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木原音瀬 祭河ななを
ともふみ
シリーズ最終巻、決着編。ある日、目が覚めた透は鏡に写る自分の姿があまりに記憶と違い混乱する。更に事故に遭い6年もの月日が経っていることを知り愕然とするが…。 ハイ、いきなりです。恐れていたその「ある日」から、いきなり始まります。 透の驚愕もよーくわかるが、思わぬ出だしにヒエ-と私も愕然としました。ボーゼン……。 覚悟していた透の記憶再喪失(正しくは戻ったというべきなんでしょうがBL的には…
木原音瀬 草間さかえ
かにゃこ
ネタバレ
市役所で働き、普通に暮らしていた男 堂野崇文。 満員電車に乗り痴漢と間違えられ冤罪で服役する。 築き上げたものが壊れ、家族に迷惑をかけ堕ちてしまった先の 刑務所でも騙され打ちのめされる。 そんな堂野の頭をただ撫でてくれた男が喜多川圭。 堂野は喜多川に「ありがとう」と言うんです。 それがきっかけ。 他人に感謝される喜びを知った喜多川は 「ありがとう」のために堂野の世話を焼…
木原音瀬 日高ショーコ
キキテミギテ
おそらく、上巻を読み終えた後と下巻を読み終えた後の 感情の落差が激しいのが、この「美しいこと」だと思います。 ページをめくる度に、どんどん松岡の気持ちが自分の心の中にしみこんできて、 知らず知らずに、自分自身が松岡になっているような錯覚を覚えます。 寛末に本当のことを言わなくてはいけない。 でも今の関係を失いたくない。 寛末という人間をなくしたくない。 自己嫌悪、そして・…
ともじ
こんなに、こんなに人気のある木原さんなのですが、実は、私にはさっぱりその魅力が解らないのです(><) きっと、精神的に痛かったり辛かったりBADENDだったりするのが苦手だから・・・じゃないかなと思うのですが。でも、この作品にはそんな描写は無かったな・・・ 本の貸し借りをする腐友が貸してくれるのでとりあえずちゃんと読んでいるんですけど、「どうもダメだなー」と思うとこの方の本だったってパターンが…
Alice
COLD3部作の1作目COLD SLEEP。 まだLIGHTとFEVERを読んでいないのでこれからの展開やまだわからない部分もありますが、とりあえずSLEEPを読んだ率直な感想を。 事故で記憶をなくした透に透の友達と名乗る藤島という男が現れ透を引き取ります。 この藤島がほんとうに透についてなにも話してくれなくて。透が家のことをしようとしてもするなと言うしいきなり専門学校へ行けと言ったり。…
ぎが
交通事故による頭部打撲をきっかけに全生活史健忘に陥った青年・高久透の視点で綴られる物語の始まりは、非常に模糊として不安に満ちている。 もし彼に親兄弟がいたとしても「自分が誰であるかわからない」という状況はそう簡単には変わらないであろうが、唯一面倒を見てくれる「友人」を自称する年長の男からはほとんど何も情報が得られないまま生活を共にするとなれば、いっそう不安は募るばかりであろう。 相手は自分をか…
菊乃
COLDシリーズの1作目です。 と言っても いちおうこの本のみでなんとなくおさまる所におさまった感もなくはないです。 しかし、それはあくまでも表面的なもので 結局、記憶喪失になる前の透のことや 藤島と透がどういう関係だったのかが明らかになってないので これを雑誌掲載時、あるいは旧版発売時に読んだ人は なんともすっきりしない思いを抱えて 続きが出るのを待っていたのではないでしょう…
記憶喪失モノ。 「COLD」シリーズ。 ついにきました。 ・記憶をなくす前の高久透 のターンw 1ページ目から、記憶喪失の喪失スタート。 この出だしは、平手打ちを食らったような衝撃。 「COLD SLEEP」 ・記憶をなくした高久透 視点。 からスタートして、過去がわからぬまま恋をして ↓ 「COLD LIGHT」 ・すべてを知る藤島啓志 視点。 過去と真…
木原音瀬 藤田貴美
パーシモンの住民
あえて、文語体を使用しますので、苦手な方はご了承を。 この作品にどのような評価を下せばいいのか? つねづね評者はそれに戸惑う。とりわけ、本書のような作品に対して「フェティシズムを介在させた欲望の投影行為」(いわゆる萌え)という評価を下すのはいささか困難を伴うだろうし、それはヘタをすれば木原にとってはいい迷惑になりかねないかもしれまい。 本書をたとえるならば、『家畜人ヤプー』のような虚…
記憶喪失もの。 「COLD」シリーズ第2作目。 ・記憶をなくした高久透 ・記憶をなくす前の高久透 ・すべてを知る藤島啓志 3つの視点。今作のターンは、この人! ・すべてを知る藤島啓志 過去と真実が語られます。 このターンは、甘い現在と、酷い過去。 飴とムチ状態でした。 同時収録は「同窓会」シリーズ。 少しずつ「COLD」シリーズにリンクするとの…