木下けい子さんのレビュー一覧

天国に手が届く 小説

夕映月子  木下けい子 

ご冥福をお祈りします。

とても好きな作品です。
山でしかうまく息ができない男とその男の隣にいることを選んだ男。
登山を全く知らなくても緊張や景色が感じられました。

偶然、SSを目にしてこの作品と先生に出会えたことをありがたく思います。

10

松前先生と美貌の作家(ぼく) 小説

遠野春日  木下けい子 

古きよき昭和BL

”由利先生”シリーズからこちらにたどり着いた読者です。
なんとなくお正月は古きよき日本の情緒を味わいたくて本作に取り組みましたが、かなり好きな感じでした!そして、昭和前期の時代設定って、女性の社会進出がいまいちだったので、男だらけの社会に違和感がなくて、するっとBでLにもっていけるなーと、新たな気づきがありました(笑)。

遠野先生のあとがきに曰く”己の美貌に厚かましいばかりの自身をもってい…

2

月光坂の花屋敷 秋 コミック

木下けい子 

自己評価の低い男を愛するには強い気持ちが必要

自己評価の低いおじさん(受)とイケメンの話。
多分、続き物ですよね?最初の話を読まずに読んだんだけど、背景はなかなか難しそう。
片思いの男の子供を育てている、誰とでも寝るおじさん幸哉。その片思いをしていた男の影をずっと引きずっているのもあり、自己評価が低い。
そしてそんな男に惚れた小鳥遊。冷たくされても嫌いになれない。
そして息子(14)。

幸哉の自己評価の低さには、正直そこまで自分…

0

京極家の初夜 コミック

木下けい子 

繋いだ手から愛が生まれる

ゆっくりのんびりスロウラブ。

■誠志郎
政治家(父の)秘書を生業とするお堅いダーリン。
本気の初恋愛が偽装結婚絡みというハードモード。
古参議院のセクハラに対しての反論、芋ほり帰りの礼央にかけた言葉と今巻は名言製造機!!
木下先生は無自覚系の人の描写がうますぎる。

■尊
料理上手のハーフアップが似合うハニー。
チャラそうに見えて一途。
次巻ありますよね?もっと内面が見たー…

2

恋をするなら二度目が上等(2) コミック

木下けい子 

これくらい振り回したっていいじゃない

 2巻を読んで改めて感じたのは、受けの宮田のようなキャラって案外貴重なのかもということ。かつては岩永の言う通りに従うしかなく、受け身に恋愛をしていた子でしたが、大人になって、岩永と一緒に仕事をするようになってからは、恋愛経験値は低いままでも大人らしい図太さや妥協は覚えていて、それで恋愛経験値をカバーしている。いそうでなかなかいない受けだなぁと。

 岩永に再び惹かれている、好意を抱いていること…

0

京極家の結婚 コミック

木下けい子 

最高によかったです!

人気作だけど絵が淡泊だな、と見た目だけで敬遠していた自分を叱ってやりたい。
木下先生、最高でした。人気なのも納得です。
続刊ものということで、2冊合わせて購入しましたが大正解でした。
本当に人気も納得の良作。今年読んだBLの中でもかなり上位です。エッチな描写は少ないですが、キャラクター同士のやり取りの面白さが木下先生の作品にはあります。
キャラクターがいきいきしているので、もっと読みたいと…

1

スローリズム 小説

杉原理生  木下けい子 

本当にスロー

何回も読み直すほど、大好きなお話です。
CDも聴いているので、本を読む時も前野さんと野島さんで脳内再生されるので、お得な本なのです。

ジリジリと中々進まない二人の関係。
そのジリジリを楽しむ本だと思って噛み締めながら読んでいます。

攻めの矢萩の長い片思い。
高校生の頃から社会人まで。
意地を張っての「お前だけは好きにならない」
と言い続けるのは、大変だ〜
受けの鈍さがしんど…

0

京極家の初夜 コミック

木下けい子 

円満なんです。

両親が有名人のチャラめのイケメン×政治家の息子で優しいイケメンのお話です。歳の離れた弟も同居しています。

京極家の結婚の続編です。

結婚を公言してからの二人です。
二人並んでいればもう眼福です。
そして二人の生活の空気は自然でとても穏やかなのです。
思いやりと愛があるんです。
偽装なのですが。

そんな幸せ結婚生活の中それぞれの心の中に葛藤が燻ります。

さてどうなる京…

6

Chara BIRTHDAY FAIR 2021プレミアム♡ペーパーセレクション Bコース グッズ

なんてったって

最推し作品の二重螺旋、小説版コミック版ともBコースにまとめていただいて有難い(いいかげん財力が尽き果てる)。二重螺旋も良かったけれどニッケ先生のユキもめちゃんこ好きなので神にしました。ああ可愛い。
(後追いで好きになった方は頑張って探しましょう! 私も何年も前のやつを探し回りました)

以下読んだもののみコメント
1 寄宿舎の黒猫は夜をしらない 番外編
 ユキが「他になんか特殊能力あるん…

0

眠り王子にキスを 小説

月村奎  木下けい子 

幸せになるキスを。

納得の不朽の名作ですね。
温かい幸せな読後感です。


受け様は1人でデリと料理教室を切り盛りする料理人の堀。
最近、デリの惣菜を買いに訪れる1人のお客とささやかな会話ができるのを密かな楽しみにしていた。
そのお客こそ攻め様の宮村。

堀は、最近一人暮らしを始めた料理初心者の宮村に、料理を教えることになる。
友達と称して、ぐいぐい距離をつめてくる宮村に、堀は戸惑いながらも少しずつ…

1
PAGE TOP