陸裕千景子さんのレビュー一覧

狐に嫁入り 小説

天野かづき  陸裕千景子 

戸惑いが消えた時に不安になる訳

これはケモノ耳&もふもふ尻尾の可愛くて切ない狐の嫁入りストーリーで
とっても良かったですね。
個人的にシッポやピクピクしてる耳があるだけ高評価になってしまうので
あまりあてにはならないのですが(笑)

両親を事故で亡くして施設で育った受け様が高校を卒業して社会人として
働く事になった会社が入社前に突然社長の夜逃げでダメになった受け様は
子供の頃に一人で遊びに出かけたお社で、大好きだっ…

3

ひそやかな微熱 小説

きたざわ尋子  陸裕千景子 

いろいろひっくるめた評価

んー、やっぱりきたざわさんってちょっと苦手な作風かも。

あらすじは他の方が書いているので割愛します。ストーリー自体は無理が少ないしまあこうなるよね、というのもわかるのですが、受けの景があまり好きになれなかったためどうしても評価が下がります。

こういう何かを諦めきって厭世的なキャラがそもそも好きじゃないです。特に景のようになよっちいタイプがそうだと正直イライラします。きたざわさんの作品にはよくい…

2

悪徳の褥 小説

中原一也  陸裕千景子 

何よりも誰よりも欲しいから裏切る

読みやすいなんちゃってヤクザものが多いBLですが、この作品はオールハード系で
甘さが感じられないヤクザものでした。
でも、だからと言って任侠的なヤクザものと言う古臭さもないんです。
強いて言うなら新興ヤクザの無茶ぶりでしょうか。

組の若頭の攻め様とその右腕と言われる受け様の愛憎劇みたいなノリでもあるお話。
親殺しの噂を聞きつけ、25才の攻め様にスカウトされた18才の受け様。
受け様…

2

悪徳の褥 小説

中原一也  陸裕千景子 

兄貴もワルよのぉ~

最近目にするヤクザものはスマートな経済ヤクザだったり、嫁に頭があがらないとか(w)、アットホームやくざとか、エロやくざとか、それでもカッコイイやくざが多かったような気がしますが、今回はワルなやくざです!
久々に、絶倫ではあるけれどフェロモンおやじでもあるけれど、おちゃらけてない獣のようなあこぎなヤクザ世界がかなりシリアスに描かれていました。
読む人によっては、スッキリしない後味もあったりするか…

9

食わせ者の純愛論 ~准教授 溝部孝蔵~ 小説

chi-co  陸裕千景子 

わん!

前回の、杉崎先生の話が面白かったので、ずっと読みたいと
ウズウズしていたこの作品(*´∀`*)面白かった。
もちろん、前回の杉崎先生みたいなトンチキな感じではないものの
強引にのしかかられて、懐かれて。
そんな気なんてこれっぽっちもなかったのに、いつの間にか目が離せなくなって
いつのまにかそばに居ないことが不安になって。
トンと気づいたら落とされている的なそんな先生が可愛かった。
落…

0

魔法使いの食卓 小説

谷崎泉  陸裕千景子 

えっ?……終わり?

大好きな谷崎先生の作品という事で、じっくり読ませて頂きました。
一冊完結だと思い込んで読み始めたのですが、途中でこれは続き物だなと解りました。

谷崎先生いつもの展開ですよね(笑)

瞳(受)の失業後の身の振り方、仁(攻)の正体、行方不明の父、仁の同僚ポールの存在とその背後の組織。

これらの謎は 勿論続刊で明らかになって行くんでしょうが、謎が多過ぎて続刊でも解決しなさそうですね(笑)
でも続くの…

3

猛き龍に傅かれ 小説

甲山恋子  陸裕千景子 

受け様の成長が垣間見える

「猛き龍に抱かれて」の7年ぶりくらいの続編の登場ですね。
あまりにも前だったので、思わず既刊を探して読み直してしまいました。
大学の臨時講師だった受け様も、黒社会の一員として成長してる気がする内容で
でも、シリアスな内容なのに、攻め様である仁との関係は甘いですね。

仁と共に生きる事を決め、亡き父の後を引き継ぐ形で未来の崙家の跡取りとして、
黒社会の6つの家をまとめる議長として、日々努…

1

兄弟は恋人の始まり 小説

鳩村衣杏  陸裕千景子 

表紙が好きすぎる!

表紙が可愛い~!読む前からすでに萌えてました。
でも本編読んだ後に見るとさらに楽しめるんですよ。
兄弟上等、パジャマの共用など(笑)ドーベルマンにはなるほど~と感心しながらもニヤニヤ。
お得感たっぷりの素敵な表紙です。

瑳苗が良いキャラしてますね~。特にラスト付近は色んな瑳苗の姿が見られて面白いです。告白の時の余裕ない様子がたまらん!そして再婚の裏にそんな想いがあったとは。一に対する執…

2

黄昏は魔女の時間 小説

はなさくら  陸裕千景子 

陸裕さんの少年ものは珍しいかも?

挿絵買いですみません。
好きな作家の一人、陸裕千景子さん目当てで購入しましたが、リーマンものの印象が強い陸裕さんにしては珍しい、少年主人公ものです。
アルビノ、女装、コスプレといったキーワードの挿絵は今まで記憶にないので、この絵師さん的にやはり異色作だと思います。

タイトルからしてファンタジーものかと思いましたが、普通に男の娘&コスプレものでした。(普通に、というのもおかしいですが)

0

探偵の秘めたる欲望 小説

水上ルイ  陸裕千景子 

愛しすぎて手が出せない?!

大富豪で名探偵の攻め様と、その助手で誰もを魅了(男を)する麗しい受け様との
ちょっぴりじれったい甘ラブなストーリーです。

この作家さんには珍しい3Pものか?4Pものか?!なんて展開もあるお話ですが
やっぱりそうはならない、ギリギリストップ展開なのですが、期待して読むとダメ!
でも、いつもながらに初めから二人はお互いに相愛でラブなところは安心感がある。
これも、この作家さんの持ち味なん…

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