木原音瀬さんのレビュー一覧

恋について 小説

木原音瀬  大竹とも 

ほのぼの

初めて木原音瀬さんの作品を読みましたが、いやー読みごたえ十分です☆作家買いしちゃうだろうな。

普通の生活の中でのごくごく平凡なお話でした。でも、これがなかなか中身が詰まっているのです。濃いんですよ。日常の中でのちょっとした出来事が次第に二人に絡んで来てトラブルになったり、二人を追い詰めていく。

最後の最後まで結末が解らなくて。もう破局するんじゃないかと思った。それ位悲惨な状況だったと思…

4

恋について 小説

木原音瀬  大竹とも 

普通の恋愛物のような……

今回は「泣ける」の他に「ほのぼの」とか「暖かい」も入れておきます(笑)
本当に作者さんの特色が出ている作品ですね。
エロいシーンなんて全くない。
そこがいいかな。
よくある、金持ちでもカッコイイでもなくごく普通。
二人とも全然普通のサラリーマンで、冴えないとか書かれてるくらい平凡。
二人ともノンケ。
なのに恋愛しちゃう。

こういう作品があると、本当にBLっていいなぁと思ってしま…

4

恋について コミック

大竹とも  木原音瀬 

木原音瀬・コミカライズ第一弾

うーんコミカライズ版を読んでもやはり笹川は好きになれない…
だってイライラするんだもん!!
基本優しくて柔らかいんだけど、ネガティブで泣いてばかりでウジウジウジウジと…。
相手が朝霞じゃないと、ほんとダメだと思う。
朝霞は笹川の、愚痴をこぼしても優しく聞いてくれて、居心地の良いところが好きなんだろうけど…
臆病で相手の気持ちさえも信じられずに一人で悩んで怖がって、その上さみしがり…

5

恋について コミック

大竹とも  木原音瀬 

地味にしみるいい作品

あーなんかおでんの大根みたいだと思いました、今。
そんな、もうフツーに生きてるフツーの男がフツーじゃない関係になるまでを丁寧に描かれた作品です。
原作がとても好きだったんでどうかなー?と思ったんだけど、…うん、やっぱり私は原作が好きでした、ごめんなさい。
もちろんマンガも面白かったんですけどね、端折ってある所があって、そこがなんかこう「流された!」って気がしたのが自分の中でダメだったのかもし…

3

牛泥棒 小説

木原音瀬  依田沙江美 

綺譚

【綺譚】きたん
美しく、優れた物語
まさに綺譚だな!と。

時代背景は、まだ戦争がはじまる前あたり?
田舎の造り酒屋の跡取り息子と、年上の使用人の
身分違いの恋・・・

ファンタジーと表記するよりもお伽噺。

癇癪持ちで我侭な主人・亮一郎。
短気な言葉を投げつけはするけれど
後で必ず謝ってくれるやさしい主人。

言葉を失った年上の使用人・徳馬は
見えざるものが見える。…

4

牛泥棒 小説

木原音瀬  依田沙江美 

しっとり系

しかしトーンの選択に「しっとり」がないのでなにを選択しようかしばらく考えてしまった・・・。せつないにしたけどあってるのかな?
読んでて切ないじゃないと思った方ゴメンナサイ。

気を取り直しまして・・・
お話はボンボンの亮一郎が使用人徳馬に思いを寄せてグルグルしている話です。(身も蓋もない・・・^^;)
そこに徳馬の口がきけない秘密がちょっとファンタジーテイストで絡んできます。

雑誌…

6

牛泥棒 小説

木原音瀬  依田沙江美 

タイトルに騙されないでください

このBLらしからぬタイトル、アリなんでしょうか。
アリなんです!(なぜなら木原音瀬さんだから)
このタイトル、確かに間違ってないんだけど、木原作品じゃなかったら手に取りたくなかったかもw

時代もので、ファンタジーです。万人にオススメできる、全体的にまろみを感じる優しいお話。
木原さん特有の痛いストーリー展開はないし(大火傷したりしますが、木原作品の場合、この程度じゃ痛いとは言えないのだ)、性格の…

4

薔薇色の人生 小説

木原音瀬  ヤマシタトモコ 

史上最強のヘタレ(笑)

読むのが勿体なくて大事に取っていた(笑)1作。
あとがきにも書いてあるが、珍しくすでにできあがった恋人同士の2人を、出会いまでさかのぼって描いてある。
出来上がった2人だから最初からアマアマな雰囲気。でも木原さんだし、どこかで痛い展開が待っていると身構えていたら、これまた最後までほとんど痛い展開がなしで、ある意味肩すかしをくらった(笑)でも、ほっと心温まるイイ作品。
刑務所行きを食らった前科…

11

薔薇色の人生 小説

木原音瀬  ヤマシタトモコ 

La vie en rose

まず、表紙のヤマシタ先生の絵に惹かれました。
優しいイエローグリーンの背景とロンちゃんとモモの表情がとてもいい。

最初から主人公二人は恋人同士で、物語を遡っていくような形です。
モモの過去は木原先生らしい悲惨な人生で、最初は暗い気持ちになりましたし、ストーリーにも陰惨な描写はありますが、全体的にはモモとロンちゃんの真っ直ぐな純愛モノです。

お堅くて初心なロンちゃんがとっても可愛かっ…

11

薔薇色の人生 小説

木原音瀬  ヤマシタトモコ 

泣きじゃくってしまった

そんなに号泣できるような作品ではないと思うんですが、なぜかボロボロに泣きじゃくりながら読んでしまいました。
木原音瀬さんがデリヘル業界にやたら詳しいのにも驚きました。知りあいにデリヘルのオーナーやってる人がいて、たま~に事務所に遊びに行ってたんですが、登場するデリヘル嬢について、『こーゆう娘、いるいるw』とか思っちゃいましたよ。彼女たちはたいがいわがままでルーズなんだけど、あっけらかんと明るくて、…

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