夜光花さんのレビュー一覧

七日間の囚人 小説

夜光花  あそう瑞穂 

今なら神で

数年ぶりに何回目かの読み直しです。
萌2にしてたなんて〜。神です!

密室で極限状態で七日間も囚われて。
すごかったですね。
密室での心理描写や2人の距離感の変化。
緻密な計算な密室。

毎回ハラハラドキドキで夢中になります。
どうなっちゃうの?大丈夫なの?そもそも亮二はなぜそこまで要のことを?と。

再読ですので、亮二はどんなつもりでこのとき?と逆に演技派だなあと引きます。…

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愛にふれさせてくれ 小説

夜光花  ひたき 

縋り付く愛。久世竜治という男

狂おしいほどの攻めの執着が恐ろしい「灼熱を呼べ」の続編!

一般に、こういうのの続編は逆振りに激甘に変身してラブラブに…的になる傾向があると思うんだけど、今回攻めの竜治は相変わらず。
フキハラと縋り付きを交互に繰り返すような愛し方の竜治。
一方受けの裕也は、竜治を受け入れて自分も竜治を求めるようになっているんだけど、2人は決してマッチしてない。
その不安定さが、様々な「波乱」と共にドラマ…

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灼熱を呼べ 小説

夜光花  ひたき 

2005年作品だけど、今でもトップランクのヤベー攻め!

夜光花先生の初期作品。
サスペンス色の強い現代ものです。
そしてレビュータイトル通り、攻めがヤバい。
佐田三季先生作品とかお好きな方に大おすすめの狂気じみた執着攻め。

暴力的な衝動を抱える刑事と、今はピアノの調律師となっている高校のクラスメイト、そこに連続して起きている爆弾騒ぎが絡んで…
…というお話。
この刑事・竜治は高校時代に爆発物を作ろうとして優等生の裕也に止められた過去あり…

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式神の名は、鬼3 小説

夜光花  笠井あゆみ 

No Title

徐々に、徐々に縮まってきた陰陽師櫂と鬼の羅刹の距離。
胸の呪いを解くべくあれこれやってたはずが、
比丘尼のはからい(驚いたことに、比丘尼は全ての行いを邪気なく良かれと思ってやってきてた!)により、鬼になるか不老不死になるかの瀬戸際に立たされる。
極限状態で櫂が自分の素の部分に向き合い、羅刹にも全てを曝け出し、どんどん人間味が出てきたのがよかった。
並行して羅刹も内面はどんどん人間化。
い…

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君と濡れる 小説

夜光花  嘉弖苅クロエ 

呪われた物件の中で

夜光花先生といえば、のサスペンス・ホラー/オカルトテイストを取り入れた作品。

主人公は、不動産会社勤務の祐樹。
大学時代の憧れの先輩で今は新進気鋭の映画監督である太智が、事故物件を紹介して欲しい、とやってくる事で物語が始まります。
ホラー映画を撮るから、という理由なんだけど、太智はちょっと変人で全く怖がらず無頓着。
これが度をすぎていて、もしや怖がらなすぎる太智が実はすでに「憑かれ」ち…

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式神の名は、鬼2 小説

夜光花  笠井あゆみ 

No Title

推し作家さんに推し絵師さん。

陰陽師の櫂が自分の呪いを解くべく、自分に惚れさせる術をかけて使役している鬼の羅刹。
自分を守ってくれたらご褒美として身体を繋げるはずが、いつしか櫂からも求めてしまうように。
ふたりの関係は恋人のような雰囲気になっているらしいんだけど、鈍チンの櫂と、人間の心の機微が理解できない鬼の羅刹はとまどうばかりでなかなか進展せず。
いや、一巻から比べたら全然進んでます…

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式神の名は、鬼 小説

夜光花  笠井あゆみ 

No Title

大好きな作家さんに大好きな絵師さんが彩を添えるよろこびよ…!!

鬼、巫女、吸血鬼が大好物の私。
黒髪細身受けが大好物の私。
表紙から期待しかありません。

今作の受けは力のある陰陽師、櫂。
見た目はとんでもない美人、
口もとんでもなく悪いw
櫂の感情表現がとにかく"今風"でフフッと笑いながら楽しく読んでいけます。
鬼の羅刹は中身は3歳児、その様子がかわいら…

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狐の巣ごもり -眷愛隷属- 小説

夜光花  笠井あゆみ 

あまあま&なかやすみ的な巻。

シリーズものの続刊はほぼ最初から読み直してからいざ!が多いのですが、この眷愛隷属シリーズはなぜか読み直さなくてもわりと流れに乗れます。
夜光先生のパキっとした文体は、すっきりしていて読みやすいですし。

ついに念願の同棲を始めたふたり。
有生の家族に三つ指ついて挨拶に行くのが慶次らしいです。めちゃくちゃ面倒くさがる有生も同じく。

今回、ほとんど有生が不調で、眠気やら頭痛やら発熱でダウ…

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月を抱いた 小説

夜光花  麻生海 

おすすめです

幼いころの罪の意識で素直になり切れない直樹が、執着強めな了くんに後ろめたさを感じながらイチャイチャするのがとてもセクシーでした。了が嫉妬してちょっときつめに直樹を乱暴に抱くシーンに興奮しました。無意識で了を拒み切れないでいる直樹…ドキドキします。
儚げな直樹が罪の意識を抱きながら了に惹かれていくのが非常にドキドキしました!クライマックスで山に入るシーンは感情移入して読んでいて、最後は涙が溢れてき…

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「無能な皇子と呼ばれてますが中身は敵国の宰相です」番外編集 小説

夜光花 

本編では語るまでもないちょっとしたエピソードだからこその価値あるお話

「不機嫌な彼氏」と「入れ替わりの皇子」のショートストーリーの2編。
前者は嫉妬するシュルツにサイコーってなって、後者はニックス大変だね〜って思ったお話です。小エピソード、万歳!面白かったです〜


「不機嫌な彼氏」では、シュルツのことを"彼氏"と位置付けていることにニヤりました。リドリーの中でちゃんとシュルツのことを特別な相手だと認定してると思っていいってことですよね?(笑)
シュルツの…

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