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木原音瀬 日高ショーコ
アリス
この作品の上下巻ともに読み終えてから なんともいえない不思議な感情がぐるぐるしていました。 自分は松岡と同じような状況になったことがないので 共感できる部分というのはありませんでした。 ですが読んでいるだけでも松岡の感情などが伝わってきて 涙が出そうになりました。 寛末の一言一言が痛いです。 そのぶんリアルさを感じさせられました。 リアルだけど、現実で考えてみたらどうなのだろう…
木原音瀬 館野とお子
むつこ
主役はリーマン。で、天使と人間のハーフ。嘘を見抜く能力を持ち、背中に羽根が生えている。 設定は特殊ですが、ストーリー展開にファンタジー的な要素は薄いです。 どちらかというとオヤジものリーマンもので、ごくごく普通のお話になっている。 相手役は、無愛想で気が利かなくて口の悪い部下。 こいつがもう、ほんと、不器用です。仕事はできるのに、人間関係においてはとことん不器用。幼稚園児が成長したらこうなるのか…
木原音瀬 下村富美
ともふみ
萌萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い) 受け攻め欄の苦肉(?)のor策に笑ってしまいました…。えっと、出来損ない吸血鬼・アルの、人付き合いの苦手なエンバーマ・暁とその友人の刑事・忽滑谷(ぬかりや)を交えた日本滞在記。違…笑 みなさん口を揃えてこれはBL?と言っていますが、私も言っておこう。笑 ボーイたちの胸きゅんラブはどこかしら~~。でもでも、それでも面白いと思わせる力は凄いです。 吸血…
木原音瀬 北畠あけ乃
木原音瀬さんの絶版本は、とにかく値段がつり上がっちゃってるのが特徴です。 ファンといえども「うへー、この値段なら、他の本が数冊買える…」と、ビミョーに躊躇ってしまう。 そんな躊躇いをなくしてくれた作品が本作で、しかもこれ、木原音瀬さんのデビューノベルズ(の復刻版)なのです。 木原音瀬さんの作品には「性格の悪い男」がよく登場します。 私はこの「性格の悪い男」が大好きなんです。 もっと正確にいうと、…
木原音瀬 祭河ななを
↑こういうシーンがありますので、苦手な方は気をつけてくださいw COLDシリーズの三冊目にして完結編です。 木原音瀬さんが『この三冊目を書きたかった』と言われるように、力のこもった一冊になってます。 痛い。とにかく痛い。 肉体的にも精神的にも痛いシーンのオンパレードで、前二冊、とくに二冊目の後半のラブラブっぷりを読まれてるかたが『な、なんで…?』って思われること必至。 冒頭の数ページで、『ヤラレタ…
三部作の二冊目。 この巻で、主役二人の過去が明らかになります。 この過去が、とにかく「悲惨」の一言。 母親の首を締めたくなりました。 容赦ないです、木原音瀬さん。 でも透は、その母親以上に、藤島の裏切りを恨むようになる。なぜなら藤島は、「たった一人信じてた相手」だったから。 同時に、藤島がずっとずっと長い間、後悔にさいなまされながら、透ただ一人を愛し続けていたこともわかる。 過去の自分のあやまち…
三部作の一冊目。 木原音瀬さんの悪魔っぷりをまた一つ見てしまった作品となりました。 サド三部作ですよ、サド三部作! 拷問って、「苦痛だけを与え続ける」より、「苦痛と優しさの両方を与える」ほうが耐え難いそうです。 苦痛だけだと、どんな痛みでもカラダが慣れていくらしい。 そういう意味で、まさに拷問なサド小説でした。 肉体的な意味でも「痛い」描写のある三部作なんですが、それ以上に精神的な「痛さ」が凄まじ…
木原音瀬 深井結己
木原さんのスゴイところは、番外編でもきちんとした「お話」にしてくるところだ。 しかもそれが、本編以上に気になる作品となってたりする。 最近レビューした『黄色いダイヤモンド』もそんな感じだったんですが、この作品もそうでした。 痴話喧嘩的続編やらひたすらエロエロしてる続編が多いBL番外編のなか、これは驚異的なことだと思います。そういうところも好きです。 表題作『さようなら、と君は手を振った』とその続…
木原音瀬 山田ユギ
教師と生徒で年下攻め。 これだけで萌えてしまう方がたくさんいるかと思いますが、木原さんの手で料理すると、このオイシイ設定でも、単純に萌えさせてはもらえません。 教師が本格的なダメダメのアホアホで可愛くなくて、「なんでこんな相手に惚れちゃうわけ?」と、生徒の胸ぐら掴みあげて問いただしたくなること受け合い。 またこの生徒がワンコタイプで包容力のあるいいやつなもんで、余計にそう思う。 中盤まではこの教師…
木原音瀬 高宮東
BLに限らず輪廻モノのラブストーリーは色々と読みましたが、その設定はたいがい「前世では愛し合っていたのに結ばれず…」という形がほとんどです。 そういう輪廻転生恋物語の名作としては、『リング』の作者の鈴木光司さんのデビュー作『楽園』がめっちゃ面白かったので、オススメしておきます。 でも木原音瀬さんが書くと、単純な設定にはならない。 片方は頭がおかしくなるほどに愛していて、 片方は殺すほどに憎んでい…