夜光花さんのレビュー一覧

束縛の呪文 小説

夜光花  香坂あきほ 

面倒くさそうな恋愛

帯『おまえが俺を置いて出て行くなら監禁して縛りつけてやる!』

帯コピーは結構過激ですが、執着攻としては比較的普通位だったんじゃないかなあ。
まあ実際に拘束はしますが直ぐに開放してますし。
って、自分が執着攻に求める執着度数が高いからかもしれませんが!

読んだ感想としては面倒くさそうな恋愛だなーーって感じでした。
あ、それと夜光花さんの作品として読むとちょっと物足りないと思う。

1

七日間の囚人 小説

夜光花  あそう瑞穂 

ネタバレ注意

どこかで見たことがある設定の物語。

読み始める前から犯人を知っていたので、序盤から亮二の言動や行動に注意して読み進めていたのですが、彼はどこからどこまでが演技なんでしょう。
玖珂との会話で罪悪感を示唆したあたり、根っからの極悪人ではなさそうなんだけど。
要に対してギリギリの自制を使っているシーンが好きなんですが、あれも演技なのか。

結局、亮二が何故そこまで要に執着するのかは明確に語…

2

薔薇の奪還 小説

夜光花  奈良千春 

またまた目が離せない!

陰謀で薔薇騎士団が危機に陥り、すごく話が動いてドキワクしたのもつい最近だと思っていたのに、もう次が出て非常に嬉しー♪
騎士団を追われた啓はどうなっちゃうの?
捉えられて拷問にかけられていたラウルはどうなちゃうの?
啓の血を飲んで眠りに入っていしまったレヴインは?
啓を失った騎士団は?
他にも色々なワクワクが、今回また新たな登場人物の絡みも入り、色々な謎が明かされます!
ちょっとスぺクタ…

2

跪いて、永遠の愛を誓う。 小説

夜光花  奈良千春 

実はいい教育係の攻め

表紙がこれまたすごいですね。

優秀な秘書の攻め×甘ったれお坊ちゃんの受け。
攻めに弱みを握られる→強姦。
この作品の場合攻めがゲイだということを受けも知っているので、このあたりスムーズです。
というか、この事件が怖いです(;´Д`)そりゃビビるよ・・
まぁ悪いボンボンの更生にはこのくらい必要なのでしょう。

攻めに従わざるを得なくなった受けですが、ここで攻めはちゃんと正しい方向に…

1

愛を乞う 小説

夜光花  榎本 

思春期

攻めの一輝の性欲処理のため、父親が与えたのが受けの春也。
受けが一方的に虐げられている構図な訳ですが、実は淋しい者同士、というのがせつない。
寄り添う相手がいたことで、お互いの不幸を乗り越えられたと言えるかもしれません。お父さんのようにならなくて良かったね一輝。

まぁそういうことより私が印象に残ったのはエロのリアルさ。
最初興味のない相手にはとりあえずフェラさせる、愛着湧いたら相手に触…

3

偏愛メランコリック 小説

夜光花  蓮川愛 

偏執愛と無神経の絶妙なマッチング

夜光さんも引き出しの多い作家さんだな~とその作品を読むたびに魅力を感じる作家さんの一人だと思います。
今回人形作家が攻めとして登場するのですが、読んでるうちに剛しいら作品かと勘違いしていました(剛作品に人形モノが多いので、、汗、、)
全体の雰囲気はこれはトラウマも含んでいるもののコメディか?と思えるような随所随所に笑いを誘われて、「不浄の回廊」のような愉快さがあるかも?
1度目に読んだ時はさ…

3

薔薇の陰謀 小説

夜光花  奈良千春 

夢中になる展開に!!

もう何をどう書いていいやら、今回の巻は色々なものが大きく動いて、謎も見え始めたし、キャラ萌えはするし、色々ありすぎて書ききれません!!
お話もすごく面白くなってきましたヨ。
このシリーズの中で一番萌え萌えして熱中して、のめり込んだ巻になりました。

一番の色恋部分の軸は、薔薇騎士である啓が守護者であるレヴィンとラウルのどちらも決め切れない部分ではあると思うのですが、その感情が愛なのか、それ…

4

それが愛なのさ 小説

夜光花  門地かおり 

萌の1個は門地先生に

イラストが門地先生☆
それだけの理由で入手。

いやン、やっぱり門地センセのイラストって、なんてエロかわいい。

お話は、女装で襲い受けって、最初のシチュだけだと切なさ満載の某コノハラ作品みたいだけど、こちらはあくまでもコメディ。
貢の迷走ッぷりが、イラっとくるほど楽しい。
ネガティブなのかと思うと、チャンスには果敢に食らいつく(文字通りの意味で)し、コスプレも嫌がっているようで、似…

0

ミステリー作家串田寥生の考察 小説

夜光花  高階佑 

喰えない男だぜ、全く

『眠る劣情』で実においしいとこ取りをしていったアテ馬役だったミステリー作家が主人公の本作。
前作もそうだったけど、やっぱりこいつは・・・・喰えない男だよ~
性格が性格だけに、この本は恋愛は薄くミステリーと謎解きに重点をおいてます。

ゲイの編集者神凪の担当作家串田は、実は神凪の好みのタイプ。
だけどゲイであることも隠して担当として、飄々とした串田に振り回されている。
そんな時、次回作の…

6

凍る月~瑠璃色の夜明け~ 小説

夜光花  高橋悠 

あっさりと終わった

わたしとしては、この最終巻、残念でした。肩透かしでした。
かけあしでハッピーエンドにもっていった気がします。獣人同士の対立も、人間という共通の敵の前に棚上げされ、梁井もゴネずに須王とさしたる摩擦もなく、協力体制をとる。

今までの各章の分量からいうと、人間が敵にまわったらまわったで1冊で終わりそうもない構成に思えるのに、当初強行に敵対するかに見えた人間側(日本国家)も今まで伏線にもなかった警…

4
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