木原音瀬さんのレビュー一覧

ROSE GARDEN コミック

木原音瀬  禾田みちる 

やさしいお伽話

原作は木原作品の中では評価が低いので読む気無かったのですが、ergoでチラッと見て絵の綺麗さに気になり「一応チェックしとくか」ぐらいの気持ちで買ったら・・・涙涙です(TーT)

そのほとんどがウォーレンのためです。
ただひたすらにカイルの為だけに命をかけ、羽を失い、左目も失い・・・

本当にスネアに出会えて良かった×2
そうしなければカイルは名前すら忘れてました、30年口聞いてないから…

1

甘い生活 小説

木原音瀬  石原理 

救済者と愚者の記録

どどどこが甘いんじゃこらあぁぁ…と力無く叫びたくなりました。
そして shota kon kayo !とも。

藤井という男は本当に弱くて卑怯な奴である。孤独なこどもを犯しておいて、その子が成長し自分の思うようにいかなくなったとたん、文和の弟に目を向ける。…この野郎…!だがそんな男の良い思いはそうは続かない。(タイトルの『甘い生活』は、どうやら悪事などの甘い蜜といった意味のようだ。)タッパの…

4

夜をわたる月の船 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

鬱だ・・・

最初らへんは意気揚揚と読んでいたんですが、途中からの展開がもう、どうにも・・・
正直、この作品は「神」「萌」「中立」「趣味じゃない」のどれにも評価としてつけられないです。

最初はあらすじそのまま、信頼していた上司・柴岡に異動希望の代わりに自分とセックスするように強要される河瀬。
悩みながらも柴岡とセックスしてしまいますが…
結局柴岡は、河瀬が異動になる前に北海道へ栄転。
自分はセック…

6

夜をわたる月の船 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

萌えはないです。

なんとも感想の言いづらい作品です。はっきり言って私、このお話には「萌え」は一切ありませんでした!!その分、木原さんお得意の人間の嫌な面が、不安定で不確かなものとして描かれていました。人の心なんてわかるものじゃない、ということをまざまざと感じました。木原さん、もうBLって枠じゃないです。

主人公の河瀬は、かつて商品企画部への人事異動と引き換えに、上司である柴岡とセックスをしました。そのことを通…

4

夜をわたる月の船 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

難しい、難しすぎる

帯に不穏なことが書いてあった気がするが私は何も見ていない、と自分に言い聞かせ、もちろん裏のあらすじも見ず、口絵を無視して本を開きました。まさかの二段組に衝撃を受けつつ、先へ先へ。
…まだ整理がつかないので、箇条書きのような感じで。ネタバレありです。


とにかく柴岡が性悪すぎる。嘘はつくし口が悪い。死にたがり。けれど愛されたがり、なのだと思う。真っ当な愛され方をした経験が無いから(母親との…

6

恋愛時間 小説

木原音瀬  やまかみ梨由 

草食系男子が恋に気付くまでとそれから。

ある日突然、後輩(部下)の広瀬に好きだとただ一言、告白されてしまった有田学の話。『LOOP』で主役だった英一の兄・学のスピンオフ作ということで、LOOPでガクガク震えた記憶も生々しいもので少し警戒しながら読み始めたのですが、ゆったりしっとり落ち着いた恋の話でした。

恋愛時間というタイトルは、蟻と象の一日の長さは違うという『生活時間』とかけているようです。主人公・有田は、要領悪く手の遅い部下・…

3

あいの、うた 小説

木原音瀬  宮本佳野 

良い意味で泥臭いです

まず表題作。ぼんやりしているように見えて冷静・辛辣な音楽ライターの小菅が、売れないバンドボーカルで乱暴だが媚びない正直過ぎる男・久保山に徐々に惹かれる段階に説得力を感じました。特に『落ちた』切欠が、小菅の失恋を綴ってつくった久保山の歌というのが良いです。山手線三周分の涙とかいいじゃないですか…。
そして、久保山のバンドがタイアップというチャンスで希望の光が見えたところで、小菅の所属する編プロの音…

3

Don't Worry Mama(新装版) 小説

木原音瀬  志水ゆき 

みにくい白ブタの子

木原さんお得意の下克上パターンですが
甘いですっ!やべぇ、読後はロマンチック~vうっとりvとか
思っちゃったよwww

デブでチビで性格が悪い上司と無人島で約2ヶ月
デブなんて守備範囲じゃなかったのに
しみひとつないなめらかな白い肌に
ときめいちゃうんですよーっ!!!
欲情しちゃうんですよー。

後半は、ちょっとご都合主義でしたが
リブレ出版ですからねぇ、カラーとしてはこんな…

5

檻の外 小説

木原音瀬  草間さかえ 

とても辛い話ですが

「箱の中」の続編です。
先に出所した堂野を探し当て、喜多川が訪ねてくるところから始まります。
六年ぶりの再会ですが、堂野は五年前に結婚し、幼い娘もいます。
ただ一途に堂野を求める喜多川と、自分の生活を大切に思い、喜多川も彼自身の家庭を持ってほしいと思う堂野の思いはすれ違います。
そんなとき、堂野の娘穂花が行方不明に。
堂野は過去にも冤罪を受けて刑務所暮らしをするという不幸に遭っているし、…

8

箱の中 小説

木原音瀬  草間さかえ 

一途な執着

辛い話だけど、絶対処分できない一冊です。
痴漢の冤罪で訴えられ、罪を認めなかったせいで実刑を受けた堂野が、刑務所の中で出会った無口な男喜多川。
小さな箱のような部屋に閉じこめられてまともな愛情を受けずに育った喜多川は、他の受刑者とは違う堂野になつき、次第に強く惹かれていきます。
他には何もいらない、堂野だけがほしい。
衆人環視のなかでの強姦におよんだりもします。
そんな喜多川に…

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