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明治カナ子
M+M
ネタバレ
山の神に仕える「覡」に美味しく頂かれる「ためつもの」。 人でも木でもない不思議な存在です。誕生木が枯れてしまうと、そのためつものも死んでしまいます。 「覡」と「ためつもの」の関係が上手くいっていれば、「覡」は仕事もうまくでき、立場が良くなっていくようですが、子供同士のときに引き合わされるので一筋縄ではいかないようで。 連作短編です。「土塊」で山に仕えるという不思議な話が語られ、「雨敷…
masssu569
「坂の上の魔法使い」シリーズを思わせる、奥深い愛の物語でした。 3組のカップルのお話が描かれているのですが、各カップルの物語は相互に絡み合っていて、複雑な世界観を感じさせます。 口の悪いツンデレ受が、不器用ながら包容力ある優しい攻の死期が近づいていると知って奮闘し、両想いになる…というお話なんですが、一筋縄ではいかない世界観設定にニヤニヤ、ハラハラさせられます。 考えれば考えるほ…
ふばば
うわ〜、明治カナ子さんらしさが溢れた作品! …というのが第一印象。 つまりは…なんかちょっと怖くて… 全部通して読んで、また冒頭から読むと、第1話がすごく暗くてホラー風ですらある。 だから、1話だけ読んで「なんだかなぁ」と思っても大丈夫、段々良い話になっていくよ、という事は言っておきたいです。 ただ、これは私の読解力と目のせいなんだけど、竜のルックスが子供の時と激変するので誰だかわからな…
ポッチ
作家買い。 読み始めたとき、意味がさっぱり分からず頭の中に「?」マークが飛び交いました。人間関係とか登場人物が全然つながらないんです。 が。 さすが明治さん。 この作品の持つ世界観が理解できるようになるとあっという間に独特な世界観に引きずり込まれます。 山の神の声を聞くことができる「覡」という存在を描いた作品です。 覡は山の神の声を聞き、それをもとに人々にご神託を与…
ぷれぱーる
【ためつもの】 〝美味しいもの〟という意味の言葉であり、 神様にお供えする上等な食べ物のことである。 【覡】 山神の声を聞く能力を持つ者のこと。 〝ためつもの〟と繋がる事により、力を得る。 日本の〔巫〕の事であり、男性は【覡】という。 この物語は、覡とその一族にまつわるものであり、 特に、覡と〝ためつもの〟の絆を描いた作品です。 私がすごいと感じたのが、 『土塊』を…
長かった…… 両片思いだったにも関わらずモダモダ感がすごかった…… ただ、弓からの告白はあっさりしていて、 それが逆にリアルに感じました。 告白なんて考えてするものではなく、 自然な流れや雰囲気や気持ちの中でするものなのだと感じました。 やっと両思いになった弓と敏夫が幸せそうで、 ガリガリで悩んでいたことなんてウソみたいです。 そんなの関係なくHして感動して泣いてしまう敏夫が、…
わー まだまだこれから…といった感じですね。 連載作品が表題作にも関わらず、 短編が多く収録されており、 表題作は読み足りないという感じでした。 田舎の資産家の息子・三村弓と弓を好きな敏夫。 ゲイである弓の兄・角は家を出てしまい、 次男の弓が跡継ぎ候補になってしまった。 他にやりたいことがある弓は兄を探すが、 先に接触したゲイの敏夫は角と関係を持ってしまう。 そして、それを…
素敵でしたー あっという間に読み終わりました! 今回もシリアスとほのぼのが絶妙なバランスで、 とても素晴らしい作品だと思いました。 ついに元使役と対峙することになったリー。 そして、ラベルの元に現れる使役。 ラベルののん気な様子はちょっとした癒しになりました。 彼の地で王と再会するリーですが、 ラベルのために生きることを宣言します。 ラベルと生きていくことを決めたリーは、…
ヤキモキしながら読んだ2巻です。 ほとんど寝ているリーの昔の回想がメインの巻です。 リーは、王は、お互いをどう思っているのか… 1巻はB Lではなかったと思いますが、 2巻はちゃんとラブがありました。 王はリーのことが好きだと自覚しましたね。 そして、リーもまた王のことを慕っています。 ただ、魔法使いは操るものに縛られており、 自分の意思に反したことをしなければならないとこ…
普通のファンタジーだと思っていましたが、 最後の最後にHなシーンぶっ込んできましたね! 魔法使いのリーと弟子のラベルの日常を描いた物語です。 まさに、物語と呼ぶにふさわしい作品だと思います。 ラベルの父は国の王でありましたが、 革命が起き亡くなっています。 その王から託されたのが一人息子のラベルです。 王は男として不能という話が出ていましたので、 もしかしてラベルってリーと…