六青みつみさんのレビュー一覧

輪廻の花 ~300年の片恋~ 小説

六青みつみ  みずかねりょう 

運命に翻弄され、導かれた二人の平穏な幸せが最高

ファンタジーはほとんど初めてでしたが、壮大なストーリーと、繊細な心理描写に惹かれ、一気に読みました。素晴らしい作品でした。表紙もうっとりするほど素敵でした。

風景描写も細やかで、満天の星のような光苔の美しい発光のシーンなど、目に浮かぶようで素晴らしかったです。

幼少期のカイエンはほんとに不憫で可哀想でした。
感情を押し殺すように育てられてきたカイエン。王が亡くなった時にカイエンの言葉…

0

リスペクト・キス 小説

六青みつみ  樋口ゆうり 

攻めザマァ面白かったーー!!!

六青先生の現代物、数は少ないですが(先生の著作はファンタジーが多い)どれも抜群に面白くてオススメです。

前半後半とふたつお話がありまして、それぞれに攻めザマァ要素がございます(前半のが強いかな)
攻めの過去の所業が自分の首を絞める因果応報系の美味しい展開でして、受けの心情吐露シーンはもっとやってもよかったのでは?ってぐらいスカッとします。
耐え忍ぶ系の受けなのですが、ウジウジしてる理由も…

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「鳴けない小鳥と贖いの王」番外編『鳴かない小鳥と秘密の贈り物』 小説

六青みつみ  稲荷家房之介 

これでこその番外編

きゃー!めっちゃ良かった!!
ルルが健気で、しかもフワフワのピヨピヨがいっぱいで……たくさん癒されました(*´︶`*)♡

本編から3年後くらいのお話になってるアフターストーリーです。
幸せいっぱいのその後にムフフ。これでこその番外編ですね、最高でした!
本編では切ないシーンがいっぱいありましたが、こちらは皆無。クラウスとルルのラブラブな生活が垣間見えました^ ^
そんな2人に訪れる更…

3

王様と幸福の青い鳥 小説

六青みつみ  花小蒔朔衣 

ハンカチを用意してから読みましょう

泣きました…。ハンカチを用意してなかったので頬がべしょべしょです。
六青先生のお話なので、それはもう受けは健気で不遇な出自で…つらい目に合うんだろうなぁ…と心構えをしてから拝読しました。予想以上でした。主人公の過去が凄惨すぎる…冒頭からひどい目にあってる様子でヒィィと思ってたのですが、後からわかる事実にうわーっとなりました。
健気すぎる主人公、ひどい目にあってきたからこれからはしあわせにーーー…

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至福の庭~ラヴ・アゲイン~ 小説

六青みつみ  樋口ゆうり 

六青先生の現代物!

六青先生といえばファンタジー作品というイメージがあったのですが、今作の現代物も素晴らしかったです。

これはかなりの攻めザマァと言いますか。健気可哀想受け&攻めが後悔する話がお好きな方はにはたまらん作品になってます。
ほんと、過去の攻めが嫌なやつで、そのせいで受けはとんでもなく可哀想な目にあってしまいます。本当に受けは何にも悪くないのに…(輪姦の描写がありますので、苦手な方はご注意を…

2

偽りの王子と黒鋼の騎士 小説

六青みつみ  稲荷家房之介 

ずっとボロ泣き。読んだあとの満足感がすごかったので神評価です。

護衛騎士のグレイルと我儘王子のシオン(エリュシオン)の話。
今までは我儘を我儘だと思わず自由に振る舞っていたエリュシオンが魔法の水鏡をみて、運命が一変します。
この水鏡をみてから本物の王子が現れ自分は偽物の烙印をおされ外にだされます。

どうしようっていうくらい泣いた。
何も知らず我儘だったシオンがこれでもかっていうくらいひどい目にあいます。
最初の400ページくらいはずっとボロ泣きだ…

1

寄せては返す波のように 小説

六青みつみ  藤たまき 

不器用な大人のみっともなさ

スピンオフ元を読んで、エリィことエルリンクのあまりの不器用さにああー…となり、彼が主役の作品も読んでみたいと手に取りました。
切なさとままならなさは流石六青先生と言いますか、どちらも甲乙付け難い切ないものがあったのですが、設定と展開的には前作の方がドラマチックで惹かれるものがあったかな。

記憶障害を患っていて、短時間しか物事を記憶しておけない少年・ルース。
この、忘れてしまうという設定が…

0

蒼い海に秘めた恋 小説

六青みつみ  藤たまき 

受けの幸せを願ってやまない

はー…時間を忘れて読み耽る面白さでした。
果たして面白いという言葉が正しいのかどうか…終始あまりにも切ないんですよ。
この切ない世界観は六青先生にしか描けないでしょう。
悲しくなるくらい切ないのだけれど、ショアの行く末を見守らずにはいられないとページを捲りたくなる。一気読みでした。
都市が水に沈んでいるという設定も魅力的でしたね。

もう、もうですね、読めば読むほどショアという青年に肩…

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ruin -傷- 小説

六青みつみ  金ひかる 

六青先生についていきます!!!

本当は数日に分けて読もうと思ったのに一気に読み切ってしまった。
この作品を読んで、六青先生の作品全て読もうと決意しました。

後から気づいたんですが、こちらスピンオフ?作品なんですね。元というか前作を読んでなかったのですが、話を読む上では特に問題はなかったです。

六青先生の作品の受けは大抵、可哀想で健気なんですが、私が読んできた六青先生作品の中でもカレスは別格で可哀想。
何度も鈍感な…

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愛しいリディルとグシオンと側近。

尾上与一先生「花降る王子の婚礼」より『花降る王子と小さき花』
魔力を使いつつ身体を維持しようとした結果、小さくなってしまったリディル。
グシオンの愛が嬉しい。
何度も惚れ直す( ´∀`)
苦労してそうなカルカも想像して笑いがにじんだり。
やはりリディル達のお話は大好きです。


菅野彰先生「毎日晴天!」より『新担当はひとりで踊る』
結果、ひとりで大騒ぎしていた新担当さん。

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