木下けい子さんのレビュー一覧

キスブルー KISS BLUE 2 コミック

木下けい子 

大事なモノを1つだけ抱きしめるような攻めが私は好きです。

「キスブルー」の続編。
やっと野田の気持ちがかたまってきた2のお話。
2股、3股上等の野田が身辺整理をするのは《若さ》だなぁと思いました。
若いって、手に入れたいもののために持ってるものを
捨てられる強さみたいなものがあって、すごく潔い恋愛ですよね・・・

同時収録の「彼はカフェで待っている」は・・・
友坂のバイト先のカフェの店長のお話。

「キスブルー」本編では、ひっかきまわし…

5

キスブルー KISS BLUE コミック

木下けい子 

親友を好きになるという経緯が、これでもか!の丁寧描写

ものすごく有名なBL本のうちの1冊ですよね。
ずいぶん前からタイトルは知っていたのですが
なかなか手にとることがなく縁あって今、読みました。

ノンケ同志。
親友を好きになるという経緯が、これでもか!
と、いうほど丁寧にじっくりと描かれているお話。
それが本当に自然で、世の中の男子親友同士も
ちょっとボタンを掛け間違えればこんな風に恋人になっちゃうんじゃない?
と、夢みちゃったり…

2

ボクとオレのカワイイあのコ コミック

木下けい子 

理系メガネ

表紙左から高木(177cm院生メガネ)、合田(165cm柔道二段)、細川(182cm金持ち)。
合田は大学からの友達の志塚と同居。志塚の隣に住むのは、人生に疲れているサラリーマン杉田。

5人の関係はこんな感じ(序盤)。

高木

合田 → 志塚 → 杉田

細川

高木の、川岸の告白がステキでした。
高木は紙ヒコーキを作るのが特技で、向こう岸まで飛んだら合田の願いは叶…

1

由利先生は今日も上機嫌 コミック

木下けい子 

今日"も"上機嫌な理由

俺様でワガママな作家・由利先生×一生懸命で健気な六車くん
表着物を着ている作家先生、更に膝枕をさせている…。表紙に一目惚れして買いました。

昭和のレトロな世界観で繰り広げられる2人の恋は、じっくりとじんわりと進んでいきます。
俺様な由利先生が、六車くんが可愛くてしょうがないということが第1話で既に分かります。自覚の良さは大人としての経験値があるからでしょうか。一方の六車くんは純情そのもの…

4

スローリズム 小説

杉原理生  木下けい子 

焦れったすぎます

私、矢萩が言った「おまえだけは絶対に好きにならない」っていう言葉の真意が、途中までわからなくて。
水森じゃないけど、言葉そのまんまに受け取ってましたよ。
水森だって、そうとしか思ってなかったんです。
だから、12年間もつかず離れず、週2回もかかってくる電話だって、何の疑問も持たずに話してたんですよ。

でも、これって周りから見たら『付き合ってる』状態?
後輩である堀田も、友人の木田も、…

2

恋雪 小説

砂原糖子  木下けい子 

湊だけにまさに“港”のような男

砂原さんの島モノBL
『純情アイランド』とは、またぜんぜん違う雰囲気で
シリアス展開でした。

北の離島が故郷のふたり。
同級生はふたりだけ。
幼なじみで、親友で、恋人で、おのおのがすべてだったのに
攻めが東京に出て変化してしまう・・・

流されるまま身体と心を奪われた受け。
攻めの心変わりに傷つきながらも受けは従順で引き際がよく消えるけど
芯の部分では、ずっーーーーーと攻め…

9

スローリズム 小説

杉原理生  木下けい子 

杉原作品は、いつだってスローリズムv

CD化が決まり、キャストも決まり
ものすごく楽しみにしている中、読みましたv
CDが届いてから
CD→原作→CDの順番で楽しもうかなぁと思ったんだけど
我慢しきれずに原作を先に読みました。

『スローリズム』なんてタイトルつけなくったって
もぉーv杉原さんですからね・・・
あなたいつもスローリズムじゃないですか!と、思うwww

最初っからお互い好き同士なのに
うまく繋がらな…

10

普通のひと 小説

榎田尤利  木下けい子 

大人の不器用な恋にキューンとなります

以前文庫で出てた『普通の男』と『普通の恋』の二冊をまとめたものに、書き下ろしの『普通のオジサン』が加わり、ボリュームたっぷりの分厚い一冊になってます。
大好きな二人だったもんで、書き下ろしで幸せそうな五年後の姿が読めて嬉しい。

正直いうと私は、「普通とは何ぞや?」でぐるぐるしてるところはあまり好きじゃないんですよね(テーマなのに…)。
けど、三十路を超えた二人の大人の男が、すれ違いながら不器用に…

9

シガレット・ラブ 小説

雪代鞠絵  木下けい子 

共依存からの解放

攻・外科医師の高藤亮一 30歳
受・久住智紘 20歳(くらい)

DV被害で病院に運び込まれた智紘を治療したのが高藤。
意識朦朧ながらも「警察に通報しないでくれ」と高藤にすがりつく…DV被害者は自分が被害者であるという意識は全く無くて、むしろ「自分が悪い」とDV加害者を守ろうとするのですが、智紘もその典型です。

実際のDVがこのようなレベルにあるものなのか、もっと酷いものなのか…分か…

5

普通のひと 小説

榎田尤利  木下けい子 

普通の恋は全て特別な恋

文庫2冊が1冊になったので、分厚い上に高いですが。好きだな、この装丁。30代のサラリーマン2人。全然絡みあってません(笑)。PPコートでない表紙は汚れやすいけど、ちょっと特別な気がする。これにトレーシングペーパーの帯がついてるんですよ。あう、湿気で反るのに~。
普通の恋は全て特別な恋、と語られてるとおり、どこにでもある恋。普通でないのは異常なのか、とゲイの人に詰られながら、普通という言葉に逃げな…

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