木下けい子さんのレビュー一覧

身近な恋だと思うけど コミック

木下けい子 

さらっと読めるラブコメ

1冊まるごとひとつのお話です。

同じアパートに住む二人。
大学生の悠真が友達に襲われたピンチを助けてくれた同じ階に住む
一見チャラそうなモテリーマンの亨。
急接近した二人が悠真を襲った大学の友達や、
亨の自称女装癖のある友達も巻き込んで
どたばたといろいろやってくれます。
天然だけど正直で人の良い童貞悠真がチャラくて遊んでそうな亨を
最初は抵抗があったのに、気が付いたときにはオ…

9

愛こそすべて コミック

木下けい子 

攻めの愛が素晴らしい

攻めの心の変わりようにびっくりしましたが
きっと受けのことを好きな気持ちが
前の女性への愛よりも上回ったんだと思います。

攻めが凄く受けのことが好きでだからこそ簡単には手を出さず、
その優しさは受けの飼っている猫にさえも発揮されています。
攻めは見かけは格好良くないし、40手前のおじさんなんですが、
実はハイスペックを誇っているという設定です。
受けの身分は少しわからなかったんで…

2

ドント・クライ・ベイビィ コミック

木下けい子 

切ないけど重くはない話。

スピンオフ作品なんですね。前作を読んでないんですが、それでも十分楽しめました。

宝井のツンな性格と、それなのに寂しがり屋ってのが可愛いです。藤堂と宝井のお話も切ないですが、私が一番切なかったのは、宝井の回想シーンでした。友人に告白して受け入れられ、いざエッチしようとしたところで…やっぱり無理だ、と断られてしまう宝井が切なくて…。藤堂との会話でも、自分を振った友人を庇う様が可哀想で可愛いく思え…

1

好きで、好きで 小説

安西リカ  木下けい子 

好きなままここまできて。

十年愛。

恋人である志方のことが好きでたまらない穂木
そんな穂木を愛おしく想いながらも寡黙で多くを語らない志方

一方通行にみえて、しっかり繋がってるふたり。



淡々とした日常の中にある、お互いの存在。

ふと、過去を振り返る瞬間。
懐かしさ。
今の悩み。
会えないときの寂しさ。
会えたときを喜び。
不安。
愛しさ。
不安。

年輪を重ねたふたりだから…

5

月光坂の花屋敷 春 コミック

木下けい子 

狡くて、美しい大人の世界

 幸哉は自宅で会計事務所を開き、そこで、小鳥遊、結人と暮らしているのですが、実は誰も血縁関係はありません。特に大きなことが起こるわけではないけれど、なぜか最初から切ないなと思ってしまいました。

 幸哉はゲイだから、人恋しくなれば、大人として、割り切った付き合いをしています。一方、小鳥遊も幸哉のことが好きで、幸哉の大人の関係を知っています。それ故に、わざと幸哉を追い詰めるようなことをするのかな…

3

眠り王子にキスを 小説

月村奎  木下けい子 

素敵な王子様

「いつも王子様が」(既読)のスピンオフ。
「いつも王子様が」の主人公ヒナが住むマンションの1階で
デリのオーナー兼シェフとして登場していた篤史。
優しそうでイケメンで、その上料理が上手い。
そんな完璧に見える篤史はゲイであることをヒナに打ち明けていました。
何かちょっと訳アリな感じはしていましたが・・・
そう、宮村さんもちょっとだけ登場していましたね。

今回はその篤史と宮村が主人…

16

シガレット・ラブ 小説

雪代鞠絵  木下けい子 

シガレット(彼に元カレ要素)

元カレの所業の数々に受けの心だけではなく
わたしの心さえもうち壊されました。
そもそも医者萌えではないため、一切もえを感じることがないまま
読み進めていったんですが、攻めが優しすぎて
物足りないと感じてしまいました。
雪代さんの酷い攻め(最初は屑レベル)が受けと接することにより
その心が溶かされていき、という逆調教ものが好きなので
痒くて痒くて!いやもう、ほのぼの幸せそうなので
そ…

1

好きで、好きで 小説

安西リカ  木下けい子 

読みやすい文章

BLを読まなくなってしばらくBLが遠い世界なことになってた私でした。
が、が、が。
祝、復活、第一号BL小説でございます。
殺伐としたこの現実社会から妄想だけでも逃避行したいとの私の燃える闘魂ファイアーの欲求欲望に、見事にこの小説は応えてくださいました。
甘さ加減が丁度良い塩梅でございまして
「あ~これだわ~BLが人生に足りてなかったんだわ~私~」
食べ物から糖分を取ることも人間必要で…

9

好きで、好きで 小説

安西リカ  木下けい子 

恋は人を変える

高校からの同級生リーマンものですね。
リーマン、もと親友、付き合いの長いカップル。
どれもが好きなパターンなので、読んでみました。
いやぁ、これは癒される。
ホンワカさらりと読めて良かった、ありがとう~。

まず、リーマンの日常話ってだけでもかなり癒されますが。
あまりのバカップルぶりに、思わず笑ってしまいます。
嫉妬するのはともかく。
好きすぎて身を引いちゃうとか。
好きだか…

6

好きで、好きで 小説

安西リカ  木下けい子 

泣けました

久しぶりに泣けました。
ストーリーとしては、わりとよくある高校時代の同級生。
志方(攻)と穂木(受)
10年越しの付き合い、適齢期、1人はゲイで1人はもともとノンケで。
仕事の忙しさから会えない日が続く。
そこに同僚らしき女の影が・・・

本来なら幸せな結婚をして、子どもがいて、出世コースを歩んでいて・・・
そんな風に相手の幸せを自分が壊しているんでは?と思い込んでしまう穂木。

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