名倉和希さんのレビュー一覧

恋をするにもほどがある 小説

名倉和希  桜城やや 

義兄のラブコメ


母親のお見合いの席で一目惚れした義兄に告白・玉砕した後も一途に義兄を想い、いずれ振り向いてもらえるよう努力する弟・凛と告白されてから少しずつ意識するようになったのに考えることを怖がって結論を先延ばしにしている兄のラブコメです。

交互に視点が変わるのでふたりの気持ちがわかります。
凛は見た目は童顔な美少年ながら、とてもポジティブで、断られてもめげず、いつか振り向いてもらえるようアプローチ…

4

恋をするにもほどがある 小説

名倉和希  桜城やや 

残念イケメンな義兄と天使な顔して頑張っちゃってる義弟のラブコメ。

 無邪気で純真な義弟を演じつつ義兄にべったり。
義兄に群がる女子を蹴散らしつつ距離を縮めようと頑張ってる受け様の凛。
一途で健気。
でも、かわいそうで儚げな健気さじゃなく、自分で頑張れる事はとことん頑張ってる前向きの健気さ。
一生懸命でいい子だなーって応援したくなります。

 攻め様である義兄の亮介。
義弟の凛の事がかわいくてかわいくてたまらーんって猫可愛がりしてるエリートサラリーマ…

5

恋をするにもほどがある 小説

名倉和希  桜城やや 

とっても平和

とにかく甘さに定評のある名倉作品。特に、受けが好きすぎて若干変態じみてると申しますか、言動がおかしな事になっている攻めというのが、私にとっては最大の萌え所だったりします。

その平和な作風ですが、今回は一生懸命恋してる受けのキャラクターがかなり魅力的。ピリリと切ない成分もしっかりスパイスになっていて、いつもより深みを感じさせてくれます。
普段が薄っぺらいと言う事では無いので、そのへんは誤解の…

9

婚活社長にお嫁入り 小説

名倉和希  兼守美行 

やはり先入観はいけませんね…

婚活社長というタイトルで、
私の中で何故か傲慢なイメージが出来てしまっていたんです。
なんとなくとしか言いようがないんですが、
姉の攻略的なお見合いをぶち壊そうと乗り込んだ弟・永輝、なんて
さぞかしお相手の社長は…みたいな。すみませんでした!

その、全く傲慢ではない社長・佐々城は仕事も出来るし見た目も聡明なのに
愛情に関してはちょっとポンコツ(失礼)なのが面白かったです。
自分の…

2

chocolat bunko after story collection vol.5 グッズ

番外編ショート16作品

ショートなんですが、後日談ということで甘い話ばかりでした。

尾上セイラ「ジンの鍵と三つの願い」 (「千の夜とジンの鍵」より)
「三つの願い事」を考える仁の話。そして、ただ一つの願い事を叶えるユクセルの話。

さとむら緑「恋のない国」(「魔法のない国の王子」より)
イリアがヨアヒムに心を許していく様と、静とヨアヒムの山桃かけヨーグルトの話。

「vital signs」凪良ゆう(「…

0

chocolat bunko after story collection vol.3 グッズ

番外編ショート12作品

後日談やら番外編ショート12作品です。
vol.1、vol.2もそうでしたが、元の作品を読んでいると楽しさ倍増という感じでした。

「夏の残響」凪良ゆう(「まばたきを三回」より)
村でスケッチ中の令の前に、史郎という青年が現れます。戦時中の生霊ですが、当人はその自覚がありません。なぜか史郎が気にかかる令は、関わるなという一佳の言葉に逆らい、お弁当をつくって会いに行きますが…という話です。切…

0

純情秘書の恋する気持ち 小説

名倉和希  佳門サエコ 

まさに割れ鍋に綴じ蓋

表題作+「デキる部長の最後の恋」の2本立て

表題作は新入社員の時先輩から虐められていた受けが一度だけ助けてくれた攻めに恋をし、転職先で偶然再会し恋人になるまで。

食品会社の秘書室勤務の山田葵(受け)はデータ分析を得意としています。ある日、いつも解析を依頼してくる経営企画部長の伊崎惣真(攻め)に礼をしたいからと食事に誘われます。女性だと勘違いされていたので、これで今まで通りの関係に戻るだ…

3

アーサー・ラザフォード氏の遅すぎる初恋 小説

名倉和希  逆月酒乱 

外国人社長×日本人教師

名倉和希先生の作品はいくつか読んでいて
いまのところ外れがなく
すべて私好みなので、
本作品も期待しながら読みました。



結果、すごくおもしろかったです。


タイトルが、遅すぎる初恋、なので
アーサーは時広に一目惚れでもするのかと
思いきや、
最初は「好みじゃない」とか、
とにかく時広のことをボロクソに言っていて
驚きました(笑)
でも、好みのタイプじゃないの…

7

恋のついでに御曹司 小説

名倉和希  小路龍流 

パパは当て馬?!

電子書籍で読了。挿絵有り。

母一人子一人で暮らしてきた笙真くん。実は大富豪の父がいて、息子として引き取りたいと言ってきた。迎えに来た運転手、森下の男らしいルックスにクラクラッとなってしまって、おもわず「行くよ」と答えてしまう……先日読んだ「はじまりは窓でした。」と同様、怒濤(笑える、と言う意味で)の冒頭。こういうの、まさに『見事なつかみ』って言うんでしょうね。
無邪気に森下に対する恋情をダ…

1

はじまりは窓でした。 小説

名倉和希  阿部あかね 

ツンデレ好き必見!

電子書籍で読了。挿絵有り。

最初『始まりは恋でした』っていうタイトルに読み間違えたんです。
「始まりが恋だったら、終わりは何なのよ?」と思ってよく見たら『恋』じゃなくて『窓』じゃないの!「Y○KアルミサッシのラジオCMかっ(笑)」というツッコミをしてから読み始めたのですが、タイトルに違わず笑わせていただきました。

出会いのとんでもなさ(でも、ありそうことなんですよ)もぶっ飛んでいるの…

3
PAGE TOP