夜光花さんのレビュー一覧

凍る月~紅の契り~ 小説

夜光花  高橋悠 

1冊目の方が面白かったけどそれでも

「凍る月」シリーズの2冊目です。
前巻の終りで仄めかされた、受けの幼馴染で一番の理解者亨が獣人化したのではないか、という所からお話は始まります。

餌を前にすると獣人は殺しあう、という殺伐とした雰囲気を、受けの性格が和ませている感じでした。
そのせいで緊張感が1冊目程感じられなかったのですが、私は受けの「みんな仲良くして」という性格は嫌いではないですね。
ただ、同じ手の罠にかかるのはちょ…

2

堕ちる花 小説

夜光花  水名瀬雅良 

わぁいライトな兄弟物!

とても楽しく読みました。

とある僻地の、過疎しきった村の因習が、この作品にミステリーともホラーとも言える要素を打ち出してきます。
とはいえ、自分が予想していたほどには、その因習にどっぷり、という感じではなかったかなあ…。
ありがちなストーリーしか想像できなくてあれなんですが、「忌避していた故郷の村へ仕方なく帰省した兄弟が、村からふたたび出ることを許されずにうんぬん」みたいな、出るに出られ…

4

凍る月~漆黒の情人~ 小説

夜光花  高橋悠 

うん面白い

夜光花さんは今までに数冊読んでいて結構好きな作家さんなのですが、この作品は特に面白かったです。
元々ファンタジー小説や吸血鬼物等も大好きなので、獣人とその餌、という設定にもすんなり入っていけました。
しっかしりた物語の設定とそれに合った語り口、謎の多い登場人物。
その謎を早く知りたくて一気に読んでしまいました。
もしBL物としての設定がなくてもファンタジーとして結構楽しめると思います。

2

跪いて、永遠の愛を誓う。 小説

夜光花  奈良千春 

主従逆転もの

最初はもっと暗い話になるかと思ってましたが、後半はとてもすっきりした気持ちで読めました。

あらすじでは「最悪な事件」と濁してある部分なんですが、本当にこういう描写見るとフィクションでも気が滅入ります。
雄太がこのへんまでは全然好きになれなくて。
ここで孝彰との主従逆転ですよ。敬語から命令口調に変わるのがたまりません。

ホテルでの仕事は雄太が成長していく様子が微笑ましいです。峰さんや…

3

偏愛メランコリック 小説

夜光花  蓮川愛 

想像とは違っていましたが

面白かったので良しとしよう、って感じです。

ただ評価は迷いに迷って萌です。萌×2に限りなく近いです。

プラチナ文庫の他の本の巻末の紹介を見て、興味を持って購入しました。
そこでの紹介文と「先生、俺に愛はないですよ?」と、表紙イラストでは軽く拘束されている受け、
陶酔しているような攻め、バラバラの人形の腕や足のパーツ、なので怖い系の話だと思って読んだら全く違いました。
寧ろどちらか…

2

七日間の囚人 小説

夜光花  あそう瑞穂 

ゾクゾクして面白かった

普段はネタバレ大好きネタバレ上等だと思っている私ですが、この本に関してはネタバレをご覧にならない事をお勧めします。
自分は地雷要素回避の為にネタバレを見てから読んで、それでも充分面白かったのですが
ネタバレ無しで読んだらもっと面白く感じたのでは、と思いちょっと後悔しました。

受けが攻めを好きになったのは吊り橋効果もあると思うのですが、攻めが受けを好きになった本当の理由がよく判らなくてちょ…

3

薔薇の守護 小説

夜光花  奈良千春 

今回もアップテンポ

好き嫌いが出る作品かとも思いますが個人的には毎回楽しめて
スピーディーな展開なので飽きないで読めます。
5冊目の「薔薇シリーズ」でいよいよ大詰めな感じですよね。
次回が完結篇になる見たいなのですが楽しみなようで・・・
今回はやっぱり成長したマリオはただの当て馬さんで
ラウルの生死にはドキドキして・・・ふっと一安心でした。
やっぱり啓にとっての1番の守護者はラウルだねって言う
感じは前…

0

薔薇の守護 小説

夜光花  奈良千春 

どっちをとるのか

前巻でレヴィンやラウルが帰ってきて、今回はつかの間の休息があったので嬉しくなりました。
精神的にも成長した啓は前にもましてレヴィンやラウルを愛してます。
どっちともラブラブですほんと。
ただレヴィンのほうがちょっと啓と距離を置こうとしているので彼との絡み自体は少ないです。

マリオの再登場はとても期待していました。
まさか啓が彼に対してもふらふらして、四角関係になってしまうんじゃないか…

0

薔薇の守護 小説

夜光花  奈良千春 

ラストへの期待が多いに高まる

前作、ラウルの奪還を通して、啓が大きく成長したことや、驚愕の3P出現など、かなりハラハラドキドキワクワクした展開に比べ
今回も色んな事があるにもかかわらず、それのどれもが重要人物だったり、気になる事だったりするために、テンコ盛りになってしまい、あれよあれよと最後までいってしまいました。
次巻が最終巻になるために、要素を詰め込み過ぎて、
そういう意味で、前作に比べ決してトーンダウンではないです…

2

偏愛メランコリック 小説

夜光花  蓮川愛 

序盤は結構ライト系かな?

帯『先生、俺に愛はないですよ?』

テーマ自体は決して軽いものではないのだけれど、導入部分が大の人形嫌いの編集者が人形に怯えつつ、人形作家のインタビュー担当になるっていう展開が結構笑えました。
なので中盤まではサクサク読めちゃった位です。

編集者の敦彦〔受〕は、人形作家・夏目〔攻〕のインタビュー担当となります。
しかし敦彦は過去のトラウマから大の人形嫌い。
人嫌いで気難しいと聞いて…

1
PAGE TOP