木下けい子さんのレビュー一覧

月光坂の花屋敷 春 コミック

木下けい子 

「僕はね…どうしようもない男なんだよ」(帯より)

 帯だから大げさに言ってるのかと思ったら本当にどうしようもない男でした。不安の種がポツリポツリと蒔かれた第1巻。全ては今後の展開次第なので、評価はまだできず「中立」です。

 庭木が立派な花屋敷に住む3人+αの物語。自分を責めていてどこか投げやりな主人公・幸哉(30半ば)。学生時代から幸哉に片想いしている5才年下の下宿人・小鳥遊(たかなし)。幸哉の息子・結人(中2)。
 幸哉と小鳥遊は時々体…

5

眠り王子にキスを 小説

月村奎  木下けい子 

王子が目覚めるとき

 篤史は、中学性のときに、母親に自分の性的嗜好が知られて以降、母親、そして家族とより疎遠になってしまいます。母親にもう一度振り向いて欲しいと願ってみても、その思いが届くことはないのです。

 篤史は、もう誰も好きになることもなく、一人でデリと料理教室を切り盛りしながら、静かな生活を送りたいと考えるようになるのです。誰に思いを寄せることもなければ、傷つくこともない、だけど、そんな彼の毎日はとても…

4

「月光坂の花屋敷 春」描き下ろし特典ペーパー グッズ

原因はあのスパイス不足か!w

本編でもちょいちょい出てきましたが、
受けであり父親でもある柏木幸哉の料理は、いまいち美味しくなくて、
攻めの小鳥遊の作るものの方がずっと美味しいようですね☆

それはどうして?ということを、幸哉と小鳥遊が並んで料理をしながら話す、
そんなほのぼの漫画が載ったペーパーです。


カレーを作っているのかな?
和牛肉に人参、ジャガイモ、玉ねぎが見えます。
「ほらレシピ通りに、玉ねぎ…

8

月光坂の花屋敷 春 コミック

木下けい子 

春は始まり、第1巻

1冊で終わる本と思いきや続き物でした~
この1巻だけだと謎が残って、早く続き~~!!となりましたw


花屋敷と呼ばれる、
東京のある庭が見事な屋敷に住む、
その屋敷を所有する30代の会計士(離婚歴ありの受け・表紙右)、
中学2年生の受けの息子(攻めに片思い)、
学生の時からずっと受けに片思いをし続けているエリート官僚(攻め・表紙左)、
この3人の、
それぞれに抱く恋心と秘密、…

11

強面の純情と腹黒の初恋 小説

海野幸  木下けい子 

地味だけど味がある

互いに見た目ギャップを抱えてる高校教師同士のラブでした。
受けになる数学教師の双葉は受けキャラとしてはかなり地味、猫背で美形でもなく、
いつも不機嫌に見えてしまう人相なのに、実は人1倍優しくて生徒思いで情にもろい。

そこへ塾講師あがりの新任英語教師としてやってきたのが攻めになる梓馬なのですが、
これが見た目は双葉と正反対のさわやかオーラを振りまいている好青年。
誰とでも人好きしそうな…

8

恋は育って愛になる コミック

木下けい子 

なんかいいわぁ~

田舎、畑、トマト・・・
のんびり、ほのぼの、青い空・・・
そんな場所が舞台なので、最初から力が抜けて・・

昔少し住んでいた田舎町の農家に肥料の営業に来た櫻井。
そこで偶然会ったのが同級生だった元ヤンキーの中道。
お互いに時間が経って大人になって・・・

元美少年と言われ、東京から転校してきた櫻井のことを
ひそかに好きだった中道。そして今でも・・・
そんな櫻井は肥料メーカーに勤…

2

今日も月が綺麗 コミック

木下けい子 

テンションの違う3つのお話し

ほんわかした瑛太の恋心をがっちり掴んで放さない仁木との同居生活。
それでも不満は散り積もるわけで、些細な言葉のあやで爆発してしまう。

たったひとつ年上なだけで、ホントは自分と何も変わらない男だと気づくまでの好き過ぎて対等になれなかった恋心。
そして実はちょっと口下手で不器用な仁木の、こちらも憧れの眼差しを向けられて幻滅されたくない男心。
互いに少し背伸びした結果の亀裂が可愛く修復され補…

3

是 -ZE- ファンブック コミック

志水ゆき  新也美樹  北沢きょう  橋本あおい  未槻直  雨隠ギド  カキネ  三池ろむこ  立野真琴  木下けい子  ねぎしきょうこ  阿部あかね  小椋ムク  津守時生  門地かおり  夏目イサク  南野ましろ  麻生海  二宮悦巳  草間さかえ  北上れん  小鳩めばる  藤川桐子  金ひかる  木原音瀬  栗城偲  一穂ミチ  久我有加  榎田尤利 

色々な是が楽しめます

ドラマCD付きで、志水先生の描き下ろし漫画もバッチリ収録されています。
描き下ろし漫画では玄間×氷見カップルと守夜×隆成カップルが同じ温泉宿で遭遇・・・!?という展開になっております。
例の如く氷見と接触して、これまた例の如く玄間の怒りを買う隆成。
彼は本当に懲りないですね(笑)

ゲストの作家陣が書かれた漫画や小説もそれぞれの個性がでていて読みごたえがあります。
二次創作のアンソロジ…

0

恋雪 小説

砂原糖子  木下けい子 

最初から最後まで健気…

表紙からいって、力関係が攻め強、受け弱という様相です。
俺様攻めは苦手なので、好きな砂原さんの作品ながら手にとるのが遅くなってしまいました。


攻めの折下成明は22歳。
契約社員として働きながら、小劇団で活動しています。
離島出身者で高校卒業と同時に上京し今に至ります。

受けの九浜湊は、成明の同い年の幼馴染み。
島で実家の民宿を手伝っていましたが、閉めることとなり成明を頼って…

4

普通のひと 小説

榎田尤利  木下けい子 

“普通”という概念が覆される感じ

ノンケのリーマン同士の恋、と言えばあっさりしすぎですが
それがメインなのでそれ以外に言いようがないのが本音ですw
でも、内容は決してあっさりしたものじゃありません!!

偶然コンビニで赤飯のおにぎりを譲り合った相手が
思いもよらず会社の上司と部下になってしまって
最初の印象が一瞬吹き飛ぶような態度をとられるも
仕事に熱心で親切な面を見せられ
ただ懐いているのとは違うと意識して……。…

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