陵クミコさんのレビュー一覧

スペアの恋 小説

椎崎夕  陵クミコ 

ご都合展開すぎwしかしなぜか許せるw

BL界にはおよそ偶然とは言い難い「ご都合すぎる」展開が数多くありますが、
コレはもはやご都合が露骨すぎて笑えてしまうレベルです。

図式化すると…
受けが玄関先で倒れていた→隣の家で面倒見てもらう→隣んちのチビがなついたから
(すでにこのあたりでかなり香ばしいw)→隣んち無愛想すぎ→でもチビが受けに懐いたんでガキの面倒見てくれとか→なにげに隣んち、過去にいろいろあったらしく→実は受けもゲ…

2

あいつのドレイ!? 小説

森本あき  陵クミコ 

意地の張りすぎは

時間の無駄。

前半「あいつのドレイ」は不毛な意地の張り合いと、その訳は?な、カップル成立編。
後半「ドレイから昇格」は、つきあい始めたのはいいけれど、なかなか素直になれなくて。
そして、時間を無駄にしていたことに気付いて、あとはまっしぐら編。

お話としては、かわいく、わかりやすくまとまっていて読みやすい、いわゆる王道BLです。
「あいつのドレイ」編の、桜祭りでの出店のエピソードも…

0

ラブストーリーまであとどのくらい? 小説

砂原糖子  陵クミコ 

「普通のBL展開」に見せかけて、可笑しくて可愛い話

「ラブストーリーで会いましょう」で登場した森尾くんと滝村さんの話です。
前から気になっていたキャラ達ですので、多少のバイアスがあるかもしれませんが最高に楽しかったです。

話の始まりはまったくありきたりな、受が攻に口説かれて口説かれてうっかりアレまでされて関係をもってしまったんですが、ここからの展開はめったに見たことがないです。
だって、「責任を取ってください」ですよ?
うろたえながら責…

4

淡雪 小説

真崎ひかる  陵クミコ 

無理をして笑うな

これはシリーズモノです。
この本だけでも分かります。
主人公の受けが 痛々しい男子に感じました。
いつも引きつり笑いで ニコニコ笑っている。
笑いたくも無いのに。
攻めとは バイトが一緒でどんどん距離が近づきます。
受けは 攻めに重大な秘密を持っている。
だから 攻めの顔色をうかがってばかり。
かなりシリアスな事がからんでくるわけです。
受けが必死で隠そうとしています。
お互い…

2

ポケットに虹のかけら 小説

久我有加  陵クミコ 

関西弁じゃありません

久我さんにしては非常に珍しい。
久我さんといえば関西弁で、普段はその関西設定がとっても好きなのですが、それでも、この作品は、関西設定じゃないからこそ、敢えて「神」に。

亮介がすごくいい子です。
はっきり言って、天使です。
本人にそんな自覚がないところもいい。
そんな亮介に、まわりのみんなは救われている。
本人はそんなことに全く自覚がないのに。

人間、感謝して生きるのって大事で…

2

イノセンス ~幼馴染み~ 小説

砂原糖子  陵クミコ 

純粋無垢とは

主人公の睦は皆様が言っているように学習障害?発達障害?の障害者です。
子供のころから変わらない睦は、幼馴染の来栖からしたら子供のような無垢な存在。
睦の事が好きだから余計に彼が純粋に見えてしまうのかもしれない。
『恋』という意味での好きが睦にはよくわからないですから、自分の好きと睦の好きは別だと思いこんでしまう。
一生片思いのままなのではないかと苦悩しています。
睦は来栖のことが大好きで…

9

プラチナBOOK 01 プラチナフェア2012 グッズ

優れものの番外編

「移り香」と「下僕には極上ミルクを」の番外編はショートなのに読者のハートを
擽る内容でかなりいい感じでしたね。
「移り香」の禁忌兄弟篇は、不遜な弟が、風邪で熱を出して、折角2週間ぶりでの
兄とのデートが出来なくなってしまった哀れな様子&思いがけない胸キュンラブ。
意地っ張りで素直になれない弟が弱ってるせいで、本音をポロリ、受ける兄は
頬を染める・・・う~ん甘い雰囲気でしたね。
「下僕に…

0

プラチナBOOK 01 プラチナフェア2012 グッズ

綿棒は万能なんです♪

プラチナフェア2012の01は、陥没乳首とミルクの番外編と、禁忌兄弟モノの番外編の2本が収録。
バーバラさんの下僕ミルク目当てです♪
いやぁ~、笑いました、ニヤニヤしました、吹き出しました!!
勤務先の化粧品メーカーの御曹司で恋人の裕貴と一緒に暮らしている営業の坪井。
裕貴の乳首には秘密があるんですが(本編参照)それが陥没乳首でもあるんですw
化粧品メーカーに勤めている裕貴ですから、もち…

0

ポケットに虹のかけら 小説

久我有加  陵クミコ 

脇役が気になる!

家族を相次いでなくし、残った闇金融への借金のカタに
ヤクザの息のかかった探偵事務所でただ働きさせられている亮介。
自分が直接手を下す訳ではないけど、後味の悪い仕事も少なくない。
そんな日々の中、調査のマルタイ(対象者)として小学校の同級生アリトモに再会するが、
ヤクザ絡みの事務所に舞い込む依頼なんて、碌なもんじゃないに決まっている…
身分を隠して接触していくうちに、アリトモに会えることが…

4

マリッジブルー症候群 小説

日向唯稀  陵クミコ 

ほんとに我慢を強いられたのは攻め様の巻

疑似ファミリー内恋愛事情を背景にしたコミカル嫁入りラブストーリーです。
年の差カップルで、既に養子縁組してる親子関係の二人が幼い時からの約束が実現する
までのお話なんですが、日向節が至る所にちりばめられているようでした。

17年前にビジュアルバンドでメジャーデビュー目前だった攻め様たちのグループが
受け様の両親で、バンドのメインボーカルの母とリーダーだった父親二人の事故死で
幻のバン…

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