木下けい子さんのレビュー一覧

スローリズム 小説

杉原理生  木下けい子 

親友に恋する

「親友」という設定でどんぶり飯三杯くらい、軽~く、美味しくいただける自分にとっては、とても素敵な親友モノでした!
それも、ずっと長い間友達同士で……という、年期の入った親友モノなので熟成された美味しさでした。
攻めは、高校の頃に自分がゲイであることを受けに告白しているのですが、その際、「安心しろよ、おまえだけは絶対好きにならないから」と告げ、それから12年間も二人は友達関係を続けています。

5

普通のひと 小説

榎田尤利  木下けい子 

ノンケ×ノンケの不器用な恋の葛藤劇★

(以下、ブログよりほぼ転載した感想になります)
BL本だけど人目にさらしたくなる美しい表紙!

ぎゃ~~~!花ちゃん、かわいすぎ~~~!!!

とにかく花島をはじめ、人物がとってもステキに書かれているので、面白かったです!

花島は、元グラフィックデザイナーということで、センスがよくかわいい顔立ちなので女性に結構モテます。一見とっつきにくそうだけど、天然はいってて可愛いところのある、…

4

好きです係長! コミック

木下けい子 

翻弄されるオヤジたち

表題作の他に短編がいくつか入っていますが、殆どが年下攻めで、年下攻めの話じゃなくても年下に翻弄されるオヤジが出てくる・・・そんな話が多い気がします(笑)
木下さんって年下攻め意外と好きなのでしょうかね?

表題作にもなっている「好きです係長!」は係長って言うくらいだからリーマンもの。
係長雁屋の部下、獅子堂はハンサムで仕事も出来て上司の信頼も厚い、女子社員からは王子様と言われるような申し分…

3

由利先生は今日も上機嫌 コミック

木下けい子 

可愛い♪

タイトルからしてシリアスものではなさそうな雰囲気のマンガですが、実際その通りでした。

小説家X担当編集者のお話です。

おかしい~可愛いといってもいいのかも知れない編集の六車(むぐるま)くんが!

からかった時の反応がいちいち可愛いので六車くん担当の小説家、由利先生はついつい六車くんをからかってしまう。

真冬にスイカが食べたいと言ってみたり、夏の暑いさなか、焼き芋が食べたいと言…

5

君とハルジオン コミック

木下けい子 

大人だから…の不器用な恋愛。

木下けい子さんのコミックスの中で、はじめて読んで、今でも一番好きな作品。
不器用な大人と意地っ張りなハルの曖昧な関係に心癒されました。

昔から小さな子供と大人のお話ってすきなんです。
この高校生のころの瀬尾がひねくれているように、結構ひねくれてるんですよね、人間誰しも。純粋なまま大人になるなんて難しいし。
そこにそのまま純粋!の小さな子供が入って、何か自分の中で変わってゆく…そんなシュ…

2

恋をしている君たちへ 小説

麻生雪奈  木下けい子 

あまくて少しもどかしい

好きになった人がお互い≪親友≫というお話です。

無口で男前、カナに優しい 柏木侑斗。
「トモダチ」以上の感情を抱くが、関係を壊したくなく気持ちを隠す 緒川カナ。

カナは侑斗が自分に少なからず恋愛感情を持っているんではないかと思うんですが、侑斗がカナに「カナは特別。」という言葉に対して、間違ってひどい言葉を言ってしまうんです。

その後はお互いにギクシャクしちゃったり、侑斗の兄に嫉…

2

恋雪 小説

砂原糖子  木下けい子 

切ない

幼馴染みもので再会ものです。焦れったいです。長い長いすれ違いがあります。切ないです。
良作でした。
木下けい子さんの挿し絵、この作品にめっちゃ合ってました。

主役は幼馴染み同士の二人、成明と湊。視点が順番に変わりつつ、ゆっくりじっくり二人に起きる事件や心理変化などが語られてゆきます。
離島を最初に飛び出したのは成明。恋人の湊に「必ず迎えにくる」と約束して、東京へ出る。
でも、それから長い時間が流…

3

カフェオレ・トワイライト 小説

松前侑里  木下けい子 

優しさと勇気をくれる

劇団の団長を務める父、その手伝いをする母。自宅には劇団員が大勢出入りし、父母は劇団の仕事に手一杯で、真樹は子供の頃から親に構ってもらったことはほとんどありません。
また、父は、劇団員のほとんどの女性と平気でつきあう奔放な男。
そんな環境で育った真樹は、演劇が大嫌いで、何より『普通』でいることを願っています。
本当はゲイなのに、それを認め、『普通』ではない側へ行くことなど絶対にできない。幸い自…

1

キスブルー KISS BLUE コミック

木下けい子 

友情って、便利な言葉。

ほんのちょっとしたキッカケで、親友に恋してしまった。いつ、友情と恋愛の境界線が揺れ動くだろうと、はらはらしながら読みました。

友坂は野田に気づかれないよう隠します。しかしバイト先の店長(ホモ)に「君――彼のこと好きだろう」と言われ極端に焦ります。この必死さが見所の一つです。

「友情でセックスなんてごめんだな」と友坂は野田に言いつつ、二人は一線を越えてしまいます。これは友情?愛情?…友坂…

4

蜜色パンケーキ コミック

木下けい子 

好きな絵だ

つくづく好きです、木下けい子さんの絵。
こういう薄い感じの絵は、話の内容以前に、見てるだけで癒されるよ。

短編がいくつか入ってました。
ぜんぶ攻がヘタレてる可愛いお話でした。
一番好きだったのは、『明日はバラ色』っていう学園モノ。
付き合ってる先輩にエッチなことがしたくてしたくてたまらない後輩くんのスーパーヘタレっぷりと、自宅でキスしたときにスイッチが切り替わって止まらなくなったときの豹変ぷりに…

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