明治カナ子さんのレビュー一覧

うつしみの手 リアル1/2 コミック

明治カナ子 

読者を選ぶ作品

三村家の兄弟とはまた違った感じの兄弟ものですが、わたしゃごっちゃに。
これは2冊併せて読まないと「リアル1/2」だけではなんだかよくわかんないと思います。(私だけですか?
母親は男を作ったりですっかり破綻した家庭。
そんな母親からの抑圧によるストレスが原因で潔癖症なうえ二重人格な弟と、こっちは先天的なのか?やはり二重人格っぽく色情狂な兄の話。
眠っている間は別人格となる弟は、普段人に肩を…

3

出来の悪い子 三村家の息子シリーズ コミック

明治カナ子 

とにかく焦れったい

お互いが勘違いしてすれ違うこの巻は、焦れったくていらいらします。
自分の気持ちにも気づいていない弓と、勝手な思い込みで角を利用する敏夫に、ひたすら苛立ちを覚えます。
露天風呂での弓の無神経な発言だとかもう!
敏夫も敏夫だ。やせ細った弓の体を見て、引く敏夫のシーンには胸が苦しくなりました。
だからさーそうじゃないんだってばー!と二人それぞれにほんとうのことを教えたいいいい!
続き物の間の1…

3

三村家の息子 コミック

明治カナ子 

暗く歪んだ感じですごく好きだ。

幼馴染の弓が好きな敏は、弓に対する欲望を弓の兄の角で処理するって、こういうの男性ならではのやり方のような感じがします。こんなこと言うと世の中の男性に怒られそうですね。
あっさりと淡白な絵なのに、生々しいというかすんごい汁っぽくて驚きました。
2巻ではそれほどそんなシーンがなかったので・・・・。
いや、ちらっと露天風呂での敏と、角のそんなシーンがホントにちらっとありましたが、それだけでもドギマ…

3

生まれ星 三村家の息子シリーズ コミック

明治カナ子 

とにかく最後まで気を抜けなった。

だんだんとお話が明るい方向に進んでいても、ほんとにこのまま?幸せのまま?バ、バイクに乗ってるけど事故ったりなんかして、ええ~(´Д`|||) っていう終わりじゃないでしょうねえ…なんて付きまとう不安。
でも、そんなのはまったくいらぬ心配でした。
弓の心の成長が、ほんとに泣けました。
買ってすぐに読んだんだときには、なんかあっけなくハッピーエンドになったような感じがしましたが、『三村家の息子』…

5

キモチの行方 コミック

明治カナ子 

本編だけじゃ双子のキモチはわからない

表紙で損してるな~。なんでケバピンクのタイトルなんだろう・・・。
過去話と、この作品の後日談も収められている同人誌『mix』を、入手していたのですが、それを先に読んでいたため、アホな私にはすんなり内容が理解できたんじゃないかなと思います。

啓治の身体のいくつかのボディピアスは秘密の契約の印。彼は、双子の兄弟、総と洋に飼われているのだった。でも、初めての友人深山の出現で、その秘密の関係のバラ…

6

無二の王 ~坂の上の魔法使い(2)~ コミック

明治カナ子 

ちょっともうこの表紙!!

なんて素敵なんだろか。ついつい『キモチの行方』を思い出してしまったりして(笑)あれはタイトルの置き方に問題あるんだと思うな。今さらもういいか。でもあの荒い感じが好きだったんですが、最近の明治さんはすごく丁寧だし洗練されてますね。
これ読んでからもう一度2冊通しで読んでみたらば、1巻で断片的に出てきた王とのやりとりが、実はこういうことだったのかと、内容の奥深さに激しく感動しております。
決して行…

2

惑溺趣味 コミック

明治カナ子 

んなーんというセンスの良いタイトル!

どれもこれもザッツ明治ワールド!
表題作は、いわゆる社長専属の契約社員…。
この社長さんがヒヒジジイじゃなくて、渋くて余裕たっぷりでカッコイイのです。ですが、エロジジイには間違いない。
用意されていたオチが、ちょっと可愛くて笑えました。
表紙の社長の表情、すんごく不気味ですよ。BL漫画にあるまじきキモ視線。
明治さんもあとがきで「この人はキモさがキモ」と書かれてて妙に納得です。

6

坂の上の魔法使い コミック

明治カナ子 

ああ、幸せ。

こってり明治さんワールドでファンタジーなんて、幸せすぎて困る。
それも生ぬるいワンタジーじゃないですよ。とっても上質です。
そして、気づきましたとも下唇の存在!てか少し前から描かれてますよね。
これほど全体的にじゃないけど、惑溺趣味の表紙の二人とか。
なのでね、書かないで欲しかったですあとがきで。
オラ気づいただ!って胸張って言えないじゃないですか(笑)
むしろ言ってしまって恥ずかしい…

6

地獄行きバス コミック

明治カナ子 

意外なバカップル話(笑)

明治さん作品で好きなところは、ほのぼのしててエロエロしくて切なくてちょっと不気味なとこ。
その中でもなにがいちばん気に入ってるかというと、不気味な部分なのです私の場合。
今回もタイトルからして、不気味度に期待しちゃったんですよね、それが間違いだったんだな。
こ、こんな終始ラブラブバカップルなお話だったなんて…
絶対なにか冷やっとするオチがあるはずと、しつこくハラハラしながら読んだのですが……

5

熱伝導 コミック

明治カナ子 

ほのぼのと可愛いお話が意外でしたが、これはこれで大好きだあああ!

ふくよかなお母さん系(実際ほんとに誰かのお母さん)を好きになるもんだからしょせん不倫で長続きしない馬尾くん。
それを寮の仲間の酒の肴にされても、楽しげにいつも話題の中心にいるような不思議な癒し系ですが、懐が広く面倒見のよい同室の木戸先輩に惹かれて行き、先輩は先輩で、次々彼女を作ってはフラれている馬尾に苛立ちを覚えたり、過去に自分と二股をかけていた昔の彼女と馬尾をダブらせたりするくせに、馬尾が自分…

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