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木原音瀬
えすむら
ネタバレ
シリーズファンです。 な、なんと来月に続刊(6巻)が発売されるというスピード感。しかもついに完結!今回最初から最後までドタバタ続きで、一体全体ど~なっちゃうんだ~という印象で…完結してから購入しよう!っていうのも大いにアリかもしれないです。 アルが吸血鬼としてのバージョンアップを遂げるんですけど、これがいいことなのか悪いことなのか、、、そもそもこの物語のオチとして不死者が死にゆく人間を愛し…
木原音瀬 梨とりこ
とさぶんたん
上下巻まとめての感想です。 今日、日曜の午後に読み始めて一気に読み終わってしまいました。 一言でいうと「衝撃」でした。 思わず息を呑んでしまう場面が何回もあり、読み終えた今も胸に苦しさが残っています。 これ、ほんとに「月に笑う」の惣一さんなんですか…。 上巻でも可哀想な人だと思ったけど、下巻でえげつない追い討ちをかけてきましたね。 嘉藤は忠実な部下ではありますが、ヤクザとしての惣一…
まりあげは
42歳のムラさんが主人公のお話。 今風に言うと生きずらさを抱え、福祉とかそういったものに頼ることも分からず、ギリギリのところで生きている人物。 いい人なのですが、そのせいで、色々と割に合わない思いをしているのもまた、現実。 そんな日常のなかで、ムラにとって父のような存在――芸術家のカンさんが現れるのですが、、、 カンさんとの同居生活。 辛く苦しい生活が、カンさんと出逢…
aaaiiiai
コミコミ限定SS小冊子のお話は、毎回柳川視点のお話です。わずか7Pの中で事件解決までとその中で人間模様が描かれていてよく出来てるなぁと思わずにいられません。 今回は、遺産狙いの殺人容疑のある人物がいて決定打が無い為逮捕できずに焦ったい思いをしていたところ別件での依頼と点と線が繋がって解決に進むお話でした。 その中で、『君らは名コンビだね。忽滑谷の信頼を得てる、心で結ばれている、阿吽の呼吸。…
ぱるりろん
土工作業で日銭を稼ぐムラは自分のことを宇宙人だと思っていて、いつか父母のいるジブンの星に行くことを夢見ている。易しい言葉で穏やかに話してくれれば少し分かるが、早口だと分からない。大きな声も苦手、怒られる、怖い、と常に怯え、父親が教えてくれたことを守って正しく生きているものの、コミュニケーションが取れないので周囲の理解は得られず、騙されたり搾取されたり、でも人の優しさに触れることもある、そうした日々…
カンさん視点のお話です。 本編でちょっと出てきたカンさんの元カレ宮口の結婚式の二次会の日のお話。 宮口からムラさんの話題を振られて私達は彼らの近況を知る。 季節は三月。ムラさんとカンさんが仲違いしてからどれくらい経つんだろう。なんかね、カンさん未練たらたらみたいよ。あの時怒ったのだって性の匂いがしないと思い込んでたムラさんがアナルセックスしてた事実を知ったからだもんね。 ムラさんの…
救済とか期待しないでください。 正直読んでてしんどいです。 そうやんな、そうなるわなの連続。 都合よくハッピーな展開なんてならんのよね。 でも、案外上手く生きられてるしムラさんの周りって親切な人多くない?なんて思えた。 この物語はムラさん視点でお話は進んでいく。ひらがなが多いし、口語体で頭の中で考えた事が垂れ流されているような描写に最初戸惑う。 でも、これが知的障害のある人の感覚な…
1740
これは最初のページから辛い。お願いだからムラに平安をって願いながら読んでいく。 ムラは知能が低い故、自分を「宇宙人」だと思っている。だから「人間」のことがよくわからない。ただいい人と嫌な人がいる。それでも悪いことをしないように、怒られないように過ごしている。 曖昧な過去に理解できないことばかりで、騙されたり傷つけられたりしてきた。 カンと出会って一緒に暮らしていくうちに、やっと安心してすごし…
さぼ
進展がなく気になっていた吸血鬼と愉快な仲間たちシリーズ。 久しぶりに世界観に触れることができるということで手に取りました。 が、どこかで読んだような。 そうです、旧版の5巻に掲載されていた番外編と同じでした。 それに、書き下ろしのSSが追加されています。 SSは、暁の留学時代のお話。 なるほど、そんな経緯だったのねという、ひとコマが描かれています。 そりゃ、そうでもないと暁か…
みざき
すべて読み終えて、こちらの作品に惑星というタイトルをつけるセンスの良さにうなってしまう。 読み手を落ち着かなくさせ、感情にざわつきを与えてくれる木原音瀬先生の作品が好きです。 それはBL作でも一般文芸となる今作でも変わらずでした。 主人公となるのは、ホームレス生活と日雇い労働者を行ったり来たりしながら暮らしている42歳の男性・ムラ。 ただひたすらに彼の毎日が淡々と綴られているのだけれど…