六芦かえでさんのレビュー一覧

遠い国の小さな花嫁 小説

あべちか  六芦かえで 

ほっこりファンタジーだと思ったら

あらすじ斜め読みかつ‘あ、なんか子育てファンタジね、好き好き’と見切りで購入。
ちょっとお高いわ~と思ったけど、全然お値段相応の内容でした。

エンタメBLというか、戦闘モノSFというか、さらに子育モノかつ
身分差・体格差etcといった萌え要素も織り込んでいて、非常に個人的好みをついてきます。
なにこれ面白いとよくよく本書のあおり文言をみると「~戦うお嫁さんファンタジー」とちゃんと書いて…

10

遠い国の小さな花嫁 コミコミ特典SS小冊子 おとぎばなし グッズ

ところ変われば

本品は『遠い国の小さな花嫁』のコミコミ特典小冊子です。

本編後、おとぎばなしについてのお話です。

サガルはローランに嫁いできて不思議に思っている事がありました。
誰に相談していいかわからず、自分の思いすごしかも知れないと思う
し、自分が気にしなければいいだけのことだともおもいますが、
何か変だなという思いが消えません。

刈り取った羊の毛を毛糸にするための作業をしていたサガル…

1

遠い国の小さな花嫁 小説

あべちか  六芦かえで 

可愛い花嫁モノではありません

今回は平民ながら自国の流通の要を担う子持ちの貿易商と
遠い国から嫁いできた訳ありそうな青年のお話です。

身分制度に縛られる攻様が妻に迎えた受様の事情に巻き込まれながら
苦難を超えて親子3人の幸せを掴むまでと後日談的短編2本を収録。

攻様の育った北の国の田舎町の男達は一年の大半を出稼ぎに出、家族
とは冬の一時のみ過ごす生活をしています。

攻様が継いだ家は代々王都での行商と貴…

9

千年皇帝 ~最後の花嫁~ 小説

月東湊  六芦かえで 

不憫健気といえば受ですが……

中華風輪廻転生もの。
時を超えての恋の成就って浪漫ですよね、大好きです。
しかも中華! 皇帝! 幻獣! なにこれ好きのてんこもり!
設定だけでも萌えるような言葉が飛び交うのですが、中身がこれまた良かったです。

受は800年前に攻と友人だったのですが戦によって命を落とし、攻が身の内に飼っていた幻獣と契約をすることによって受の魂を遥か未来に飛ばしてしまいます。
その代償として攻は色々と苦…

1

約束 小説

可南さらさ  六芦かえで 

大丈夫

記憶喪失ものを読むたび思うのは、死んでなければ大丈夫ということ。
颯と有也はお互いの想いを確かめ合ったところで、颯が事故に遭いそれっきりになってしまったけど、生きていたおかげで再会出来、もう一度恋に落ちた。
終始、有也視点だけど、それでも颯が有也を大好きなことは夏の章から充分伝わってきたので、再会後、また有也に惹かれても当然に思えた。

鵜飼の正体が意外だった。
颯の代弁をするなら「もっ…

1

恋膳王子は新米猫をほっとけない コミコミ特典SS小冊子 Happy Valentine's Day!! グッズ

モテる恋人を持つと大変なのです

本品は『恋膳王子は新米猫をほっとけない』のコミコミ特典小冊子
です。

本編後、バレンタインデーのお話です。

陸の恋人である統司には手相でいうところの「モテ線」をもつ男の
1人です。手相を見られることが嫌いな統司ですが、陸がたまたま覗い
た時に、件の線がくっきりと表れているのを捕えてしまったのです。

モテ男に人生何度目になるかは知らないけれど、統司にはかなり大き
めの「モ…

0

恋膳王子は新米猫をほっとけない 小説

榛名悠  六芦かえで 

縁あれば千里

今回は元フレンチシェフの板前と元占い師の若女将代理のお話です。

受様視点でくたびれていた旅館と温泉街が再び活気づくまでと
攻様視点で恋人として結ばれるまでの悶々を描いた短編を収録。

受様は占い養成学校を卒業し、本格的に移送占いを初めて3年目の占い
師です。お客様から「愛すべき童顔」と言われ、「アイドル占い師」
と揶揄われる外見がコンプレックスですが、基本的にポジティブ思考
で…

2

恋膳王子は新米猫をほっとけない 小説

榛名悠  六芦かえで 

猫はにゃあにゃあ喋る

六芦先生の挿絵狙いで購入。さらっと読めましたが受けが元気ちゃんでやや苦手だったので申し訳ないです、中立にしました。表紙にいる猫ちゃんも割合ご活躍な若女将奮闘記といった感じのお話、本編300Pほど+本編途中の部分で攻め視点のお話9P+あとがき。

占いブースで手相を見て生計をたてている陸。客の途切れた時間に同業者のどすこい太郎にタロットで占ってもらうと、「ここじゃない別のところで、必要としている…

3

身代わり花嫁は月下に愛を誓う 小説

野原滋  六芦かえで 

ハラハラした展開

伶偉が後宮で出会った壬氏が誰なのかは読んでいて直ぐに気がつくと思います。

姉の春燕の代わりに皇太子妃候補として後宮に入った伶偉は健気の一言でした。

伶偉は控えめで芯の強い子でした。妃候補の女人の醜い争いばかりだったので、余計に性格の良さが分かりました。皇太子(旭宇)が伶偉に惹かれて行くのが、必然だったと思います。

旭宇が伶偉が弟の方だと知っても気持ちが揺らぐ事が無かったのと、宗の…

1

身代わり花嫁は月下に愛を誓う 小説

野原滋  六芦かえで 

まもるために必死

先生買い。受けがええ子やったけど、めっちゃ惹かれるかと言われると?だったので萌にしました。野原先生お好きな方でしたら、安心しておススメできます!本編260P超+後日談16P+あとがき。

1歳年上の姉の春燕と両親とで織物、染色を生業とし生計をたてている伶偉(りんうぇい)。とても素晴らしい織物を仕立てていて皇帝に献上していたこともあったのですが、祖父の代の時に事件に巻き込まれ、以降はなかなか引き…

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