木下けい子さんのレビュー一覧

オールトの雲 小説

一穂ミチ  木下けい子 

ふたりの愛が伝わってくる

「幼馴染」というありきたりな設定にも関わらず、今回も感動させられました。普通な設定の物語にここまで入り込んでしまったのは初めてです。
それはやはり一穂先生が文章力に長けているからでしょうね。ストーリーに無駄なところも欠如しているところも無ければ、表現がとても繊細で、ひとつひとつが胸に染みてきます。思わずBL小説ということを忘れてしまうほどです。

流星と太陽の会話は、流星の無口な性格のせいか…

7

好きです係長! コミック

木下けい子 

男前です係長!見事にサラリーマン萌えです。

木下さんにしては随分と積極的でエロい攻めが出てきたなと「おっ!」とさせられました。
いきなり雁屋係長に告白する部下の獅子堂
そんな獅子堂にだんだん係長の心が傾いていくのに、肝心の獅子堂が二の足を踏みだすのがじれったい係長。
勝負パンツがおじゃんになっちゃうし~
覚悟を決めた係長は男前ですっ!自分から獅子堂にせまってしまうし
ああ、おとなのファンタジーだわ。
そうそう、こういうシチュエー…

2

由利先生は今日も上機嫌 コミック

木下けい子 

可愛い大人の胸キュンがつまってる

ミステリー作家の由利先生と、出版社から「嫁に出した」と言われて、由利先生に翻弄されまくる青年編集者六車くん。

時代が終戦後というまだアナログな時代の設定。
六車くんの出身が宮城県(枝豆を作る実家&言葉尻の”だっちゃ”)
なところが六車くんが純情なゆえんなんですね~
新幹線もまだなくて、「つばめ」ですよ。
六車くんの初心さもかわいければ、その純真さを面白がるようにおもちゃにする由利先生…

8

キスブルー KISS BLUE 2 コミック

木下けい子 

大事なモノを1つだけ抱きしめるような攻めが私は好きです。

「キスブルー」の続編。
やっと野田の気持ちがかたまってきた2のお話。
2股、3股上等の野田が身辺整理をするのは《若さ》だなぁと思いました。
若いって、手に入れたいもののために持ってるものを
捨てられる強さみたいなものがあって、すごく潔い恋愛ですよね・・・

同時収録の「彼はカフェで待っている」は・・・
友坂のバイト先のカフェの店長のお話。

「キスブルー」本編では、ひっかきまわし…

5

キスブルー KISS BLUE コミック

木下けい子 

親友を好きになるという経緯が、これでもか!の丁寧描写

ものすごく有名なBL本のうちの1冊ですよね。
ずいぶん前からタイトルは知っていたのですが
なかなか手にとることがなく縁あって今、読みました。

ノンケ同志。
親友を好きになるという経緯が、これでもか!
と、いうほど丁寧にじっくりと描かれているお話。
それが本当に自然で、世の中の男子親友同士も
ちょっとボタンを掛け間違えればこんな風に恋人になっちゃうんじゃない?
と、夢みちゃったり…

2

ボクとオレのカワイイあのコ コミック

木下けい子 

理系メガネ

表紙左から高木(177cm院生メガネ)、合田(165cm柔道二段)、細川(182cm金持ち)。
合田は大学からの友達の志塚と同居。志塚の隣に住むのは、人生に疲れているサラリーマン杉田。

5人の関係はこんな感じ(序盤)。

高木

合田 → 志塚 → 杉田

細川

高木の、川岸の告白がステキでした。
高木は紙ヒコーキを作るのが特技で、向こう岸まで飛んだら合田の願いは叶…

1

由利先生は今日も上機嫌 コミック

木下けい子 

今日"も"上機嫌な理由

俺様でワガママな作家・由利先生×一生懸命で健気な六車くん
表着物を着ている作家先生、更に膝枕をさせている…。表紙に一目惚れして買いました。

昭和のレトロな世界観で繰り広げられる2人の恋は、じっくりとじんわりと進んでいきます。
俺様な由利先生が、六車くんが可愛くてしょうがないということが第1話で既に分かります。自覚の良さは大人としての経験値があるからでしょうか。一方の六車くんは純情そのもの…

4

スローリズム 小説

杉原理生  木下けい子 

焦れったすぎます

私、矢萩が言った「おまえだけは絶対に好きにならない」っていう言葉の真意が、途中までわからなくて。
水森じゃないけど、言葉そのまんまに受け取ってましたよ。
水森だって、そうとしか思ってなかったんです。
だから、12年間もつかず離れず、週2回もかかってくる電話だって、何の疑問も持たずに話してたんですよ。

でも、これって周りから見たら『付き合ってる』状態?
後輩である堀田も、友人の木田も、…

2

恋雪 小説

砂原糖子  木下けい子 

湊だけにまさに“港”のような男

砂原さんの島モノBL
『純情アイランド』とは、またぜんぜん違う雰囲気で
シリアス展開でした。

北の離島が故郷のふたり。
同級生はふたりだけ。
幼なじみで、親友で、恋人で、おのおのがすべてだったのに
攻めが東京に出て変化してしまう・・・

流されるまま身体と心を奪われた受け。
攻めの心変わりに傷つきながらも受けは従順で引き際がよく消えるけど
芯の部分では、ずっーーーーーと攻め…

9

スローリズム 小説

杉原理生  木下けい子 

杉原作品は、いつだってスローリズムv

CD化が決まり、キャストも決まり
ものすごく楽しみにしている中、読みましたv
CDが届いてから
CD→原作→CDの順番で楽しもうかなぁと思ったんだけど
我慢しきれずに原作を先に読みました。

『スローリズム』なんてタイトルつけなくったって
もぉーv杉原さんですからね・・・
あなたいつもスローリズムじゃないですか!と、思うwww

最初っからお互い好き同士なのに
うまく繋がらな…

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