陵クミコさんのレビュー一覧

さよならは言わせない コミコミ特典SS小冊子 初体験 グッズ

無自覚の独占欲

本品は『さよならは言わせない』のコミコミ特典小冊子です。

本編後、鼎が料理に挑戦するお話です。

鼎との恋が実り、
医療事務の資格を目標に定めた夏芽に
鼎は可能な限りの応援を申し出てくれます。

中華料理店のアルバイトを週3日に減らして
勉強する時間に当てていますが
鼎と同居した事で家賃や光熱費といった負担が減り
余裕ができた夏芽は可能な限り家事を引受けています。

そ…

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さよならは言わせない 小説

真崎ひかる  陵クミコ 

大切な人だからこそ

今回は大病院の跡取りの研修医と素行のよくない高校生のお話です。

攻様を助けた事で知り合った受様が別れを経て再び心を繋ぐまで
と恋人になってからの後日談を収録。

受様はあまり素行がいいとは言えない高校生です。
今夜も呼び出しを受けて終電間近の繁華街に出向きますが
ドタキャンされて仕方なく帰りかけたところで
ガラの悪い男達に囲まれている男性を見つけ、
ドタキャンの八つ当たりを兼ね…

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恋する若頭 小説

野原滋  陵クミコ 

いつどこを好きになったの?

既出の設定と既出のエピソードを組み合わせて上手くまとめたような一作。特色の無さが惜しい。
キャラ萌えもなし、受けの眞田は毒のないほわほわイイコちゃんでまさにBLキャラ、攻めの伊吹は強面なはずなのに挿絵は腑抜けた面で拍子抜け。
口下手というのはこのタイプの話の進行において非常に便利に使える設定だな、と思った。

内気強面男が頑張っていたが、一目惚れシーンがエピソードとして弱く、ストーキングま…

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さよならは言わせない 小説

真崎ひかる  陵クミコ 

お人好しと甘え下手の再会

2020年刊、電子書籍にて購入。
やっぱ挿絵付きっていいねぇ…

二人が知り合ったきっかけとして、複数のチンピラに絡まれ、たかられそうになっていた鼎(カナエ)を夏芽が助けた事から始まる。
小柄なのに元気な夏芽に先に惹かれたのはカナエのほうだった。
彼が頑張って夏芽と会う機会を作って食事を共にしようとする様子は、執着とまではいかなくとも何だか頼りなく大人げない。
しかし夏芽はカナエは年上…

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さよならは言わせない 小説

真崎ひかる  陵クミコ 

隠せない想い

真崎先生なので安心して購入。王道中の王道と感じましたが、今の気分的に良かったみたいで萌2よりの萌にしました。先生のあとがきによると「前世紀風昼メロ」。ぴったりです。意地っ張り、強がり受けがお好きな方でしたら良いのではと思ったお話、本編260P超+後日談13P+あとがき。

終電近くの繁華街で、予定していた用事が無くなって手持無沙汰になった夏芽(なつめ)。3対1で絡まれている人を見かけ、八つ当た…

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神さま、お願い ~恋する狐の十年愛~ 小説

名倉和希  陵クミコ 

好みの問題

すごく一途な十年愛です。
……が、私の好みではなかったです。

受けのサトはとても可愛くて、自分の命と引き換えに人間に化ける神通力を得た健気な狐のもののけ。
たった十年の間にどんどん年老いていく姿は痛々しく、とても切なかったです。

ただ、なぜ愛する壮志に本当のことを明かさないのか?
自分が狐のサトだと隠して傍にいて、終いには黙って離れていく…という行為を繰り返すことに納得ができなか…

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人気俳優の義弟が俺を溺愛しすぎる 小説

chi-co  陵クミコ 

溺愛とは…

タイトル通りのような気もするし、私の中の溺愛ものの括りとはちょっと違う気もします。
あくまでも個人的にですが、非常に惜しい部分が多い作品でした。

人気俳優の義弟とありますが、正しくは元義弟でしょうか。
幼い頃に女優である怜の母親と、商店街で花屋を営む奏太の父親が再婚。
8歳の頃から、中学を卒業するまでの7年間、同い年の義兄弟だった2人。
両親が結婚関係を解消した現在は他人ですし、連絡…

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神さま、お願い ~恋する狐の十年愛~ 小説

名倉和希  陵クミコ 

純愛に涙(ノ_<。)

 何度読んでも、ラスト辺りで涙腺をやられます(ノ_<。)
以下、がっつりネタバレしながら愛を叫びます。



受け様は、狐のあやかしの佐登。
攻め様は、夏休みを利用して佐登が住む山の近くの祖母宅に遊びに来ていた壮志。

2人はすっかり仲良くなり、来年の夏休みに会う約束をして、さよならをする。

 両親の離婚で、祖母の所へ行けなくなり、壮志は佐登との約束を守れないまま5年が過ぎる…

1

イミテーション・ロマンス 小説

きたざわ尋子  陵クミコ 

不和が転じて…

2015年刊。
スピンオフというよりも続編として話が進行しているので、先に『イミテーション・プリンス』を読んでおいたほうがいい。
自分も最初「おっっ!!義理の兄×弟(・∀・)」って飛び付いたものの、初っぱなつまづいたからね。

智紀はかつての冷え切った家族関係に心を痛めつつ、特によそよそしい態度の義理兄・和志を気にしながら好きだという自覚が芽生えていく…
と想像していたが、そんな展開じゃ…

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イミテーション・プリンス 小説

きたざわ尋子  陵クミコ 

肉親運がない者同士の縁

2014年刊。
実は先に『イミテーション・ロマンス』から読もうとしたのだが、数ページで引っ掛かりを感じてしまい、急遽こちらも取り寄せたのだった。
(しばらくの間積んでしまったけれどね…)
この話、年老いた資産家の孫を探しているという切り出しから入るから、確かにこちらから先に読んで正解だった。
登場人物の一人、須田の意地の悪い人柄ってのも早々に分かって良かったし。

母親を亡くしてからの…

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