名倉和希さんのレビュー一覧

殴らないでください 小説

名倉和希  みずかねりょう 

黒帯なのに素人相手に本気で殴る受けが、受け入れがたい……。

社長なんだけど俺様系ではなく人の良いゴールデンレトリバー系の残念ワンコ攻めが可愛かったです。
独特のポジティブ思考というか、妙なガッツがあるんです。
会って三回目で、しかも取引先の営業である受けに告白して鉄拳制裁をくらってしまうんだけどめげません。

殴ったお詫びに攻めとナイター観戦をすることになった受け。
大喜びする攻めの様子を見て「デートじゃありません。ただのナイター観戦だから間違え…

1

恋は青天の霹靂~君は天使か!?~ 小説

名倉和希  白崎小夜 

久しぶりに大当たり!!

はー、めちゃくちゃおもしろかったです。タイトルからラブコメなんだろうなと大体予想はしていたんですが、それ以上に楽しめました‼個人的に最初の1行でツボったのは初めてな気がします。

内容は天使みたいな青年に一目惚れした堅物エリート、互いに想いながら徐々にと割りとありがちな展開なんですが、それをものともしないのがキャラたちの個性!!
特に攻めの佐和田は30歳とは思えぬ言動に大いに笑わせてくれます…

1

恋する時をかさねて 小説

名倉和希  小路龍流 

本当の愛を知らなかった男が、受けに出会って……

今夜ヤると思ってた女と喧嘩をし、海に突き落とされてずぶ濡れになっていた攻めを道端で見かけ、放っておけずに自宅に誘った受け。
それなのに攻めときたら、「どうせヤリ目的で俺に声を掛けてきたんだろ」と受けを襲おうとする……とまぁ、かなりのロクデナシっぽい生き方をしてきた香りが、序盤の攻めからはプンプン漂います。

「仕事はデキるけれど本当の愛を知らなかった男が、清純な美形にころりと落ちる話が好き」…

0

騎士に捧げる騎士の初恋 小説

名倉和希  ひゅら 

鈍感、不器用、唐変木、朴念仁攻めはお好きですか?

前作「王子様と鈍感な花の初恋」が大好きなのですが、なんと今作は騎士団長のダリオのスピン!

出たら嬉しいなと思っていたので、発売が決まった時、攻めがダリオと知った時、大変興奮致しました。

前作では、幼馴染であり国王であるナサニエルにジーンへのプレゼントのアドバイスなんかをしていた団長ダリオなのに、まさかこれほどまでに鈍感、不器用、朴念仁、唐変木だとは思いませんでした。
いや、しかし、こ…

5

御曹司は初恋を捧ぐ 小説

名倉和希  水貴はすの 

お坊っちゃまの浮世離れしたアプローチ

野心家のリーマン×純粋培養な御曹司

純粋培養な御曹司が一目惚れしてしまい、彼の心を射止めるためにあれこれ頑張るんだけど、なにしろ世間知らずなお坊ちゃまゆえにアプローチの仕方が浮世離れしていて面白かった。

溺愛されて育ち、ただそこにいるだけで周りの人が何でもやってくれるもんだから、今まで自分から何かしようと思った事がなかった彼が、恋に落ちて初めて自分から動き始める様子に思わず応援したくな…

1

騎士に捧げる騎士の初恋 小説

名倉和希  ひゅら 

リクエストする受け

「王子様と鈍感な花の初恋」のスピンオフ。前作で騎士団長として登場していた方のお話でした。受けが私には新鮮でしたので萌えよりですが萌2にしました。本編240Pほど+あとがき(必読!)です。

前作で王子様だったナサニエルが国王となり、ジーンとの結婚式を迎えたラングフォード王国に、友好国アリンガム王国の王女が招待客としてやってきます。その彼女の後ろにひっそりと佇む金髪の騎士にダリオの視線はくぎ付け…

6

騎士に捧げる騎士の初恋 小説

名倉和希  ひゅら 

ここまで迷走する攻めは初めてですよ

「王子様と鈍感な花の初恋」の関連作になります。
今作だけでも読めるように書かれてますが、共通して登場するキャラも多いため、前作を読んだ方がより楽しいと思います。

で、こちら、前作では主人公である王の、幼馴染みにして親友。
近衛騎士団長であるダリオが、主役となります。

帯にも書かれてますが、彼は相当に無骨で朴念仁。
その為、普段より溺愛描写が控え目な印象だったのです。
最初こそ。…

11

手をつないでキスをして 小説

名倉和希  Ciel 

癒された〜。

このタイトルとあらすじ、そして表紙の印象そのままの中身でした。

名倉さんの作品に多い「受けのことが好きすぎて暴走ぎみになる攻め」とか「受けのことが好きすぎてちょい変態になってしまう攻め」ではなく、正統派のイケメン攻めが、苦労しながらも親代わりになって甥っ子を育てる受けと、かわいいチビッコをすっぽり包み込んで愛するお話でした。
捻りがないっちゃないのかもしれないけれど、王道ならではの良さがあ…

1

はじまりは窓でした。 小説

名倉和希  阿部あかね 

堅物リーマンが、にゃいにゃい子猫ちゃんに……

「働く男」特集に寄せた作品とのことで「窓拭き職人×仕事の鬼のリーマン」なんだけど、かっこいい男たちがビシィっ!と働いてます〜!!と中身ではないところが名倉さん。

受けの吉国(表紙のちょい神経質そうなリーマン)は、普段は仕事の鬼でピシぃぃっ!とした堅物メガネなのに酒を飲むと、

「すまにゃい」
「みじゅ、くれ」
「いやら〜いやら〜 まだシロと遊ぶのら〜」

というふにゃふにゃ子猫ち…

5

アーサー・ラザフォード氏の揺るぎない愛情 小説

名倉和希  逆月酒乱 

10円ハゲ、再び

このシリーズも『完結』なんですね……寂しいなぁ。
つきあった人は数々いれど、これだけのめり込んだのは(『本当に好きになったのは』という書き方が正しいのかも)トキが初めてというアーサー・ラザフォード氏が大好きでしたよ、私は。
何と言っても私は『好きになればなるほどその愛情表現がどんどん変態寄りになって行く』という攻めが大好きでして。ちるちるには「同好の士が多いんじゃないか」と勝手に思っておるので…

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