夜光花さんのレビュー一覧

眠る劣情 小説

夜光花  高階佑 

なんつ~か・・・・・

とにかく無茶苦茶なお話で、にんともかんとも。
あ~でも、おいらの理解や想像を越える人はフツーにいるわけで、現実にありえないとは言い切れないのかもな~・・・って印象でした。

初めて読む作家さんなんですが、「先生、女 お嫌いなんですか?」って聞きたくなっちゃった。
初音(受の実妹)は、さんざん周りを引っかきまわした挙句、受に夜這いかけるし。
受の母は馬鹿で使えないし。
愛(攻の婚約者)は…

2

愛を乞う 小説

夜光花  榎本 

段階を踏んだエロなんですよ

親の事業が破綻して、身売りされてしまう子供のお話は良くありますが、「息子の便器になれ」とまで言われてしまう子供はそうそういないんではないでしょうか?
そんな、とんでもない富豪・綿貫家の息子・一輝と身売りされた子・春也の13歳から24歳までのお話です。

誰がおかしいって、綿貫おやじが一番おかしいのですが、子供を売った金でどうにか死なずに済んだ親も恥知らずで、大人がこれじゃあどうしようもないじ…

5

堕ちる花 小説

夜光花  水名瀬雅良 

兄弟ものはいいですね

兄弟ものです。が、サスペンス的な要素が前面に出てきているせいもあり、背徳感は思ったよりも薄いですね。過疎の村に根強く残る、人間のエゴが絡んだ因習。村の暗部と言えるそれが悲劇を生み出すという事態が重点的に描かれ、かなりダークな雰囲気を醸し出しています。
兄の尚吾は、そんな醜さが渦巻く村から弟の誠を引き離し、東京で同居しています。尚吾の過保護っぷり、兄弟べったりぶりが素敵。まだ想いが通じ合う前から、…

5

愛を乞う 小説

夜光花  榎本 

あらがえない運命と、幼い恋が切なかったです。

この作品、何が一番ひどい奴らかというと<大人>です。
主人公の親たちの、醜い姿。
彼らに与えられた運命に、そのレールからはずれられない子供たちの心が胸を打ちました。
しかし、夜光さん独特の淡々とした文章で、その設定がどんなに滑稽だろうと、そうなのかもしれないと暗黙に了解させられてしまいました。

13歳の春也が、親の借金のカタに売られてきたのは、会社をいくつも経営する大金持ちの綿貫家。

7

リアルライフゲーム 小説

夜光花  海老原由里 

攻「僕はセックスが嫌いなんだ」

元社長令息でお坊ちゃま育ちの主人公の佳宏は、父の会社が倒産したのちの貧乏生活に納得がいかないまま、仕事もうまくいかない日々を送っています。そんなある日、絶交していた幼馴染の平良に『リアルライフゲーム』なるボードゲームに誘われ、高校時代につるんでいた透矢、翔太と共にゲームを始めます。
『リアルライフゲーム』とは、人生ゲームのようなもの。ただし、マスに書かれた内容を必ず「リアルに」実行しなければなり…

8

忘れないでいてくれ 小説

夜光花  朝南かつみ 

要素のバランスがよく、意外とあっさりした読み口

「犯罪者は地獄に落ちればいい、自分の力を使って私刑を下すことも厭わない」という考え方のもとに超能力を行使している清涼。
かたや秦野は、「いかなる犯罪者であっても法の下で裁かれるべき」という信念の持ち主。
犯罪によって心身を深く傷つけられた過去を持つ二人だが、犯罪者に対するそれぞれのスタンスは対極といっていいほどに異なっている。

ある事件を契機に出会った二人はこの食い違いによって事あるごと…

14

愛にふれさせてくれ 小説

夜光花  ひたき 

相変わらずのヤンデレっぷり

『灼熱を呼べ』の続き。
前作で、爆弾事件に巻き込まれて失明した裕也が
アメリカで角膜移植を受けてからのお話です。

アメリカ滞在中に、見知らぬ日本人から託された手紙とメモリーカード。
そして、竜次の亡くなった叔父の恋人だった光の登場。
さらには、光を狙う暴力団幹部の笹来の黒い思惑。

この3つのお話が絡み合って
かなりごちゃごちゃした印象を受けてしまって
なかなかお話に入り込め…

1

灼熱を呼べ 小説

夜光花  ひたき 

ヤンデレ気味の攻め

受けが『調律師』と言うだけで購入してしまいましたw

高校の時に、自分の事を真剣に叱ってくれた同級生・裕也を
警察官となった今もずっと思い続けている竜次。

裕也が竜次を思う気持ちと竜次が裕也を思う気持ちの種類は
微妙に方向性が違っているんだけど
竜次の危険な行動を止める為の取引として付き合う事になった二人が
さまざまな疑惑や戸惑い、思いをやり過ごしながら
お互いがお互いを必要と…

2

忘れないでいてくれ 小説

夜光花  朝南かつみ 

サスペンス!

秦野は刑事で攻め、法律すれすれのことをしている清涼は催眠術師で受け。
ある事件の容疑者を追って催眠術師の清涼のもとを訪れる秦野刑事。出会う二人。
秦野にひどいことを言ったため、清涼は秦野に犯されてしまいます。
それでもいつしか秦野は清涼のことを好きになっていたのでした…。

とにかく、受けの性格がきついです。
頭の回転も口の回転も速い受けです。
そんな受けが自分のトラウマに立ち向かっ…

1

花の残像 小説

夜光花  高橋悠 

妄想します

真澄さまのような攻めと純粋で素直な受け

研究所の中で研究対象物として育てられた受けの巴。
そこで巴は捕獲されていた須王と出会う。
須王は巴と接触することにより研究所から逃げることができた。
数年後に須王は巴を探し出し、研究所から救い出す。
やっと自分の手元に置くことができた。
それからの巴と須王は少しづつ距離を縮めていく。
もてもての須王だが、巴は特別な存在。
そして二人は恋人…

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