木原音瀬さんのレビュー一覧

パラスティック・ソウル -はじまりの章- 小説

木原音瀬  カズアキ 

皮肉な運命に翻弄される愛の模様

オムニバス形式で描かれているストーリーなのですが
作品に登場する全ての主人公たちは複雑に運命が絡み合って
いるんです、そしてキーマンが天才科学者のブロイルスで
そのブロイルスが作った薬によって運命が大きく動き出す。

近未来を舞台にした人間の傲慢さがにじみ出ていたり切なくて
涙が溢れてくるような話だったり人間の愚かさをこれでもかって
思い知らされるストーリーもあり、あっさり読めるよう…

5

男の花道 Don't Worry mamaシリーズ 小説

木原音瀬  志水ゆき 

オネエでバリタチな攻めさまに萌えるんです

もう、最高の作品ですよ!!
Don't Worry mamaシリーズ のスピンオフ的な感じですが
脇役だったオネエのマスターの攻め様がバァーンと主役の今作
さてさて相手はどんなお人かと思えば・・・オタク!です。
それも2次元の世界にどっぷりハマってる巨乳フィギュアも
アニメも大好きでまさに秋葉系でもダサダサ感ぴか一のモノホン
黒髪黒メガネのおどおどして根暗な受け様がお相手なん…

15

男の花道 Don't Worry mamaシリーズ 小説

木原音瀬  志水ゆき 

だからオネェのおかまが好きなんだ!!という作品

この本は電車や公共の場所で読んではなりませぬw
百面相をさらすことになりますww
正直、自分恥ずかしい目にあいましたwww

さておき、自分はおネェが好きなのだが、この本の主人公・友晴は細マッチョで、おネェ言葉でなければタッパもあり女子が注目するいい男・・しかし、ゲイバーのマスター(ママ?)で当人は囲みヒゲのマッチョが好みと言い切る生粋のバリタチゲイ。
まさに好みのおネェだ(いっそ女装も…

17

深呼吸 小説

木原音瀬  あじみね朔生 

期待を裏切らない完成度

 木原らしい。この一言に尽きる。作家は得てして手癖というものを持っており、どうしたってそれは現れる。傾向と言っても良いかもしれない。

 今作は精力を費やしたと云うよりリラックスして書いたのでは?と思わせる。
 そしてそういった作品にこそ著者の手癖が強く反映され結果、作風がより強調されている。
 手癖だけでアウト・プットに達するには相当な実力が必要だ。もちろん木原はその実力を持っている。

4

Don't Worry Mama(新装版) 小説

木原音瀬  志水ゆき 

いやー素敵だ!

木原さんの作品の中ではコメディー色満載なお話かと。
私は凄いツボに入ったお話で、凄い面白かったです。 
いままで見たことないような受け・・・で読み始めは裕一と一緒にイライラ
上でかにゃこさんがおっしゃってる通りにみにくい白ブタの子がぴったりだよな今蔵さんwww
ホントどうなるかと思いましたよ。 
だけど今蔵さんが段々可愛く見えてくるから本当に不思議です(最後はホントに可愛くなるけどw) …

3

檻の外 小説

木原音瀬  草間さかえ 

悲しいというよりも

喜多川の気持ちが報われた時は
嬉しくて、ホットしたけど同時にモヤモヤした。

人生の終わりまで書かれているので、結ばれた後の
二人を好きに想像できない、なので重みのある作品として
ラストのかたちは個人的に、あまり好きな方ではない。
穂花のことや、事件の後に尚を産み、育てていた元妻の
たくましさを感じたからか、本人達は感じていなくても、
幸せそうに見える半面、孤立感を感じ「男同士」と…

1

箱の中 小説

木原音瀬  草間さかえ 

冤罪の映画を、ロードショーで少しだけ観たことを思い出した。

被害者が無罪と解る視点で進んでいき、
警察の取調べを受けるシーンはストレスを
感じずにはいられなくて、すぐチャンネルをまわした。

現実にも有罪になり、罪によっては死刑になってしまった
人もいたのだろうな、とか自分や身内、友人が被害にあったら、
と改めて考えると恐ろしいです。

育った環境が人を作り、それをもとに
新たな環境を作っていったりしますが
非常識な環境の、影響を受けた…

0

深呼吸 小説

木原音瀬  あじみね朔生 

この胸の甘い痛みはなんなのだろう

真夜中であるにもかかわらず、寝ることも忘れて、じっくりと、一字一字漏らさず読ませていただきました。さすが木原さん、今回の作品も読んでいる最中、胸にかすかに切ない、けれど甘い痛みを伴うものを感じさせてくれるような作品でした。木原さんの作品を読むたびに湧き起こるんですよね。これが萌えという感情なのでしょうか(笑)
相手への複雑な感情(木原さんの作品の場合、憎悪など負の感情がほとんですよね)から転じて…

3

FRAGILE 小説

木原音瀬  高緒拾 

まさかの大河内、萌え。

良くも悪くも、人間らしいメインキャラ二人。

まじめで、努力家、優秀な社員の青池×と
企画力に乏しいことをきっかけに、たいていの企画書を
上へ通す人脈を築いた、大河内係長。のお話。

この大河内、他責的で臆病、パワハラと
とんでもない人ではありますが。口だけで企画書を
通すのは無理だから、基本的には、努力家だと思う。

評判どおり、外道的な内容が含まれていて
読書中は、不快感…

8

檻の外 小説

木原音瀬  草間さかえ 

人生

前巻「箱の中」を読み終わったあと、すぐにでも読みたかったのに買ってなかった…!! と悔やんでいましたが、逆に良い間ができてうっかり得した気分です。

読了直後にこれを書いているんですが、正直涙が止まらなくて困っています。
喜多川と堂野が再開した後……喜多川のあまりにも純粋で真っ直ぐな愛にゾッとしながらも目を潤ませていました。

そして、「なつやすみ」
「箱の中」「檻の外」堂野が冤罪を受け刑務所に入…

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