木原音瀬さんのレビュー一覧

こどもの瞳 小説

木原音瀬  街子マドカ 

気持ち的にはショタ攻め

幼い頃引き裂かれた兄が記憶喪失で何もかも亡くして弟の目の前に現れた。
そんな設定に、まさかの攻め受け設定が待っていたとは♪
あ、でもこの場合はこの流れは正当なんだよな、、と納得するのでありました。

妻を病気で亡くし、男一人で切り詰めた生活で必死に子供を育てる岬。
妻の手術費用を工面するために兄に再会したとき、過去の優しい兄の面影はなく冷たくあしらわれ、憎しみを持ったのに、精神が子供にな…

2

セカンド・セレナーデ full complete version(新装版) 小説

木原音瀬  北畠あけ乃 

やっぱり文句なしにイイ!!

木原さんの絶版作品は、バカ高い値段がついていて二の足を踏むのだが、ビブロスのものは絶対再販が出ると信じていたので、待っていたかいがありました!!
デビューノベルスになるとういことで、初期作品なんですが、「性格の悪い男」というのが少しイタさを含んで、これが木原作品の原点なのか、と思うのと同時に、その奥に秘められた優しさも感じ取ることができて、今読んでも充分に古臭さを感じさせない、とてもよい作品でし…

19

セカンド・セレナーデ full complete version(新装版) 小説

木原音瀬  北畠あけ乃 

砂原先生萌…

新装版だけど、前回の旧作とあとがき以外は同じ内容で書き下ろしもありませんでした。しかし、久々に読んでも「水のナイフ」は木原作品で一番好きだと再確認しました。高校教師と生徒という設定はありがちですが木原マジックにかかれば新しく息吹が芽生えます。格好良く勉強も出来る優等生だが最悪な性格の年下(攻)×チビ不細工教師(受)というお互いに何かしら欠点のある2人に萌えました。真骨頂と言うべき歪んだ性格のキャラ…

7

WELL 小説

木原音瀬  藤田貴美 

難解ですね…

木原さんの作品はどれも好きなのですが、今回はちょっと……苦手でした。

勿論、ガツンと来ることは間違いないんですが。
こちらでグロいと書かれていましたし、私自身グロい系は苦手ではないので、別段平気だと思っていたのですが、さすがに読み終わった後気持ち悪くなってしまいました。
人肉食の食べ方とか、やたらリアルで……

話自体、『漂流教室』のような感じなんですが、やっぱりこういう世界の終わり…

2

美しいこと 下 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

寛末ー!!

えー下巻です。
優柔不断の寛末×けなげな松岡です。
あいかわらず、先が読めない作品でした・・・。なんというか、最初の方の寛末の優柔不断・無神経さに腹が立ちました・・・。
松岡に期待させるようなことばっかりするなよ!!
少しは松岡の気持ちを考えろヾ(。`Д´。)ノ彡自分の事ばっかりじゃねぇか。
途中でなんで松岡は寛末の事好きになったの?って思って、上巻をもう一回読みましたが、なんだかなぁと…

3

美しいこと 上 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

心臓がギュ~~~~っとなる作品

 上下巻そろえてから読み始めて本当に良かったです!

ともかく切なくて切なくて心臓がぎゅ~~~~っとなります。
途中「どんだけうまくいかないんだっ!」と、もどかしさに発狂しそうになりました。
挿絵もよかったです!
はじめての木原先生デビューでしたがハマりそうです〆(・д・

1

セカンド・セレナーデ full complete version 小説

木原音瀬  北畠あけ乃 

柔らかい!

デビュー作、というだけあって今の木原さんの作風の片鱗を見せてはいますが、それにしても柔らかかったです。

ふわふわしてる!
痛さが少ない!

とりあえず「水のナイフ」を読んだ時そう思いました。
なんだこの甘さ!
木原さんって最初はこういう感じで書いてたんだ、と驚きが(笑)

「セカンド・セレナーデ」はやはり木原さんらしい痛さが感じられましたけども。

本人があとがきで少しこぼ…

1

薔薇色の人生 小説

木原音瀬  ヤマシタトモコ 

好きな人のために何ができるだろう?

木原マジック全開でキュンキュンする一冊だった。
自業自得で何もかもを失った百田と、すべてをなげうっても彼を救おうとした浜渦ことロンちゃん。
初めサイテー男の百田がどんどんロンちゃんのことを好きになって、彼のために何かしたい。何ができるだろうと考えていくのは可愛くて、切ない。
それで幸せになるのではなく、一番まずい方向に進んでいってしまう彼の愚かさも含めて。

ロンちゃんの告白には思わず涙…

8

HOME 小説

木原音瀬  藤田貴美 

この作品のハッピーエンド

ぅう~ん。痛い…。


お互いこんなに想い合っているのに、
何故、想いは読者にしか伝わらないのだろうか…。


確かに、皆さんおっしゃる通り、明るい話ではありません。


しかしながら、ラスト十数頁を読み終え
「ここまで読んで良かった…」
と読者である私自身、大変救われた思いが致しました。


今までが真っ暗すぎた為か、本ッッ当にかすかな光りがこの世の救いとばかりにとても眩しく感じました。


昨…

1

HOME 小説

木原音瀬  藤田貴美 

罪深き、愛のしるし

タイトルに意味はあまりないです。

久しぶり?に木原さんの作品を読んだ気がします。
相変わらず弱者な人たちでした。
どう書けばいいのか分かりませんが、ある意味では直己が事故に合ったのは罪の証なのかもしれません。

甘いだけではない、もの。
簡単に手になど入れさせない、というもの。

一読しただけではなにかを語れるというほどでもないんですが。

木原さんの作品はどれも痛くて胸が…

0
PAGE TOP