total review:268888today:23
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
38/39(合計:388件)
六青みつみ 白砂順
Maika
ネタバレ
その生い立ちのために人里離れた山奥で祖父と暮らさなければならなかった少年時代。 そしてその祖父が死んだあとは老犬のシロと二人きり。 どれだけ淋しくて辛いだろう……と思っても、紫乃はその暮らししか知らないから淋しいとも思わない。 けれどそこに突然現れた異界の人間にも等しい存在貴哉。 最初は化け物扱いで酷い扱いだったのに、それでも紫乃はひたすら貴哉に尽くす。 それが人恋しさだと思えばとても切…
つかさ
人里離れた山の中で、老犬と暮らす孤独な少年・紫乃。 崖から落ちて重症を負った青年・貴哉を助けた事で、孤独を癒します。 紫乃の顔や体には不気味な痣があり、それが原因で人里から離れて暮らしていますが、本当の理由はもっと奥深いところにあります。 貴哉から「化け物」と罵られて傷ついても、紫乃は決して看病を止めず献身的に尽くします。 若き領主だった貴哉は、身内の裏切りにより虚偽の罪に追われる立場とな…
六青みつみ
商業誌「蒼い海に秘めた恋」のサイドストーリー。 ご本人がおっしゃられていたように、エリィ救済本です。 ショアを失ってから気付いた「愛してる」という気持ちはもう遅すぎて、人前では沈着冷静なふりをしていても、独りになると悲しみに打ちひしがれるエリィ。 その描写がとても悲しくてかわいそうです。 身代わりのルースが、エリィの事を忘れないように必死になる姿も泣けてきました。 手帳に書かれた言葉…
商業誌「ruin -傷-」の前作となる作品です。 できれば「一枚の絵」を読んでから「ruin -傷-」を読んで欲しいです。 読めば何故カレスが罪の意識から自傷行為をするのかがよくわかります。 それにしても…、この話の主人公エリアの境遇は悲惨です。 ライオネルが同情してしまうのも無理はない。 貧困、差別に苦しみながらも、心まで荒まずにいられるのは不思議だけど、かなり自分を蔑んではいます…
六青みつみ 金ひかる
作家買いしている六青さん。 これを読んだときに脇カプに覚えがあり、「あぁ以前読んだな」と思いました。 何というタイトルか思い出せなくて、六青さんの商業誌を検索しまくったのですが出てこない……なんで? 間違いなく読んだよ~~と悶えること半日。 やっと気づいた、これ同人誌で読んだんだったorz めったに同人誌には手を出さないので忘れてました。 ただその話は凄く面白そうだったので、特別に…
あけみ
相も変わらず、受けちゃんが非常に悲惨な目に遭ってます。この受け悲惨設定は、六青さんではデフォルトです。今回は、強姦だけでは終わらず、わかっていて大好きな人・ライオネルのために自ら陵辱されに赴くんです。 わかってやっていることとは言え、かなり破壊的な行為です。カレスにとって自分より大事なライオネルですが、ライオネルはその想いに応えることは絶対にありません。ホント、バカだよ……。ってか、ライオネル鈍…
痛いほど切なかったです。 ずっと側にいたのに…「好き」という気持ちに気付いた時、その人は別の男の子を好きになっていたなんて。 カレスが好きになった人は、幼い頃からずっとそばにいた人で、次期領主。 彼の役に立つ仕事をして側に居続けたい…たとえ叶わぬ恋でも、彼の為なら自分だって犠牲になれる。 彼が選んだ恋人が、自分のせいで治らぬ病に陥ってしまったのなら、自分も同じように傷付こう。 そんな…
六青みつみ 藤たまき
切ないのが好き、という方にはオススメしたい作品です。 このお話の世界観は独特でして、私は「水没した未来の地球」という認識で読ませいただきました。 感染すれば助からない水腐病が蔓延する世界、その難病の抗体を世界で唯一自身に持っているショアが、新薬開発の為に15年も人体実験され続ける様子は本当に痛々しい。 研究所に隔離され外界を知らないショアが、信じていた保護者エリィに裏切られさらにボロボロに……
六青みつみ 樋口ゆうり
むつこ
ストーリー自体は好きです。 10年間の片思い。「一番近い友人」という位置でストイックに本心を隠し続けてる。 この設定は間違いなく私の萌えポイントなんですが、なぜか合わなかった。 たぶん心理の説明が過剰すぎるからだと思う。 好みの問題だとは思うんですが、さらっと書いてほしい部分をくどくどと書かれると、さめてしまうんだよね。 抑制のきいたものが好きなんです。 往来で堂々と抱き合う姿より、抱き合いたいの…
六青さんのデフォルト、受けがよってたかって酷い目に遭う。これもそうです~。 育っていく間でさえ、なかなか可哀想な目に遭っているリィトなのに、死にかけていたリィトを助け一緒に旅をすることになった大好きなグリフィスにも、身代わりを頼まれるんですね、命をかけた……。このことが、二人をすれ違わせちゃうし。 ホント“言葉の足りない攻め”は、困りものです。 そこに“健気な受け”と来れば、切ない設定に輪が…