鈴木あみさんのレビュー一覧

恋と戦争~前火に堕ちる騎士~ 小説

鈴木あみ  香坂あきほ 

まさかのシリーズ前編

結構分厚い書籍でまさかの前編で少々ビックリしてしまいました。
最後に後編のプロローグ的な流れが若干描かれていて、最後の最後まで気が抜けない話。

内容は架空の海外もので、タイトルでも解る通り騎士が出てくる時代背景で、
主役二人が暮らす王国の王がゲイって言うかバイ設定で不仲の王妃がいるけれど
実はお稚児好きみたいな王様なのか、何人もの若者をはべらせていて、毎回相手は変わり
その中で唯一1…

8

婀娜めく華、手折られる罪 小説

鈴木あみ  樹要 

女王様というよりツンツンお姫様

花降桜シリーズ4作目です。
遊廓に売った男に水揚げされた椿。
憎い男のはずなのに何度も通われ、御門の過去や甘やかされるうちに御門が気になり始めてきて…という話。

とにかく御門が椿を甘やかしまくってます。
水揚げの時に慣れない身体に挿入されてボロボロ泣く椿を見てやめようとしたり、最初から結構優しかったですね。
椿の性格もハッキリしていてウジウジしてないところが良かった。
遊郭物と聞く…

0

白き褥の淫らな純愛 小説

鈴木あみ  樹要 

癒されるおバカ・・・なのに淫らな身体って・・!

鼻血で出血死しちゃうじゃないですか!!
でもとっても良いと思います。

そう、身体は淫らだけど、心は純情なんです。
今回もタイトルが秀逸ですね。
どなたがつけてるのかしら。


まぁそんなとこはさておき、感想をば。

受けの撫菜ちゃんの素直さで愛嬌のある所では、可愛らしさに読者のこちらもにこやかになります。
ですが、床に入る場面になると、淫らな身体が抑えられない・・・。

3

愛しき爪の綾なす濡れごと 小説

鈴木あみ  樹要 

成熟された秘すべき想い

シリーズの中でも超人気カップル・綺蝶×蜻蛉のお話です。
私は別にそこまで入れ込むほど好きなカップルではありませんでした。事実、この巻が刊行されたときは「この二人本当に人気なんだなぁ。まぁ読んでみるかな。」としか思いませんでしたし。

感想としては、読んでみてよかったです。「愛で痴れる~」では世渡上手なわりに超絶面食いだと思っていた綺蝶像が、今作の綺蝶目線を読むことでいい意味で裏切られました。…

1

愛で痴れる夜の純情 小説

鈴木あみ  樹要 

店の双壁同士の恋模様

美貌の双壁…萌えをくすぐられる言葉ですね。

蜻蛉は壮絶な美しさでまさに傾城という見た目ですが、反して精神面では大分幼さが残ってるなという感じを受けました。幼いころに見世に売られたなら辛酸をなめさせられ、精神面でも少しは擦れた部分があってもいいだろうに…。何でもかんでも綺蝶が手助けしたせいもあるんでしょうね。…そう考えると綺蝶って相手に尽くしすぎて、逆に相手をダメ人間にしちゃうタイプなのかしら…

3

恋煩う夜降ちの手遊び 小説

鈴木あみ  樹要 

美貌の白蛇と良家出身の野暮天とのシーソーゲーム

大人気花降桜シリーズの第十弾。

客あしらい、芸事や恵まれた美貌と娼妓のお手本になるような妓、藤野。
白蛇のような絡みつくような妖しい艶めかしさを持つベテランです。

お相手は代々政治家を輩出する名家の諏訪さん。
こちらは三世議員と地元の基盤ががっちりと固まっており、盤石。またハンサムな顔立ちから婦人票も多く集めて当選した新人議員さま。

お話の内容はあらすじが書いてあるので省略し…

4

婀娜めく華、手折られる罪 小説

鈴木あみ  樹要 

勝ち気なお姫様に見せて、意地っ張りなだけだったり

前作「夜の帳、儚き柔肌」にて主人公忍に色々な意地悪をしている(ように見えた)同輩の椿ちゃんにスポットがあたったお話です。
カップルとしてはヤクザ×娼妓という、花降桜シリーズの中ではある意味一番らしいカップルですね。


私は結構忍ちゃん贔屓なので、ちょいちょいイケズなことを言ってくる椿ちゃんにはあまりいい印象がありませんでした。ですので今作が販売された時も「あー、今回は椿ちゃんなのねー…。…

2

男の結婚 書下ろしペーパー グッズ

あまあま後日談。

本編は水季のキャラクターがどうにも嫌でたまらなくて、イライラし通しのまま読み終わりました。
まあ、なんとかいったん気持ちをリセットしてこのペーパー読みましたが・・・う~ん、これだけ見れば『あまあまバカップルのいちゃいちゃ』です。それだけですが、別に悪くはないですよ。甘くてラブラブで可愛かったし。

ただ、こちらに限ったことではありませんが、おまけペーパーというのは本編が好きで面白いからこそ意…

0

男の結婚 小説

鈴木あみ  香林セージ 

設定だけでした。

『セレブなゲイの街』という設定は面白いと思います。でもそれだけ。
作品としては、つまらないというよりも好みじゃなかったです。←まあ、正直言って中身はないと思いますが、それだけでダメなわけじゃないので。

とにかく、キャラクターに魅力を感じませんでした。特に水季(受)があまりにも身勝手すぎて、もう鬱陶しくてイライラしっ放し。いい年してここまで自分(と弟)のことしか見えてないって、そりゃアン…

0

真冬のパンツまつり(合同誌) 小説

水壬楓子  鈴木あみ 

世の中には色々なパンツがあるのですね。

水壬さん・鈴木あみさんの合同パンツ本・第二弾です。
表表紙も裏表紙も、気軽に置いておけないパンツが前面に出ている仕上がりの同人誌です。
鈴木あみさんが自分で購入して撮影したそうです。
これは読む場所に気を使いますね。

まずは『ヒョウとゾウ』
これ、花降楼シリーズの上杉先生と玉芙蓉のお話なんです!
後半に諏訪さんと藤野も出てきます。
私、このシリーズで上杉先生と玉芙蓉のお話が一番好…

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