夢乃咲実さんのレビュー一覧

プロポーズは花束を持って ~きみだけのフラワーベース~ 小説

夢乃咲実  みずかねりょう 

攻めの不器用なアプローチにキュンキュンした!

急激に業績を伸ばしている新興ホテルチェーンのオーナーという超凄腕なのに、恋愛では不器用になってしまう攻めがとても素敵でした。

花屋で働いている受けとお近づきになりたくて、一日一本の花を買いに立ち寄るとか、ほんと微笑ましい。
なのに受けときたら、攻めの精一杯のアプローチに気づいていないというボンヤリさんなところも、微笑ましい。

花屋が立退くことになり、攻めの厚意でボロアパートの管理を任…

4

転生の神王妃 ~夜に抱かれる少年~ 小説

夢乃咲実  古藤嗣己 

運命に導かれた二人

上手いですねぇ~!
大きな物語の伏線を余すところなく拾い上げ、誰もが納得出来るストーリーとして完結するなんて!!
凄いと思います。
読んで本当に良かった♡♡

~夜に抱かれる少年~ ってのはちょっと要らないんじゃないかなぁ。
せっかくの物語を貶めてる気もしないでもない・・・とか。

また随所にちりばめられているイラストも素敵(。╯ᴗ╰)〜♡
古代中国からモンゴルを思わせる様な世界…

4

プロポーズは花束を持って ~きみだけのフラワーベース~ 小説

夢乃咲実  みずかねりょう 

思い出の花たちでプロポーズの花束を

誤解が生んだ確執と兄弟げんか

高月グループの御曹司・伊藤佐那(受け)は両親を亡くした後勃発した異母兄との相続問題を穏便に済ますため、兄の反対を押し切り家を出て花屋でアルバイトをしながら進学費用を貯めています。
何度も見つかっては連れ戻されていた佐那でしたが、今回半年以上見つかっておらず安心していた矢先、勤めている花屋に立ち退き話が持ち上がり、職と住む場所を失ってしまったのでした。
勤務先…

3

「倫敦夜啼鶯」コミコミスタジオ特典ペーパー「しあわせのにおい」 グッズ

ふんわりと香る

本編終了後、サミィ視点のお話。
心因性のものから口が聞けなかったサミィの、本編途中の心の声が描かれています。
この子はなんて良い子なんだろうか。

サミィはルーイが世界で一番好き。
気付いた時には救貧院に居た幼いサミィ。
年長の少年たちに小突かれ、殴られ、声を出すなと叱られ、声を出してはいけないんだと思っているうちに本当に出せなくなってしまっていた。
そんなサミィを救ってくれたのは、…

3

倫敦夜啼鶯 小説

夢乃咲実  八千代ハル 

夜啼鶯は誰がために鳴くか

「倫敦夜啼鶯」と書いてロンドンナイチンゲール。
とても美しいタイトルだと思いませんか?
タイトルのイメージがぴったりと合う、非常にロマンチックで素敵なお話でした。

舞台は19世紀のロンドン。
記憶も定かではない頃に孤児となり、浮浪児として街の片隅でひっそりと生きるルーイが主人公。
今で言うストリートチルドレンですね。
救貧院でいじめられていた所を助けたサミィという、心因性のものが原…

6

倫敦夜啼鶯 小説

夢乃咲実  八千代ハル 

ドクターとナイチンゲール

表紙を見て、子育てBLだと思い手に取りました。
が、実際には表紙の3人は親子ではなく他人です。

浮浪児として生きてきたルーイとサミィは兄弟ではないのですが、大きな愛情と信頼関係で深く結びついています。
それでも日々の生活は苦しく、パンを買うのもままならない状況。
そんな二人が、偶然出会った医師のハクスリーによって幸せを手にしていくーーというお話です。

ドクターとの生活に幸せを感じ…

7

倫敦夜啼鶯 小説

夢乃咲実  八千代ハル 

美しいヒストリカルロマンスですよ~!

19世紀のロンドンを舞台とした、ヒストリカルロマンスを思わせるお話。

浮浪児として生きてきた主人公が、優しい攻めと出逢った事により、穏やかで温かい毎日を手に入れる。
また、その類稀な美貌と歌声により、彼は社交界でも話題となり・・・と言った感じでしょうか。

こちらですね、まさに正統派ラブストーリーなんですよ。
人気者となった事で主人公が変わってしまうとか、二人の間にスレ違いが生じると…

14

電気執事は恋の夢を見るか 小説

夢乃咲実  不破希海 

タイトル買い

2017年刊。タイトルがどうしても気になって買った積み本、やっと読めました。恋話でモリモリ盛り上がるというより、種明かしが気になるお話展開で、あまり残らなさそうでしたので萌にしました。受けは夢乃先生らしいーと思う方なので、ファンの方は安心してお読みいただけるのでは。

母も父も亡くし、助けを申し出てくれた父の取引先の男の家に引き取られた晶(あきら)。父の借金返済のため、その男、高瀬の家で住み込…

2

草原の王は花嫁を征服する 小説

夢乃咲実  サマミヤアカザ 

草原を吹く乾いた風を感じる様な『民族BL』

夢乃さんがあとがきで書いているんですよ。
『これは「民族BL」というくくりになるのかな、と思います』って。
そうなの。その『民族』の部分が面白いの。
モンゴルを想定したファンタジーとのことですが、草原や幕屋などの描写が素敵なのに加えて、遊牧民の文化が下敷きになっているため「ああ、だからソリルは同じ文化を持つ『遊牧民の国』を作りたいと考えるわけね」とか「下働きをしていてもセルーンがみじめったら…

3

草原の王は花嫁を征服する 小説

夢乃咲実  サマミヤアカザ 

笑わない男を笑わせたい

モンゴル風「民族B L」というなかなか心惹かれるテーマの作品です^^
本作はすれ違い・勘違いラブでして、
いつの世のどんな国でもあるあるなんだな〜なんて思いました。

人質・ソリルと長の末息子・セルーンが出会い、
再会するところから展開していくストーリーです。
10年後一国の王となったソリルは、
今度はセルーンを人質として迎えーー…

幼い頃に出会い、その優しさを忘れられないまま…

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