木原音瀬さんのレビュー一覧

吸血鬼と愉快な仲間たち 6 コミック

羅川真里茂  木原音瀬 

ドジっ子バンパイア

大好きシリーズ6巻目。適当すぎるキエフに冒頭から爆笑、最高。木原先生のセンス最高な原作に加えての史上最高にキュートな羅川先生のコウモリ。吸血鬼ならではの切なさもあるんですよ、吸血鬼好きで未読な方はぜひぜひ。雑誌掲載4話分+木原先生の最高な書き下ろし小説8P。あ、スプラッタ大丈夫な方限定です。

アメリカ編継続中。飛行機乗るたびに手ひどい目に遭うんじゃないかとハラハラする巻でした(笑)中途半端な…

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吸血鬼と愉快な仲間たち 6 コミック

羅川真里茂  木原音瀬 

災いを呼ぶ男?

待ちに待った新刊です。
原作未読なので、どんな展開が待っているのかワクワクして、読むのがもったいないほどでした。

ですが、我らがアル君は何度も危険な目に遭って、ドキドキしっぱなしだったのです。

まずは飛行機の貨物の中で人間に戻って絶体絶命になり、次は拉致されて傷だらけの瀕死になって。なのにこれだけでは飽き足らず、最後は飛行機のハイジャックに遭遇して。

ここまで来たらいっそ清々し…

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灰の月 下 小説

木原音瀬  梨とりこ 

ここまで不運が重なるか…

惣一の大きな無理の綻びでもあり、努力の報酬でもあるラストだと思いました。
2人が思い描いていた未来ではなかったけれど、収まれるところに収まった。
読了後は、とにかく読み切った充実感がありました!
これでもか‼︎というくらい、事件が起こるので、ハラハラしどうしでした。
私は、メンタル弱い時にサンドバッグになるつもりで読みました。
まともに読んだら、しんどくはなると思います。
良い意味で木…

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灰の月 上 小説

木原音瀬  梨とりこ 

恋愛と、舎弟関係。求める関係が違う2人の行く末は?

レイプ(どちらかというと復讐)から始まり、エロ多めです。
でもストーリーも展開されるのがさすが木原先生!
惣一の嘉藤への、あまりにも全てを賭けてしまった、恋愛としての思い。それを受け入れられない嘉藤は、惣一に舎弟関係の執着を持っている。思いは噛み合わないけれど、お互い相手を諦められない。そういうすれ違いはあるよね?とリアリティを感じ、物語に引き込まれました。

前情報一切なく読みました。軽…

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FRAGILE 小説

木原音瀬  高緒拾 

前半かなりキツいが、読後にはカタルシスが得られる

先生の作品は数作だけ拝読しています。本作と「箱の中」「美しいこと」が好きな作品。こちら久しぶりに再読したのでレビューします。

前半『FRAGILE』は受け視点、後半の『ADDICT』が攻め視点。

【FRAGILE】
大河内(受)が有能な部下の青池(攻)を毛嫌いしていじめ抜き、社内で襲いかかられ退職に追いやる。直後青池が大河内の自宅に押し入り、拳銃で脅され、裸にされて犬のような扱いをさ…

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POLLINATION(新装版) 小説

木原音瀬  金ひかる 

割れ鍋に綴じ蓋!

優秀な外科医(谷脇)と自閉症の高校生(佑哉)
三部作の3作め。

電子版購入を機に数年ぶりの再読。3冊の中で一番好き。これほど「割れ鍋に綴じ蓋」という言葉がしっくりくるカップルはあまり居ないと思う。


しかし初手が最低なのは谷脇のお家芸なのか…
谷脇が佑哉にしたこと…性知識のない者に自分に都合よく歪めた情報を植え付けたり、下心を持って保護者を買って出たり、果ては眠らせてコトに…等々…

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FRAGILE 小説

木原音瀬  高緒拾 

怖かった!

「FRAGILE」
怖かった。
木原音瀬先生の作品で一番、読むのが辛い作品。
25ページぐらいから、とても怖かった。
とにかく胸糞悪い怖さだった。
これが愛?可愛さ余って憎さ百倍?
恐怖です。
確かに受けの大川内は酷い男だけど
ここまで攻めの青地が酷いことをする理由がわからなかった。
これが小説ならOKなんだろうな。
これがマンガならNGなんだろうな。

そして
「ADD…

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FLOWER(新装版) 小説

木原音瀬  金ひかる 

谷脇を考える。

優秀な外科医の谷脇と、新人医師の松本。谷脇視点。
三部作の2作目。

電子で購入したのを機に数年ぶりの再読。
松本の未来を知っているだけに気が重いし、谷脇の仕打ちは改めて酷いなと思った。


酩酊状態の相手を好き勝手犯した挙げ句、相手から誘ったと嘘八百…いや~~冒頭から最低だよ谷脇。

手に入れるまでも強引だったけど、松本と恋人関係になった後もなかなかの…。
自分の欲望、欲求を…

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夜をわたる月の船 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

右手

木原作品ということは大前提で、いまさらそこに関しては書きませんが思いっきりネタバレありなので注意してください。
この話は手(特に右手)がキーワードですよね。
作中で河瀬(攻)が柴岡(受)に「俺のこと、好き?」と問いかけるのに対して柴岡が「君の右手が、一番好きだ」と答えるシーンがあるんですが、なぜ右手なんだろうと思いながら先が気になりそのまま読みすすめたんです。
確かにそれまでにも右手の甲にキ…

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WEED(新装版) 小説

木原音瀬  金ひかる 

若宮、このおバカさんめ…

エリート医師の若宮と、運送会社勤務の岡田、若宮の(性的な)悪友の谷脇。
三部作の1作目。

数年前に読んだ本。電子で購入して久しぶりに読んだ。
3作の中で一番糖度の高いカップルだと記憶していたけど、改めて読んだら結構ビター。
まぁ、最終的には甘いんだけども。


雨の中で拾った行きずりの相手(岡田)を二人がかりで強姦するという最低の始まり。
なんやかんやで若宮が岡田を好きになり、…

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