total review:261124today:15
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
7/53(合計:527件)
和泉桂 円陣闇丸
ましゅ
ネタバレ
何年経とうが変わらぬとこしえの愛を今回も見せてくれます。 だけどそれは決して綺麗なものではなくて…… 人間らしい負の感情もまざり合いつつどこまでも深く… それこそまるで深淵で愛し合っているような…とてつもない重みを感じます。 『終わりなき夜の果て 上』はドラマCDで散々堪能しているのですが、原作を読み改めてこの世界にとりこまれました。 リアルで追っていた方にとっては3年ぶりだ…
■表題作『紅楼の夜に罪を咬む』 個人的にピンとこない攻め受けの熱情。 知ることはできても理解は難しい。 二人きりにしか分からない惹かれ合い。 でもそれが面白くないわけではなく、今回も見事なお話を書いてくれていたと思います。 舞台が上海とのことで、中国の読み方が馴染みなさすぎて覚えていられませんでした(反省) 主人公浅野にはなかなかに驚きましたが、天佑には最初から本名を名乗っ…
発売順に読んできてとうとう一番ミステリアスだったパパさん編!! セックスしないと生きていけないと思う常軌を逸した冬貴(受け)の淫乱ぶりに苦手意識があったのですが、彼がそうであることを存分に知ることができ妙に納得しております。 意外だったとかイメージ違ったとかやっぱり苦手キャラだ…とかそういう気持ちは一切湧かず、そうか、そうだったのか…とただただしみじみしています。 冬貴の生い立ち…
長男、次男ときていよいよ三男編!! CDでチラリと声を耳にしたせいで諏訪部さんと福潤の声で再生されました。 お話は和泉さんのおっしゃる通り超王道!! 出会いから偶然の再会やらすれ違いやら甘い時間やら…とド定番好きさんでしたらたまらないと思います。 語彙力たっぷりな表現は退屈させられず深みも感じます。 ピュア全開で健気。素直に恥じらう道貴はとても可愛らしいのですが、そんな彼に惹…
fandesu
表題作も清澗寺家シリーズのスピンオフです。 でも、この本は何と言っても同時収録作品の『華の柩』がメインのお話でしたよ。少なくとも私にとっては。 ……なるほど。 読み終えて、更に『清澗寺家シリーズ』の深みが広がりました。 以下は『華の柩』の感想です。 『肉を喰って滅びの道を進む』『人の情を持たない』というさだめの清澗寺の血。 実は私、どうもこれが良く分からないまま読み進めてきたんです…
和泉桂 佐々成美
kurinn
シリーズで1番好きです。 なによりも実親が素敵です。何度も作中に出てくる実親の匂いが気になります。知りたい〜。 最初は狭霧を利用しようとしつつ、会うたびに愛しくなっていく過程が良いです。そして手元に置いて成長を見たいって最高ですね。 狭霧も実親の元で本来あるべき自分の生き方を、もがきながら模索して行く姿に好感が持てます。 特に実親が吉野に蟄居させられてから、兄の光則に自分の意志…
和泉桂 葛西リカコ
あーちゃん2016
葛西先生の挿絵目当てで購入。内親王の気位の高さになかなかついていけず苦戦したので中立よりの萌です。とにかく素直じゃなくって、考えが浅はかでは?と思われる高貴な受けが大丈夫な方でしたら。本編240P弱+甘め後日談10P少し。 光則(攻め)は、左大臣である親の力と自らの実力で若くして大納言の地位にありますが、妻と長子を亡くし、新たな若い女御の元へ通う気力もわかずにいます。そんな中、世を騒がす十六…
このお話は『姫君の輿入れ』のスピンオフなのですが、私、そちらを読んでいません。 あとがきで和泉さんが「前作を未読でも問題ないように努力した」と書いておられますが、全くもってその通りで、面白く最後まで読んだだけではなく、光則が実弟の狭霧との関係について後悔をするシーンが何度か挟まれている所為で『姫君の輿入れ』も読もうと思いましたですよ。「あっちの本ではどれだけ悪い奴なのか見たい」という好奇心で。 …
ふばば
「姫君の輿入れ」のスピンオフ、と言ってもいいのかな。 平安BLです。 「姫君〜」の主人公・狭霧の兄・藤原光則の物語となります。 本作だけでも読めるとは思うのですが、「姫君〜」での狭霧の秘密と、その苦悩に加担していた光則の後悔、それらが本作での光則の心境の移り変わりに大きく関係していると思うので、本作を読んだ後でも大丈夫なのでぜひ読んでみて欲しいです。 以下、「姫君〜」も絡めてのネタバレ…
てんてん
本品は『内親王の降嫁』のコミコミ特典小冊子です。 本編後、5月の端午節会にまつわるお話です。 5月の端午節会の3日間続ます。今日はその最終日となり 光則はコレから出仕しなくてはなりませんが、何となく 気乗りせず、だらだらとしていました。 ぎゅしゅの用意ができたと伝えに来た家令の文博は、光則 が三条に渡れなくて憂鬱なのだと見抜き、色恋に身を焦が す光則が珍しいと揶揄います…