木原音瀬さんのレビュー一覧

夜をわたる月の船 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

オジサマに共感するわ!

人は皆狂うものなの。
ほんのちょっとの出来事で
埋められない穴がぽっかり開いちゃうものなのよ。
人間は誰だって弱い生き物なの。
もうこれ以上はダメだ~助けてくれ~って心から叫ぶ日だってあるわ。
このオジサマだけじゃないはずよ。
ずるい気持ちが相手の気持ちを動かす時だってあるわ。
私はこのオジサマの気持ちがイタイほど共感できる。
誰にも自分の気持ちが解ってくれず
「死にたい」って何…

3

WELL 小説

木原音瀬  藤田貴美 

すべての民が 狂うがいい・・・

コノハラ作品を愛する者として この作品ははずせない。
甘ったるいのもいいけれど この作品こそがコノハラ流ではないか!
人間としての生き様が書かれている。
仏教に通じるものがここにある。
人としての弱さ・悲しみ・憎しみ・地獄の阿鼻叫喚が待っている。
表現力は世界を震撼させるであろう。
私はこの話が大好きです。
地獄の苦しみの中でもがきながらも ほんの少しの光りが差し込む。
人間として…

3

キャッスルマンゴー 2 コミック

木原音瀬  小椋ムク 

完結

待望のキャッスルマンゴー2巻です!
私はリバーズエンド本編+プロローグ→キャッスルマンゴー2巻→小椋ムクさんのペーパー→god bless you→木原音瀬さんのペーパーという順番で読みました。

1巻があんな終わり方だったので続きが気になってしょうがなかった!本当はこの2巻をすぐにでも読みたかったのですが、悩んだ末リバーズエンドを先に読みました。やはり、漫画の2巻より先にリバーズエンドを読…

10

箱の中(文庫版) 小説

木原音瀬 

読んでわかる!


内容を簡単に説明されて、分かった気になっちゃいけないなあ。
と思うお話でした。
なんとなく冤罪の人と殺人犯の刑務所の中と、出所した後の話ってことは知っていて、
暗いのやだなあと思って買ったけど読んでませんでした。

そしてなんとなく電車の移動時間で読み始めたら、
うおおおおおおおおおおおおおお!!
ってなりました。

痴漢冤罪で捕まった堂野は殺人を犯した罪で捕まっている喜多川…

1

キャッスルマンゴー 2 コミック

木原音瀬  小椋ムク 

ぶきっちょ×ぶきっちょ

見ていてじれったい二人でしたが、最後はハッピーエンド♪
不器用故の成り行きでしたね。

美青年の万くんが、恥じらったり、泣いたり・・・S気がある攻めさんだったら、ガンガン攻められそうですね~なんてちょっと妄想してみたりして(*´∇`*)

まぁ、そんなのは私の頭の中だけ・・・じゃなかったですね。
初版特典の、木原先生著の小冊子にはちら~っと、そんな場面ありましたね。
でもでも・・・可…

7

リバーズエンド 小説

木原音瀬  小椋ムク 

十亀の過去

私はリバーズエンド本編+プロローグ→キャッスルマンゴー2巻→小椋ムクさんのペーパー→god bless you→木原音瀬さんのペーパーという順番で読みました。

やはり、漫画の2巻より先にリバーズエンドを読んで良かったです。十亀の過去を知った上で2巻を読むのと、知らないで読むのとでは十亀の印象が違うのではないでしょうか。正直、私も小説を読んでいなければ何故あんなにも十亀は諦めが良すぎるのか不思…

13

LOVE HOTEL キャッスルマンゴー 2 特典ペーパー グッズ

十亀さん変態おじさん

「リバーズエンド」の初回封入ペーパー「昼ならいいの?」のレビューでも書いていますが「キャッスルマンゴー」「リバーズエンド」を通して感じた切なさだったり苦しさを払拭させてくれる幸せが溢れた日常を一部切り取り描かれたこのショートストリー。

「昼ならいいの?」でも十亀さんの変態チックさが垣間見えてたのですが、この「LOVE HOTEL」であらわになった十亀さんの変態さに笑わせていただきました。

3

POLLINATION(新装版) 小説

木原音瀬  金ひかる 

大好きなシリーズになった

裸ん坊シリーズ最終巻「POLLINATION」=植物受粉
最初は何ぞやと思ったけど読み終えてちょっと理解できた気がします。

非常に繊細で難しいテーマだったと思います。あの人間とも思えない愚かな谷脇が自閉症の少年と出会ってどう変わるのか、どう自閉症が描かれるのかドキドキちょっと不安を抱えながら読みました。

松本を失ってから改善されるだろうと思われていた谷脇の行為はほぼ改善されることはな…

11

FLOWER(新装版) 小説

木原音瀬  金ひかる 

木原作品の中で最も愚かな人間登場

私が今まで読んできた作品の中で史上最悪に愚かな男・谷脇が登場します。前作「WEED」でも最悪っぷりを発揮していましたがこの「FLOWER」でも全快です。

谷脇は自分が楽しむためだったら他人の気持ちや想いを平気で弄ぶことが出来る男。今作で谷脇の餌食になった人物は成績優秀で将来を期待される優しい医師・松本である。
酔った事を狙って松本を強姦します。松本は酔いのため覚えていませんが、その後宮脇の…

5

WEED(新装版) 小説

木原音瀬  金ひかる 

最後はあまあまw

木原作品は好きで、気になった作品をこれまでちょこちょこ集めてきました。最終的には手に入れることが出来たら全部集めようと思っていたんです。で、木原作品に出合った当初「裸ん坊シリーズ」には手を出せないなと避けてたんですよ。当時の私はブラックすぎる展開や痛い系が苦手だったので『男を道で拾って3P強姦』とか無理!と思ってました。

しかし、今ではたくさんの作品に触れてきて、いろんなシチュエーションに対…

4
PAGE TOP