木下けい子さんのレビュー一覧

キスブルー KISS BLUE コミック

木下けい子 

大事な友情

とってもいいお話でした。
えっちっぽいところが全くと言っていいほどないので
BLの初心者さんでも問題なく読める感じだと思います。

自分の気持ちに気付くところや
その気持ちに気付いてからの心の動きや辛さなんかが
じっくり書かれている作品です。

人を好きになるってこんな感じだよな~と
うんうんうなずきながら、この「1」の方は
ほのぼの読める作品です。

途中で終わっているの…

1

スローリズム 小説

杉原理生  木下けい子 

長い時間の中で

高校からの友人、矢萩は社会人になった今でも必ず週に2回水森に電話をかけてくる。
とりとめない話をするだけのこの習慣はすっかり水森の生活に組み込まれてしまった。
水森がそんな矢萩がゲイであることを知ったのは高校生の時だ。
「安心しろよ、おまえだけは絶対に好きにならないから」と言い放った男の真意がつかめないまま、付き合いを続ける矢萩だったが……

特別だからこそ好きにはならない。
高校時代…

3

ドント・クライ・ベイビィ コミック

木下けい子 

神に近い萌えでした。(*´∇`*)

淫乱受け様とゆぅわけではなかったのですが、
結構誰とでもだったので萌えポインツ押されまくりでした。
我慢強く受け止める攻めもすごく良かったです。
しらないうちに(゜ーÅ) ホロリと涙がこぼれそうな感じで
いいBL漫画読んだなーーーって思えました。
受けの方が すごくしんどぃ過去をもっていたのを
ちゃんと見抜く攻めがなんともいえませんでした。
獣医だから 猫の気持ちはわかるってか?

2

制服。 コミック

木下けい子 

かわいい高校生でした

木下さんは、あまり同人活動されているイメージがなかったのですが、この冬コミには珍しく新刊の、それもオリジナル作品を出されていました。

内容は、卒業する部活の先輩にコクって振られてしまった男の子と、その先輩の心の内、みたいな、ごくごく淡くて甘酸っぱい物でした。

この本、表紙もモノクロの、ほぼコピー本レベルの本でしたが、B5の大きいサイズの絵の中の男の子達は繊細でかわいい表情で、オリジナル…

1

由利先生は今日も上機嫌 コミック

木下けい子 

由利先生は今日も上機嫌 

癒されます(笑)
この作品は、ドキドキハラハラ系とはほど遠く、癒しほのぼの系。
攻めの由利先生はもちろん“ソッチ”系の人ですが
受けの六車君が“ソッチ"側の扉をいつ押し開けるのか??と
興味津々で読みましたw
本人全然自覚なく、先生が楽しく遊ぶばかりで
その先のイイ関係にこのままなれないんじゃ?と
ちょっと思いながら~~~。
でももちろん大丈夫でした。
先生のからかうセ…

4

天国に手が届く 小説

夕映月子  木下けい子 

爽やかな読後感です

たぶん好きだろうなと思ってずっとお取置きしていた作品です。
やっぱりお気に入りになりました。
主人公の二人が出合ってから次第に心を通わせていき、
唯一無二の人生のザイルパートナーになるまでを丁寧に描いてくれています。
こちらが思わず引いちゃうような作り過ぎな設定もないし、
わずらわしいほどのあてうまや外野もいない。
淡々とエピソードを重ねていってくれて、
二人の気持ちがゆれながらも少…

6

天国に手が届く 小説

夕映月子  木下けい子 

2人であってもあたたかい孤独

むき出しの自然に相対する時、人は紛れもなくその身一つ。
畏怖と感嘆を覚えると同時に、自身が一個の生命であり
突き放され包み込まれるように孤独を感じるのでしょう。
それを誰かと共有できる僥倖を
四季折々の山々の情景と登山の描写に重ね、
まるで読者も共に登坂しているかのような心持ちにさせる程、
さり気なく感覚に訴えかける繊細な物語でした。

単独で臨む者、グループを組む者とスタイルは人…

8

天国に手が届く 小説

夕映月子  木下けい子 

山の魅力にとりつかれた男二人

「一度、山の魅力にとりつかれた者は、
一生、山から離れることはできない。」
「山登りは他のスポーツと違って生死がかかっているので、
共に山に登った仲間同士には特別な絆が生まれる。」

先日までwowowで放送されていた
「マークスの山」というドラマに上のようなセリフがありまして、
「なんか、山ってエロいよなぁ~。」
と、思っていた矢先にこの本の存在を知りました。

そして、読了…

9

天国に手が届く 小説

夕映月子  木下けい子 

山に登ってみたくなった!

いや、現実的に考えたら今の私の環境では無理なんですが…ww
でも本当に登山がしてみたいと思えるくらい面白かったです!
実は最近某ソロアルピニストの影響でちょっと登山に興味があった所だったんで、今回の内容は私的にとてもタイムリーなお話でした^^

一瞬の油断が命取りにもなりかねない登山において、互いに信頼し合い自分の命を丸ごと預けられるパートナーと出会えるのは本当に稀で貴重な事なのだと思います。
最…

8

天国に手が届く 小説

夕映月子  木下けい子 

あぁ……作家買いになるな

 雑誌「小説Dear+」で、一度掲載された作家さんですね。新人賞で、賞を取れなくてもその時トップだった作品が掲載されるのです。
 で、その作品がちょっぴり切なくて、Dear+っぽくて(いい意味で言ってます)、それなのに上位の賞を取れないんだ……デビューできないんだ、と残念に思った記憶があります。

 でも、今回単行本が出て、読んでみて、よかったーーーーと思いました。
 デビューしたんだ。こ…

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