和泉桂さんのレビュー一覧

暁天の彼方に降る光 下 小説

和泉桂  円陣闇丸 

出会えてよかった

上巻による極悪な引きからの下巻です。
いったい全体この人達どうなるの!? という冷や汗展開で幕開けですが、もう最初っから飛ばしてますね。
異国での受難に続く受難に、いい加減心折れそうってところで本当にぽっきり心を折って下さった和泉さんには感謝したいです。
絶望の淵で慟哭する国貴の不憫っぷりにニヤニヤ……いえ、胸が押しつぶされそうな気分になりながら読み進めてましたら、ですよねーそうきますよねー…

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情熱の甘い棘 小説

和泉桂  蓮川愛 

強気美人受け

攻め→→→→→受けのお話なのですが、この攻めが私は最初はよくわからず…いきなり冒頭で主人公を口説いて来ますが、遊びなのか本気なのか。
離婚歴が多く、ゲーム感覚で妻を落としたから手に入れたあとどうしていいかわからず離婚、という性格からは軽さが感じられてちょっと人間としてどうなのか…とも思ったり。
しかし、受けと攻め交互の視点で展開されるために、最後まで読むと両方の気持ちがはっきりわかって納得でき…

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RuTiLe souvenir Petit four グッズ

ようやく刊行!!!

当初の刊行予定日から1年以上待ち・・・の発刊でした。
途中、何度ホームページの全サ状況をチェックした事か・・・(^^;
執筆陣はさすが豪華で嬉しいのですが、目次がもう少し分かりやすいと良いかな・・・と思いました。目次が作家様のお名前と掲載ページだけだったのですが、できれば目次にも元作品のタイトルも併記されていたら、読む作品を選びやすかったな・・・と。(さすがにご掲載作家様の全作品を読んでいる訳…

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淫紋の贄 小説

和泉桂  笠井あゆみ 

続編をぜひとも出していただきたいです

和泉さんに笠井さんの挿絵。ときたら買わずにいられようか!という事で購入。内容は、というと。



殺戮や破壊といった行為を、彼らの持つ術によって請け負う外法使い。彼らの長・陸上によって両親を殺された挙句体の弱い妹を人質に取られ、自身の想いとは裏腹にそこで陸上に仕え、巫として暮らす時雨(受け)。
ある日陸上の命を受け、咒禁師・楸に近づく時雨ですが…。

というお話。

時雨が健気さ…

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欲張りなブレス 小説

和泉桂  あじみね朔生 

二人の行き着く先は?

最初は歳の差カップルが好きで読みはじめたシリーズでしたが、予想外にかなりどろどろした展開にちょっと欝々となってしまう作品。
それもようやく最終巻です。

成見のストーカーと化していたお兄ちゃんのお話も一区切りして、やっともっとラブラブしたお話が読めるかな…と思っていたら、今回もやはりちょっとアングラなお話でした。
でも仁科が今までよりもずっと成見に本気になっているのがわかるので幸せなのかな…

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絢爛―清澗寺家プレミアムブック― 小説

和泉桂  円陣闇丸 

これで最後か…

私は「夜ごと~」からハマってこのシリーズを読み続けてきましたがとうとう終わり。 円陣さんのカラーイラストから始まってそれぞれのストーリーやキャラの解説やら続き後半に書き下ろしの小説と漫画がありました。 小説は恋文のお話し。 みんなそれぞれ恋文をもらったことがないということから相手にそれを書く途中で…。 表紙のイラストはこの小説の挿絵って感じですかね。 漫画の方は深沢×和貴のお話しで、国貴の軍服を来…

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絢爛―清澗寺家プレミアムブック― 小説

和泉桂  円陣闇丸 

『清澗寺家シリーズ』を未読の方にも手に取っていただきたい作品でした

清澗寺家シリーズ完結を記念して発売されたファンブック。B5サイズの大きさに、箱が付いたかなり豪華な仕様です。表紙が!とにかく美しい!

内容も盛りだくさんです。円陣さんの描かれた清澗寺家シリーズのカラーイラストやラフ画に加え、描き下ろし漫画や書き下ろし小説も収録されていました。また、キャラクターの説明や関連図も掲載されています。なので、このシリーズのファンの方はもちろんですが、まだ読んだことが…

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束縛のルール 小説

和泉桂  あじみね朔生 

狂気じみた執着

ネガティブでかなり病んだお話なので、明るいものが読みたい時にはちょっと向かないシリーズです。
こういうの嫌いじゃないのですが、どうも攻めの仁科が優柔不断なためにスカッとしません。鬱々したお話でも最後はハッピーエンドならともか
く…成見がいつもいつも待たされすぎている気がします。
今回も気の毒な感じでした。

シリーズ3作目で前回からの続きになっており、恋人として過ごす二人に成見の兄の手が…

1

微熱のカタチ 小説

和泉桂  あじみね朔生 

歳の差カップルが良かった

受け攻めの性格は、歳の差カップルの王道な感じでとても良かったと思います。
主人公の成見は18歳なのに、台詞だけを見ると子供のよう。
反対にお相手の仁科は少しというか、かなり冷たいところもある実業家で、大人と子供、両極端な性格のカップルのよさというものがよく出ていると思いました。

仁科に見初められ、彼の経営するバーでバーテンダーとして働くことになった成見ですが、次第に仁科を好きになるものの…

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貴公子の求婚 小説

和泉桂  佐々成美 

孔雀x地味、実は鬼に金棒CP?

平安時代BL、「姫君の輿入れ」スピンオフ。
こちらのCPは、藤原将久(名家に生まれた殿上人にして古今東西の知識に秀で、その上「鬼神すら惑わす」という当代一の美男、源実親を凌駕するほどの魅力) x 小野朝家(家柄は一段低い学者一族出身で、書物だけを偏愛し頭はいいが出世欲はまるでない、冴えない貧乏公家)。

前作では、あどけない年下の受けが陵辱される展開が痛かったけど、本作は受けがしっかりした大…

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