夢乃咲実さんのレビュー一覧

金の比翼は世界の彼方に 小説

夢乃咲実  サマミヤアカザ 

草原

夢乃先生の草原もの?4作目。単独でも読めますが、シリーズで読んだ方が楽しめると思います。個人的にはモンゴルイメージなお話、本編280頁弱+後日談3頁+あとがき。ツン受けが好きな方、騎馬民族なんかがお好きな方でしたら、嬉しいのでは。

草原の民をまとめて国の形が整いつつある中、「王と馬を並べるもの」という称号をもつセルーンの最側近であるアルトゥは、日々誠心誠意セルーンに仕えています。ある日、王の…

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「倫敦待宵草」コミコミスタジオオリジナル特典書き下ろしSSペーパー グッズ

このお話は良い!

ルイスとサミュエルが攫われた時に、ルイスの叔父のルイスへの本当の思いが明らかになっていました。

そしてドクターが言った一言と、サミュエルがチラッと言った事がどうなったのかとても気になった方もいたと思います。

こちらのコミコミさんのペーパーでは、本編後のその気になっていた事が書かれていました。
かなり感動したので本編より評価を高くしました。

本編でドクターがルイスの叔父に家政を任…

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倫敦待宵草 小説

夢乃咲実  八千代ハル 

サミィ…立派になって…

「倫敦夜啼鶯」のあのサミィの成長した姿が読めて感無量でした。

でも何ていうか…「倫敦夜啼鶯」の時も受けのルーイが頑なで意固地でしたが、こちらのルイスは更に輪を掛けて意地っ張りでした。
サミュエルは前の学校のいけ好かない貴族のヒューバートとは違うんだから、ちゃんと向き合ってと何度こころの中で叫んだ事か…でも、これも夢乃咲実先生の策にはまってるって事なんでしょうね。

サミュエルことサミィ…

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倫敦夜啼鶯 小説

夢乃咲実  八千代ハル 

ドクターが素敵♡

「倫敦待宵草」が発売されると知り、購入して読んでみました。

とにかく攻めのドクターことハクスリーが素晴らしかったですね。理想の攻めではないでしょうか?

狡い男たちから植え付けられた価値観に、ルーイが雁字搦めになるのが読んでて辛く感じました。読み手からすれば早くドクターに相談してよ!って思うんですけど、ルーイは出来ないんですよね。美徳と言えば美徳なんですが、凄く焦ったくて、またそれがこの…

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倫敦待宵草 小説

夢乃咲実  八千代ハル 

あらまあ

なんかこのタイトル見覚えあるような・・と思っていたら「倫敦夜啼鶯」のスピンオフでした。あらまあ大きくなって・・と遠い親戚の子の成長に感嘆する心地。今回の受けの子のぐるぐるがつらかったので中立より萌にしました。本編300Pほど+あとがき。夜啼鶯を読んでなくても問題なく読めますが、読んでいた方が楽しめることは間違いなし。

父を亡くし母と兄弟姉妹で困窮していた中、跡取りを探していた叔父に引き取られ…

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倫敦待宵草 小説

夢乃咲実  八千代ハル 

寄宿学校+繊細で傷つきやすい片恋

「倫敦夜啼鶯」のスピンオフで、寄宿学校で出会った上級生への、切なく繊細な片思いを丁寧に綴った作品になります。
今作だけで問題無く読めるんですけど、既読だと「倫敦夜啼鶯」の二人のその後なんかが読めて、思わずニヤリとしちゃうんじゃないでしょうか。
ちなみに、ルーイ(前作の受け)の弟分だったサミュエルが今作での攻めになります。
サミュ、立派な攻めに育って・・・!と、こちらも嬉しかったりして。
い…

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B-PRINCE文庫 創刊SPECIAL BOOK グッズ

木原音瀬先生のFRAGILE番外編!

入手困難品だと思います。
木原音瀬先生のファンで特にFRAGILEがとても好きな作品なので、ちるちるさんに登録されているのを見つけた瞬間狂喜乱舞。
BLの小冊子も売ってるマニア向けの古本屋を探しまくり、見つけた時はすごくうれしかったです。
こちらの小冊子の内容はFRAGILEの物語が始まる前のお話が2ページのみ。
エッチや濃厚な心理描写はなくてかなりあっさりとした内容でした。
それでも大…

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永遠の二人は運命を番う 小説

夢乃咲実  サマミヤアカザ 

寡黙で独占欲が強い攻めが良い

モンゴル風民族BL。
攻めは幼い頃からの兄貴分で二人は部族公認のニコイチ。
一度に沢山のことを話す受けと、律儀に一つずつに短い返事を返す寡黙な攻めとの凸凹コンビな会話が楽しい。
全部の答えがYesの時は「ああ」の一言で済ましちゃうのも好き。

二人一緒が当たり前で、まるで二人だけの世界なところに外からの客人が現れて二人の関係に一石を投じる。
客人に嫉妬メラメラな攻めが楽しかった。
外…

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恋人たちは草原を駆ける夢をみる 小説

夢乃咲実  サマミヤアカザ 

草原の民なのに、馬に乗れない

コロナ禍でどこにも出かけられない中、執筆されたとのことで、想像の中だけでも「密にならない、広大な場所へ」という作家さんの願いが伝わってくるかのような作品でした。

前作でも「馬を並べる」関係に萌えましたが、今作も出てきましたよ〜。
ハワル(受け)の想い人であるオーリ(攻めは)、かつて亡き兄と「馬を並べる」関係だったというパターンで。

「馬を並べる」とは、親しい男同士の一対一の特別な絆で…

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永遠の二人は運命を番う 小説

夢乃咲実  サマミヤアカザ 

この世界観、好き

『モンゴル風世界』での『馬を並べる関係』の3組目のお話です。
私、好きなんですよ、このシリーズ。
どのお話にも戦がらみのエピソードが書かれるので、起きている事柄は結構派手めだったりもするんですけれど、お話の印象は地味に感じちゃうんですね。
萌えの種類もそんな感じなんですよ。
「ぎゅーん、ドッカーン!」と萌え滾るのではなく「ジワる」萌えなんです。
これが心地良いの。
血液がサラサラになる…

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