麻生海さんのレビュー一覧

バカな犬ほど可愛くて 小説

英田サキ  麻生海 

ドへたれワンコ

さらっと楽しく読めました。
好きな相手から、「好きな男が出来たから男同士のHを教えてくれ」と言われて、教えてあげることになった受けの切なさよ……。

読んでると、両片思いだろうなぁ、好きな男云々というのも口実だろうなぁとはわかるんです。
だけど、受けは当然わからない。
こんな形とはいえ好きな男に抱かれる嬉しさ、だけど気持ちの通ってない虚しさ……といった描写が切なくて。

全てが明るみ…

1

家賃半分の居場所です。 コミック

麻生海 

表題が好き

浮気が多い一冊だ。

先生の作品て淡々としているのに何故か自分にとても合う。好きな傾向かというとそうでもないはずが、読むとすごく好き。不思議です。
「それなりに真剣なんです。」も何故好きか言葉し難いけどとっても好きで。そのスピン元も収録されてます。

◾︎表題
◾︎神崎(寡黙系無表情攻め)×白石(ユニセックス系悲観的受け)
2人の性格からもうそんなに好きな雰囲気でないのに、何故だか好…

1

恋を知る日 小説

可南さらさ  麻生海 

攻めの無様な姿が読みたくて

タイトル通りです。攻めが受けからしっぺ返しをされる話を読みたいな〜と検索してたどり着いたのがこちらと、同著者の「微熱の引力」。同時期に読んだのでどうしても比べてしまいますが私は微熱の方が好みですね。そちらのレビューはそっちでやるとして…

私の好きな要素は揃っていたと思います。攻め泣き、受けから振られる、受けから好きを信じて貰えない等々。しかし萌えきれなかったのはきっと受けが優しすぎるせいでし…

1

月を抱いた 小説

夜光花  麻生海 

詰めが甘い感じ…

設定としては結構好みでした。
直樹が精神的に追い詰められていく様はかわいそうで、精神的に追い詰められる受けが好みな私としてはかなり萌えでした。

ただ、散々直樹を病ませておいて結果があっさりしすぎて違和感がすごいです。そんな15年も勘違いしたままってあり得ますかっていう…勘違いが解けたあと、あんなにあっさりと好きとか言っちゃう感じ、なんかご都合主義すぎてなんかなって思いました。逆に「俺ほんと…

2

恋を知る日 小説

可南さらさ  麻生海 

ヤリチン攻めが恋に気付いたときには……

いわゆる攻めザマァです。
小説・コミック含めて個人的には5本の指に入る大変良い攻めザマァだと思います。
あらすじに「生まれて初めて知る感情に雅臣がようやく気づいたとき、雪哉の姿はすでに傍になく――。」
とあるように、受けが姿を消してしまいます。

受けに去られて単に弱るだけではなく、きっちりと自分のしてきたことと向き合ってます。
己の言動の愚かさを噛み締め、自業自得という言葉を噛み締め…

5

唇にキス 舌の上に愛 ~愛と混乱のレストラン 3~ 小説

高遠琉加  麻生海 

食べるということ

ただただ、フレンチのフルコースを前菜から食べて行く様子が丁寧に描写されているのを読んで、こんなに泣く日が来るとは思いませんでした。

食べることは生きることで、生きることは誰かの命をいただくこと。
ジビエが苦手な受けに、その肉や血を飲みこませて、それがお前の血や肉になるんだと言った攻めの食との向き合い方もすごく良かったし、最初はその攻めに「俺の前で食事を残すな」と言われて怒られるから無理やり…

3

今宵とびきりのプリン召し上がれ 書き下ろしSSカード グッズ

幸せな時間

本品はコラボカフェ「淡路水先生×CAFE801」のコラボメニュー注文時
の特典イラストカードの1枚で、表面が文庫本カバーのカラーイラスト、
裏面に番外SSが掲載されています。

本作は「今宵とびきりのプリン召し上がれ」の本編後日談で、遥歩と
暁帆がクッキーつくりをするお話になります。

その日径が帰宅すると、遥歩と暁帆はダイニングテーブルで何やら作
業中で、それに夢中らしい2人は径…

0

ファーストエッグ(4) 小説

谷崎泉  麻生海 

果たしてこの結末を想像できる読者は居るのだろうか

2巻(2014年刊)~4巻(2015年刊)まとめてのレビューにて。
この長編は話の密度が濃いうえに『もしかしてここも伏線か?』と予想した箇所も多々あったので、じっくり読んでいく必要があった。
…が、注意深く読んでいても想定外のラストには驚いた!!
とにかく意表を突く内容だが、極力ネタばれ伏せで上手くレビューを書きたくとも難しいね。


2巻から、佐竹が五係に飛ばされる原因となった月岡事…

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ファーストエッグ(1) 小説

谷崎泉  麻生海 

何故だか脇役ポジションにいる攻めさん

1巻目・2014年刊。
『真音』と同じく2段組構成の文章で、各巻に短編2本と主人公・佐竹と高御堂の出逢いに纏わる書き下ろしが収録されている。
刑事ものだが派手な展開はないし、特殊能力ものと聞くにもピンと来ず、結構硬派な印象のようで…
警視庁内の島流し的部署である”五係”の面々は1巻ではまだ顔見せ程度だが、こなれた感は漂っているし、一体何をやらかして五係に流されてきたのか気になる。

五係…

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恋を知る日 小説

可南さらさ  麻生海 

ストレスのないクズ攻め


ドラマCDが凄く好きで今回ようやく原作も読めました。
やっぱり好き~~~

受けの健気な気持ちにあぐらをかき調子乗っている遊び人な攻め。
クズに分類されるキャラではあるのですが、どうにも嫌悪感がわかないんですよね。
なんでだろう…と思いましたが、著者の書き方がとてもしっくりくるからな気がします。

物語は終始攻め視点なのですが、心の表現とかに違和感がなく、分かる!ってなっちゃうん…

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