和泉桂さんのレビュー一覧

小説リンクス6周年記念プレシャスBOOK グッズ

イラストを元にしたショート12作品

いくつか抜粋しての感想です。

夜光花「甘い薬」 イラスト:松本テマリ
保健室でもらう薬に中毒になっていく様子を見せる高校生と、保険教諭の話。危険な薬と思わせておきながら…というオチが良いなと思いました。

かわい有美子「恋愛嗜好論」 イラスト:円陣闇丸
攻×攻というテーマどおりのイケメン二人のイラスト。ストーリーが進むごとに二人の関係性が明らかになっていくのが楽しくてニヤけた作品です…

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秋のリンクスフェア2008プレミアムマガジン グッズ

漫画5・小説5の小冊子

漫画5作品、小説5作品のショート10作品です。

自分の中で一番インパクトがあったのは、稀井けんご先生の(原案:沙野風結子)「間接性交」でした。
主人公には片思いの相手がいますが、彼が好きなのが実兄。どんなセックスをするのか知りたいと泣く彼のために、主人公はその実兄に抱かれて、そのすぐ後に覚えた方法で、彼を抱く話です。切ないし、主人公が抱かれる側・抱く側の両方をするというのが、14ページで描…

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RUTILE SOUVENIR DIAMANT グッズ

コミック11作品、小説29作品の番外編

コミックは「花は咲くか」の番外編「white sleeping」以外は1ページ、小説は5~8ページです。
本編を既読している作品でいうと、本編を未読だと半分も楽しめずもったいない!という印象でした。

「明日屋商い繁盛」番外編は、花の下での二人の話。あともう少しだけ見たかった二人をちょっとだけでも垣間見られて嬉しかったです。

「失恋コレクター」の番外編「言い訳コレクター」は、同棲するこ…

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雪華は愛で蕩ける 小説

和泉桂  蓮川愛 

しぶーい攻め

大人の社交場「嘯風館」を舞台にしたシリーズ3作目。
最新刊発売を契機に購入。
1.「雪華は愛で蕩ける」  雑誌掲載分110Pほど
2.「雪華は愛で満たされる」書下ろし60P超
3.「冷たい情熱2」 書下ろし50Pほど
最新含め4作の中ではこの作品が一番好きかな。
4作目のキラキラも好きだけど、当作の渋いおっさんが良いです~

嘯風館のオーナーのシブいおっさん(お金持ち弁護士)と、

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雛鳥は愛で孵る 小説

和泉桂  蓮川愛 

小説家の先生には弱い

大人の社交場「嘯風館」を舞台にしたシリーズ2作目。
雑誌に掲載された「雛鳥は愛で孵る」130Pほど+
書下ろし「雛鳥は恋に惑う」110Pほど+
書下ろし「雛鳥は愛を告げる」6Pほど。
うぶうぶちゃんが小説家を翻弄してしまう身代わり物といったところです。
1作目のカプは一瞬しか出てこないので、これ単独でも問題ないと思います。
1作目のカプよりこっちの方が好き。なんたって小説家の先生っての…

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佳人は愛で綻びる 小説

和泉桂  蓮川愛 

幼過ぎるぼんぼん

先月最新刊が出た、「大人の社交場を舞台にしたシリーズ」の第一作。
蓮川先生がすごく好きなので、最新刊読む前に事前情報収集として
読んでみました。

どんな話なんだろうと思っていたら、なんと24歳成人男子に
「愛人になってくれたら傾きかけた会社に個人的融資をしてやる」
というお話。
アラブ物だと多少のびっくり設定は、笑って飛ばせるのですが
純日本ものだったので、ちょっとついていけなか…

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翠葉は愛で煌めく 小説

和泉桂  蓮川愛 

きらきら孔雀様

和泉先生20周年記念とのこと。最初書店で見た時の印象、「でか。ごつ。」
二段組みだったらどうしようと恐る恐る手に取りましたが、違いました。
よかった。
まるっと書き下ろし370pほど。ショートなし。
できればあまあま後日談を読みたかった・・・

装丁がとても素敵。(ツタが絡まっている理由は謎(笑)キレイだからよし)
カバー下には、表紙と同一絵の単色版がありました。
カラー口絵は着衣…

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子爵と冷たい華 応募者全員プレゼント折り本 グッズ

豪華すぎる全プレ

『子爵と冷たい華』の帯についている応募用紙+82円切手だけで応募できた折本(残念ながら応募はすでに終了しています)。

表紙+裏表紙に、小説部分が14Pと読み応えたっぷりの折本。正味切手代だけでいただける全プレなのに、すごいボリュームでめっちゃ嬉しい。和泉さんの読者へのサービス心に感謝感謝です。

内容は、というと。すみません、ネタバレしています。







序盤は貴久…

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この罪深き夜に 小説

和泉桂  円陣闇丸 

手に取ってよかったー!

清澗寺家シリーズ、有名なのに今まで読んだ事がなく...しかも「清潤寺家」だと思ってました。恥ずかしい。

時代物や軍艦系に弱く、新装版も出たというので購入してみました。
三角関係と捉えるのか自信がありませんが、反体制運動に与する遼一郎と家族さえ棄てて愛する人を救おうとする国貴。そんな国貴や遼を弄ぶ浅野。時代の波に逆らえないことを理解しつつもお互いの為に苦しむ2人がもどかしかった。こんなにも「…

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鳥籠 小説

和泉桂  雪路凹子 

「聖」なのにエロい、っていうのが最強だと思います

電子書籍で読了。挿絵なし(雪路画伯のイラスト効果がないのが評価に影響している様な気もします)。

私にとって和泉さんのお話は「大メロドラマ」なのです。上手く塡れると怒濤のような「グォ~ッ」っていうのが攫っていってくれるのですが、何かで引っかかるとどうも上手く乗れない。
今回のお話は、悪くはないんです。どっちかって言うと好みの設定なんです。
うーん、でもどうして「グォ~ッ」が来なかったんだろ…

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