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高遠琉加 麻生海
仮穂
ネタバレ
「愛と混乱のレストラン」でのパティシエ・一のお話です。 ……やっぱり高遠さんはすごいです。 お話は一が高校生だった頃からスタートします。母親との確執がすべての切欠となり、とどめの傷害事件が起き、どこにも居場所のなくなった一。冬の夜の公園で元担任・湯原と再会し、そのまま湯原宅へ住むようになります。 それから始まったのは、湯原の亡くなった姉の子ども・海との3人の同居生活。この3人での日々が、…
ますたーど
「愛と混乱のレストラン」の短編で2人の話を読んだときから、どんな関係なのか気になっていました。 本編での一は、”異常に自制心の強い人”という印象だったのですが、その理由が、幼い頃より母親から受け続けた虐待のせいであったとは、1人の親としてもショックでした。一母のおかれた環境・状態を考えると、そういう行動をとってしまう気持ちも解らなくはないのですが… そんな育成歴を持つ一にとって、隣室の…
miicha
このシリーズは本当に再生と救いの物語なんだなぁと改めて思ってしまいました。 優しくて深い言葉の数々に一くんと先生と一緒になって心を慰められたり勇気づけられたりしてしまいました。 生きるって難しいけど、どうにか明日も元気出してやっていけそうっていうか。 海ちゃんは本当にかわいくて癒されました…。 子供の存在って素晴らしいなぁ。 一くんは大好きなキャラだったんですが、どうもオヤジ…
茶鬼
「愛と混乱のレストラン」パティシエ・一のお話待ってました! 本編でチョロっとほのめかされていた少年院に入っていた話。 先生との同居の理由。 そしてその先生とはどういう関係なのか。 実に10年近い年月をかけてゆっくりとゆっくりと綴られた本作品、もう胸が痛くて締め付けられて。 無口で地味な二人だけに、その深さはウルっとくることしばしばでした。 一の家族の、特に母親との関係が彼の性格をつ…
ミドリ
前回理人の過去がほんの僅かに明らかになったのですが、 今回はもう、理人の過去の痛い部分がさらに明らかになります。 理人がひどく可哀相な2巻でした。 美女はサラ、野獣はもちろん久我、紳士は叶…であってます?? この3人が理人の心をかき乱してくれます。 サラは久我の元カノであり、フランスのレストラン評論編集長。 久我に度々会いに来るだけでなく、久我を引き抜きにかかったりと 理人の心は…
美術館で会った人
高遠さんの本を読むようになったのは、これがきっかけです! 3巻通して、読み応えがある作品。 1巻は、久我と理人の反発。 2巻は、2人の歩み寄り。 3巻は、生まれ変わる理人。 孤独な理人のレストランに対する執念の謎・彼の生き様にぐんぐん引き込まれます。 久我と理人、各々に対する心の機微や理人にとっての叶という人物など、もちろん恋愛面でもおもしろいですが、それ以上に理人の生き方…
トオコ
本編で「人を包丁で刺した」と語ったパティシエ・一のその過去のお話と、『愛のように甘い』の少し後のお話です。 無口で落ち着いているように見えた一が高校生の頃に起こした傷害事件。 それは幼い頃実母に虐待されていたことが一因となっていた。 隣人・ゆきのDV彼氏に母の姿を重ね、衝動が抑えられなかったのだ。 心が欠けたまま成長していた一。 少年院退院後、自分の居場所を見つけられず、存在価値…
3冊同時に買わなかった自分を呪いました。 つ、続きを早く・・・!! 店の売上と体面ばかり気にして、食に全く興味のない、フレンチレストラン「ル・ジャルダン・デ・レーヴ」の支配人・鷺沼理人。 そして理人が土下座してまで引き抜いてきた、性格に難ありの天才シェフ・久我修司。 最初はケンカップル的な関係かと思っていたのですが、ケンカップルではすまない仲の悪さ。 仲が悪いというよりは、性格が合わ…
火崎勇 麻生海
この小説、最初読んだ時攻め様のあまりの俺様のふてぶてしさと、受け様の忍び過ぎる姿にイライラが募って途中で読むのを止めてしまった作品です。 1年近く置いて先日久々に手に取りましたら、何と、面白く読めてしまったのであります!! 人の心って変わるのですよ、、、(本当?)、、、と言いつつこの本の主人公達の気持ちの本質は変わらなかったようですが。 有名高級ホテルの経営者の息子・永井はその後ろ盾から…
番外編の発売に備えて再読。 しかし、1と2がレンタル先から戻ってこなくて肝心のイチくんの話が読めてません(苦笑) 大好きな作品だし、もう1セット買っちゃおうかな~と思えるくらい萌えたぎったシリーズでした。 前巻までの思い入れも手伝って、もう冒頭のなんでもないシーンからじんじん心に刺さりまくって、最初から最後まで蛇口の壊れた涙腺状態で涙流れっぱなし。 こんな体験はさすがに滅多にしないかも…