックかも。

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楢崎先生とまんじ君 小説

椹野道流  草間さかえ 

『メス花』シリーズのあなたはいずこへ・・・(でもこっちの残念なあなたが好き)

『メス花』シリーズでは『クールビューティ』だった(はずの)楢崎(受)。でも私は、あちらでの『合コンキング(ぷぷぷ)』でクールすぎる人生観を語ってる楢崎より、こちらのデレデレ・グダグダの楢崎の方がずっといいと思ってます。

まんじはね~、私の本来の好みとは違いますし、特に好きなわけでもないんですよ。属性としては『ワンコ攻』も(『ヘタレ攻』も)大好きなんですが、ちょっと『犬』過ぎるというのか・・…

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