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22/29(合計:282件)
明治カナ子
茶鬼
1巻は魔法使いリーとラベルのほのぼのした日常風景と、 ちら見せしてくれたリーが仕えていた王との話。 とってもおとぎ話を全面出しした、絵本のようなタッチでつづれた絵とストーリーが、今回はBLらしさがいよいよ前面に出てきて、 そしてその話の奥深さにとてもとても感激しました!! 第二巻は、その王が王子だった頃の出会いの過去話が入ってきたことで、なにやら色々な憶測ができるようになりました。 …
pekoe
1巻で私は初めて作者さまのマンガを読んで、夢中に何度も読み返したの ですが、2巻目も同じテンションのまま読めました。 でも王様とリーの過去は悲しいですね・・・。 王様って女がダメだったならラベルはいったい?とか気になってたの ですが、その辺の真相も明かされてます。 これはリーひどい・・・リーが言うようにそうしたかったのではなく そうするしかなかったと理解できるけどひどい(涙) このお…
きぎまる
しがらみでしょうか、なんだろう。 表紙に描かれている、孝也の瞳が物語る空気がどの作品にも感じられました。また本当に、甘い針なのですね。 どれもこれも、痛いやら苦しいやら辛いやら(受難の日々は可愛らしく楽しく読めますが)ばかり。刺々しい『針』があちこちに散らばってる。けれどそれは傷つけるだけじゃない。わずかに、甘い。 そのほんのわずかな甘さだけを頼りにしなければ、崩れてしまいそうなそれぞれのキ…
クレタコ
ネタバレ
前作リアル1/2の陸と潮との兄弟話が完結、それに加えて短編が3作収録されてます。 最後まで陸は己がセックスをしている事に気付かないのだけれど、それでも陸は少しずつ知っていく。 潔癖で、己を責める立場である筈の母の不貞を、そして兄が男とセックスしている事を知って、潔癖さと若さ故の純粋さから陸はそれを本能的に嫌う。 そんな時に、陸は己が犯されている夢を見て夢精をする。 そして少しずつだけれ…
潔癖で厳しい母親の影響で、己自身も潔癖性な陸。 陸は潔癖性だけれど読んでいる限りでは素直で歪みは無い様に見える、しかしその内面はやはり鬱屈した何かが澱んでいて特に性的に特化した歪みは睡眠中に兄の潮の元へと訪れて抱かれる事で、おそらくは発散されている、多分。 そんな己自身の歪みに気付かないある意味、邪気の無い陸とそんな陸をどう思ってなのか受け止め、たまに気紛れに突き放したりするけれど決してその手…
あにか
茶鬼さんのレビューを見て、そういえば条例のことがあったと思い出し、 規制がかかったら本当にBL業界はどうなるのでしょうかと考え、 発行されているうちに買っておこうと急いで買い求めたあにかです^^; 明治さんもあとがきにてなかなか現在の社会事情から描けない内容のものが多いと仰っていましたし 光彩書房から発行された『甘い針』を再編集し、新たに幻の短編『埋葬』、『受難の日々』。そして描き下ろ…
旧版に、作者さんいわく”お蔵出し作品”の『埋葬』と『受難の日々』、そして従兄弟との禁断愛のシリーズに描き下ろしと、3本が追加された新装版です。 作者さんが7月の都条例改正の件もありこの作品の新装版の発行はダメかもしれないと危惧されていましたが、無事発行になってよかったと思いました。 先日、オークラから発行された池玲文さんの作品もそうでしたが、条例によってどのように規制が入ってくるのか、本当に不…
帯『「正さん 僕のことが好きなの?」「そんなの関係ないだろ」』 帯の推薦文を京山あつきさんが書いているのですがそれが実にこの作品の神髄を表しています。 「弱くて犯され続ける でも読んで頭に浮かぶ字は悲でもなく酷でもなく、闘なんです 京山あつき」 す……素晴らしい!やはりプロの推薦文は違うなあ……こんな推薦文読んじゃったらもうレビューとか恥ずかしくて書けないじゃん!とか思いつつレビューをば…
明治カナ子さん初読みです 話題作だったので期待大w 表題作の話的には結構好きでした! オヤジって本当にオヤジだって感じ・・・w← 以前、鈴木ツタさんが編集の方に漫画的オヤジって何歳くらいまでなら描いていいですかって話があとがきであったと思うのですが、 そのとき編集さんは35歳と言っていたんですが、 これはきっと35歳以上くらいですよねっっ さすが麗人!と思わせられましたねー^^ 領…
万斎
個人的に、今まで読んだ明治さんの作品の中で一番この本が好きです。 読みやすい。なにより気持ち的にw。 明治さんの本読んだ後は、なんだかずーんと気分が重くなることが結構あるんですがw(それでも面白いから読んじゃいますが)、 この本は途中で地味にクスッと笑えるとこがいくつかあって、後味がよかった。 リーという偉大な魔法使いの元で日々修行するラベル。 このリーは一見厳しいのですが、ラベルを温か…