木原音瀬さんのレビュー一覧

COLD HEART in NEWYORK 小説

木原音瀬  麻生ミツ晃 

アスペルガーの苦悩…

エゲツない話が読みたい‼︎
と思って読み始めたCOLDシリーズだったのですが、透×藤島シリーズは私の萌のどストライクで…
in NYでようやく私のエゲツないモノ欲が満たされました(´;ω;`)

空港のシーンからずっと楠田が不憫で軽い吐気を覚えるような内容だったのに、
海斗目線になると海斗の抱える苦悩に涙が何度も溢れて。。
作中で触れられなかったけど、驚異の記憶力と集中力。また他人の気…

4

COLD THE FINAL 小説

木原音瀬  麻生ミツ晃 

酔いしれました

発売前日に知った「COLD」シリーズ完結編。
更にハッピーエンドの単語に激しく動揺してしまいました。
だけど平日には読めない。絶対泣く‼
そんなジレンマを抱えること数日。
短編集なのだから少しずつ読めばいい。
そんな思惑も「SLEEP」「LIGHT」「FIVER」とそれぞれのその後のショートストーリーに本編の威力が突きつけられ、ちょっとした出来事のはずなのに胸が震えてしまいます。
なに…

9

アオイトリ 小説

木原音瀬  峰島なわこ 

青い鳥が飛び去ってしまう前に

犬飼、いい人ではないですか。望まない形で交わってしまったけれど、河内を気遣う優しさがあり、生まれた子どもを引き取って育てたいとまで言ってくれて。犬飼はαで、圧倒的に優位な立場にあるのに、人としての誠実さがあり、愛があると思うのです。
河内を無理やり抱く挿絵が鬼畜な感じで、犬飼の印象が悪くなっている気がします。子どもを優しくあやす場面の挿絵があったなら、ずっと好印象だったと思うのです。

Ωに…

12

アオイトリ 小説

木原音瀬  峰島なわこ 

夢が無さそうで夢がある

医者ってたまに無責任な事言うよねーって思った。いくらそんな研究があるからと、自分の患者での実例が無いのに言う?今までのΩバースものはファンタジーっぽいのが多かったけど、他の方も書いてたけど現実的でした。治療の描写とか現実的かつ具体的だしね。高校時代レイプされたのもゴツい柔道部員。そりゃあ、そんなの見たらトラウマになるわ。しかも、本人も至って普通の容姿だし。でも攻めはちょっと美形っぽいですね。この作…

9

眠る兎 小説

木原音瀬  車折まゆ 

切なく甘い余韻

ノンケの高校生・浩一がゲイの高校教師・高橋に惹かれていく心の動きが繊細に自然に描かれていて、とても共感しました。
初めて会った別れ際には地味で内気な高橋の中に思いやりを感じ、二度目は自分とは違う視点でものを見る面白さを感じ、三度目は手に触れたくなって指先だけ握り合い、四度目は怒る高橋に自分への好意を感じて恋心に火がついて。
携帯で気軽にやり取りできない時代だったからこそ、一人で悩んだり、余計に…

7

COLD FEVER(新装版) 小説

木原音瀬  祭河ななを 

ベスト オブ アダルトチルドレン‼︎

BLの設定に多いACだけど、その中でもこれは群を抜いて秀逸だと思います‼︎
生々しい感情の揺れが、透の抱える苦しみが凄まじかった。

藤島も機能不全家族の中で育ったけど、それでも「嫌われるのが怖い」と思える程には母親からの愛情を感じて生きてこれた。
典型的な毒親とその子供の関係だけど、子にとっての親の愛情がどれ程大きいかを物語ってる。

0と1には1と1000よりも大きい差がある。

6

COLD THE FINAL 小説

木原音瀬  麻生ミツ晃 

COLDシリーズに出会えて良かった

同人誌はちょくちょく集めていたのですが、手に入っていない小冊子などもたくさんあったのでこうして一冊の本にしていただけて本当に嬉しいです。

COLD HEARTシリーズの最後は楠田と秋沢の関係がようやく一歩踏み出せたところで終わりましたが、この総集編は2人が関係を修復するまでをほんとうにじっくりと丁寧に描かれています。
思いやりを徐々に学びつつも、やはり自己中な秋沢と、そんな秋沢に対するトラ…

12

パラスティック・ソウル -おわりの章- 小説

木原音瀬  カズアキ 

痛みもエゲツなさも少なかった

SFが苦手な私でも割と楽しめた作品でした!
木原先生のあの痛いのとかエゲツ無いのも、今回は少なめ?な感じ。
結局お兄ちゃんを殺した犯人ははっきり書かれて無かったけど、そこだけがモヤっとポイントです_:(´ ཀ`」 ∠):_
ブロイルスだったんかなぁ?って思いもしたけど、親がアメリカに行って帰ってくるのに時間がかかったって発言から違うのかなぁ?ってのが私の中では有力。

ジョエルと八尋の恋…

1

月に笑う 下 小説

木原音瀬  梨とりこ 

満月の下、やっとたどり着いた幸せ

最後の一線を越えないながらも、ほぼ恋人という微妙な距離を保っていた山田と路彦。ヤクザが自分の生きる道と思い定めていた山田ですが、路彦が組の仕事に巻き込まれたことで、気持ちが大きく揺らぎ始めます。
東京の組に移った山田が仕えたのは、組長の息子で、仕手師を囲ってスマートに莫大な金を稼ぐ惣一。頭が良くヤクザ然としない惣一に山田は心酔していましたが、かたぎの路彦を巻き込まないでほしいと頼んでも聞き入れて…

4

甘い生活 小説

木原音瀬  石原理 

何に救われるなんか人それぞれ

他の人が書かれてるように、藤井がクズだったー笑
でも、そんなクズの藤井がずっと孤独だった文和の世界を唯一温かいものに変えてくれたんですよね。
そのらやり方がまぁエゲツないけど…

文和から見えてる藤井と、本当の藤井はあまりにも掛け離れてるけど、
すごく苦しんでる人が新興宗教にハマるのってこんな感じなんだろうな〜。って思う。

でも、ちゃんと途中で藤井はおかしい。って気付くことが出来た…

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