木原音瀬さんのレビュー一覧

期限切れの初恋(BBN) 小説

木原音瀬  糸井のぞ 

BLを超えたリアルさに感情が荒れ狂わされた


普段は攻めが受けを溺愛するものか、執着攻めばかり読む私ですが、今回は趣旨を変えて購入。
音瀬先生の作品は「FRAGILE」を既読。
痛い・グロい・重い、があまり得意ではないので心構えをして拝読。

読み始めて中盤くらいで終わりを感じ、すごくいい物語だなぁと思いきや後半が本番でした。
ああ、これが音瀬先生か…と再確認させられた後半は攻め視点。

受けはもちろんのこと、読んでいるこち…

1

パラスティック・ソウル love escape 小説

木原音瀬  カズアキ 

壁を隔てた交流は今の私達でもあるよね

「僕の脳は、何も考えないことを求められている。それでも、君のことを考えている時、僕はたまらなく幸せな気持ちになるんだ。なぜだかわかるかい?
君がね、僕のことを気にかけてくれているからだよ。ありがとう、ベイビー」

「パラスティック・ソウル」シリーズ未読の感想です。特殊設定のお話ですが今作だけでも問題なく入り込めました。
木原さんの作品は読者も身を削りながら読むようなところがありますが、今回…

11

アオイトリ 小説

木原音瀬  峰島なわこ 

ダイジェストみたい

すごく人気のある木原先生の作品を読んでないのはBL好きとしてどうなのか、と思って始めて手に取ったこの作品。確かにサクサクは読めるのですが、大事な部分の説明が抜けてたり、展開が飛び飛びだったり、「〜だった。〜だった」と過去形が続いて、まるでダイジェストかあらすじでも読んでるかのような文体に違和感を感じてしまいました。
すれ違いや鈍い受けの勘違いはBLのお決まり展開ですが、これはやりすぎで本当にすれ…

4

嫌な奴(文庫版) 小説

木原音瀬 

愛とはなんだ。情とはなんだ。人間の深い業とは。

他のレビュアー様のレビューを、わかるーーー、わかるーーーと頷きながら読みました。愛とは温かいものだけじゃないんだな、それは行き着いた執着となって、もはや本人たちすらも、自分を行動させる深層心理を理解できないでいる。すごい本でした。

あらすじは他のレビュアー様が書かれているので感想を書きます。

とにかく、三浦、杉本の非常に繊細な心理描写を淡々と延々と書き綴り、物語の軸となるところに一切の…

5

パラスティック・ソウル love escape 小説

木原音瀬  カズアキ 

正直物足りない

この作品の前に読んだコノハラ作品が「甘い生活」だったので、作品間の温度差で風邪引いちまいました。

あっ、あああ甘いィィ〜!
甘いよ〜全然辛味成分がない純度100%の甘さ〜!


この作品の作者って、、、誰、、、でしたっけ?え?木原先生?ってマジ?
と、ずっと脳内で1人混乱してました。
これはね、これ、これを木原先生のスタンダードだと思ってお初の方が他作品を読まれてしまうと大変危険…

11

「パラスティック・ソウル love escape」メーカー特典ショートストーリーペーパー グッズ

甘々な2人

その後のヨシュアとケインの幸せそうな様子が読めて良かったです。

2人の記念日の為に自分でリサーチして店を予約していたヨシュアの成長にホッコリしました。

そして相変わらず真面目で優しいケインが、変わりない熱量でヨシュアを愛してる様子が分かりました。

その店で思い掛けずシャワールームでのヨシュアの秘密をケインが知っている事がバレてしまいました。

でもケインの大好きなヨシュアの甘…

3

パラスティック・ソウル love escape 小説

木原音瀬  カズアキ 

流石だわ

シリーズ未読でしたがこちらの作品だけでも問題無く楽しめましたし、ちょっと勇気を出して他作品も読んでみようかと思いました。

読む前にシリーズの他作品のあらすじやレビューを読んで心配していましたが、連日の木原先生のツイートに安心して読み始める事が出来ました。

ただやはりH3とケインの状況を知るにつれて、2人の余りの距離に絶望しか感じられずに、どうやって2人がハッピーエンドを迎えられるのか不…

7

鈍色の華 小説

木原音瀬  ZAKK 

人間、突き詰めるとなんだかすごい…

ここんとこBL小説にハマり、この作者様のアオイトリがもう大好きで、他の作品も読んでみようと手に取った1冊。

この作者様をよくご存知の方なら、あーなるほど…と思うのかもしれませんが、免疫のない私は…すげーな(いろんな意味で)しかなかったです(笑)

あらすじは他のレビュアー様が書かれているので、感想を書きます。

「鈍色の華」「鈍色の果実」

これ、ほんとにすごいというか(笑)常識…

2

アオイトリ 小説

木原音瀬  峰島なわこ 

ハラハラドキドキ少しヒリヒリ

ゆっくりちょっとずつ楽しむつもりが、一気読みしてしまいました。それぐらい引き込まれた!

2人はほんとにうまくいくんだろうか、幸せになれるんだろうかと不安になりながら読み進めましたが、最後は表紙の2人のようなあたたかい愛に溢れた関係になって感涙。

木原音瀬先生っぽい狂気な部分やヒリヒリした部分も少しありつつで良かったです。

3

さようなら、と君は手を振った 小説

木原音瀬  深井結己 

文字が腹の底に溜まる

新潮社や講談社から出された木原さんの本の、著作紹介では「コゴロシムラ」「箱の中」は勿論、この作品名を何度か目にしました。
神BL作品数多の中、この作品は2000年旧作の新装版で2008年発行、ちるちるさんの購入ボタンはamaz0n中古のみ。わざわざどうしてと思っていました。
読んだ後「分かるわ……(上から目線みたいな言い方ですみません)頭抱」
最近は糖分補給目的でBL小説を読んでいたので、複…

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