木原音瀬さんのレビュー一覧

FRAGILE 小説

木原音瀬  高緒拾 

さすが木原ワールド

あっさり好きになったなと思ったら、やっぱりそこはさすが木原作品。
どんでん返しがありました。
まだ木原作品を語るには数は少ないですが、
相変わらずキャラブレしないですね〜!
クズは直らない。ということで、清々しいほどのクズ。しかし憎めない!青池が沼にハマるのも分からなくはないです。

4

美しいこと(文庫版) 小説

木原音瀬 

ラストの中途半端感が……

木原先生初読みがこの作品でした。
好き嫌いが別れる作品なのかなと思います。
私は、残念ながらあまり好きになれませんでした。

松岡が、一般人にはない人の良さを持ち、女装した偽りの自分に対してですが、素直に好意を示してきた寛末に惹かれる気持ちはわかります。
でも、寛末の松岡に対する気持ちは、結局のところ、女装した松岡の美しさによる部分がかなりの割合を占めてたのかなと思うと、終盤で一気に気持…

4

さようなら、と君は手を振った コミック

木原音瀬  深井結己 

とにかく攻めを好きになれない

最初に読んだ木原先生の別作品が私にはあまり合わなかったので、こちらの作品は漫画から入ってみました。結果的には、残念ながら、こちらのストーリーも私には合わなかったです。

深井結己先生の漫画は、絵が繊細だし心理描写も丁寧で特に苦手意識はないのですが、とにかく攻めが酷くて、多少心変わりしたところで微塵も好きになれないキャラだったのが最大の原因です。
文学作品なら、主人公のことを好きになれなくても…

2

NOVELS PLUS mini 9 小説

木原音瀬 

とりあえず良かったぁー!

「mundane hurt」と「吸血鬼と愉快な仲間たち」のその後です。
とりあえず「mundane hurt」は良かった!そして「吸血鬼」の暁は大丈夫でしょうか。


「mundane hurt」episode 6&7
ビーボーイノベルズ「MUNDANE HURT」のその後。

episode 6は長野の視点です。33歳になった二人。
西崎は、下宿先の大家が急死したことから、引っ越…

2

NOVELS PLUS mini 7 小説

木原音瀬 

ほっとしたけど、まだまだ冷たい

「mundane hurt」と「吸血鬼と愉快な仲間たち」のその後です。
ほっとする展開があるものの、相手はまだまだ冷たい反応で、ちょっぴり切ないです。

「mundane hurt」episode 4
ビーボーイノベルズ「MUNDANE HURT」のその後。西崎の視点で進みます。
ボロアパートで暮らして二週間。弁当を買いに出かけたところ迷い、仕方なく川沿いの土手で食べていると、長野と会い…

1

NOVELS PLUS mini 6 小説

木原音瀬 

「mundane hurt」と「吸血鬼と愉快な仲間たち」のその後

「mundane hurt」と「吸血鬼と愉快な仲間たち」のその後です。どちらも少しずつ進んでいってますが、先はまだ遠い感じですね…。

「mundane hurt」episode 2
長野が勤める弁護士事務所の上司、青洲の視点で語られます。
長野から不法侵入の犯人は西崎であり、これから出頭させると告げられます。頑固な長野を前に、青洲は着地点を探して、監視カメラの費用を迷惑料として受け取るこ…

2

HOME (新装版) 小説

木原音瀬  藤田貴美 

二人の強い執着が羨ましい

篤と直己は、気持ちが伝わらなくても傷ついても、相手へ執着し続けます。
直己は篤を振り向かせるために無理やり体をつなげたり、果ては篤が昔好きだった男の顔に整形してしまいます。篤は直己に食べてもらえない食事を作り続けたり、喪失感から逃避するためにアル中になってしまい…。

そういう「好き」にはゾッとしながらも、強い執着を羨ましく感じます。
特に篤が、なぜ直己を諦められないのか、なぜ自分は悲しい…

2

NOVELS PLUS mini 8 小説

木原音瀬 

商業作品の番外編3作品

商業作品「MUNDANE HURT」、「吸血鬼と愉快な仲間たち」、「鈍色の華」の番外編3作品。いずれも「その後」の話になっています。

「mundane hurt」episode 5
ビーボーイノベルズ「MUNDANE HURT」のその後。
西崎が勤めるカフェの主人・佐々木の視点で進みます。
西崎は真面目に働きますが、女性記者にナンパされ、客の彼氏に乱暴され、柚木に嫌がらせをされると相変…

4

檻の外 小説

木原音瀬  草間さかえ 

BL的萌えは必要ないと感じた

箱の中の続編。
前回は、攻めである喜多川が6年かけ執念で受けの堂野を探し出すまでのお話でした。
そして今作で再会し、苦悩し、模索しながら関係を作り上げていきます。

本編は1冊の半分ほど。
そこでは相変わらず萌えは行方不明でした(苦笑
ただ萌えを求めず普通の小説として読むならば、昼ドラ並みのドロドロさで面白いです。
女性はとことん嫌なやつとして書かれ、しかもその嫌な部分が本当にリアル…

5

NOW HERE 小説

木原音瀬  鈴木ツタ 

おやじ受けが好き?よし、ならば読め

普通、年下攻め×おっさん又はオヤジ受けのお話しを描写する場合、どんなに攻めと受けの歳が離れていても、それ(年齢)がハンデにならないくらい"光る何かを持っている受け"という風に描写されることが多いと思います。
何故ならそういう設定がないとどう頑張っても、年若い男と中年男(いや、ここではあえて半世紀男と言わせていただきます)が恋愛に発展することなんて、あり得ないですから。

でもですね、本作の受…

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