麻生海さんのレビュー一覧

真音(3) 小説

谷崎泉  麻生海 

良かった・・・

明るい方向に進むような展開だけど、
任侠ものによくある突然のどんでん返しで不幸な結末になったら、どうしようと、
びくびく震えながら読み進めました。
だから気になって途中読書を休めない、一気読みです。

全てが上手く丸く落着して良かった。本当に安堵した
裏切り者は、神様か青木が罰を与えたし、槇原が手を汚さないでよかった。

ハピエンです。
結末を確認したら、緊張がほぐれてどっと疲れ…

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真音 2 小説

谷崎泉  麻生海 

徐々にわかってくる夫々の過去と今

徐々にわかってくる過去と今
・・・今と言っても、この作品は、2016/11/16発刊の古い物だけど。

色々伏線回収がぼちぼち始まる2巻目。
富樫の過去。自殺した娘。
槇原の過去。
一番気になったのは、進藤が少年院に入った事件で
誰かを庇った冤罪だったこと。
進藤の無実を証明したいと訪ねてきた弁護士。拒む進藤。
さめのおかみの体調不良。

開店したカジノの売り上げ誤魔化と、組…

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真音 1 小説

谷崎泉  麻生海 

出会い編 

上手く言えないけれど、とても任侠味あふれる展開。
ファーストエッグの読後感がとてもよかったので、
谷崎先生の随分昔の人気作「真音」を選んで読んでみた。

タイトルが意味するものは、未だ分からないけれど、
読んでいて、進藤がやっと味わう「人らしい生活」に戸惑う様子が不憫になる。
官能場面は、後半に少し。殆どが、心情描写。

天涯孤独になった訳あり21才の進藤が、3月に少年院を出て、母…

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ファーストエッグ(4) 小説

谷崎泉  麻生海 

タイトルの「最初の卵」はキーワードだった

2015年の作品が面白くて、2022年の今頃読んで内容が古くないので、びっくり。
この作品、凄くおもしろいから是非読んで欲しい。

4巻目で一気に伏線回収が始まり、あらら?と驚く想定外の結末。
ただのBLじゃなくて、この作品はSF要素入りのサスペンスだった。
この世界観なら、BLジャンルにしなかったらもっとヒットしたかも。

「最初の卵」のテーマは遺伝子改造。
実際に中国で成功して…

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ファーストエッグ(2) 小説

谷崎泉  麻生海 

佐竹を脅迫する者の巻

電子版。

目次
3rd egg
4th egg
偽りの憧憬(書き下ろし) 佐竹とタカミ トレーダー事件 女性連続殺人事件 
あとがき
---

電子版には、書き下ろしが付いている。
挿絵が無いのが凄く残念。
書き下ろしは、1巻の続きになっているので、書き下ろしを先に読んで、本編の3,4,を読んだ。

同人誌が4巻以降にも続きで出ているようだけど、
商業版を読了後に読む…

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ファーストエッグ(1) 小説

谷崎泉  麻生海 

 官能小説に飽きたら、読んでみて。

「聖なる黒夜」と似てる。 サスペンス主体で、オマケがBのLといった感じ。 

--電子版 目次--
 1st EGG  ・・警視庁OBの孫の嫁
 2nd EGG ・・警察OBの未亡人
 愚者の選択 ・・書き下ろし
 不遇な獣医(限定おまけ)タカミのペット、ミケの話。
 あとがき
※書き下ろしは、佐竹が27才、5係異動の事由の件で、1-4巻まで続きもの。時系列で言うと一番昔。
二…

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真音 3 小説

谷崎泉  麻生海 

シリーズ通して

ヤクザや刑事もの、サスペンスなんかを好んで読んでるんですが、谷崎泉さんの本はこれが初めて。

いきなり二段組でちとビビりましたが、なんのことは無い、読むうちにどんどん入っていけました。物語はヤクザの本部長の富樫(攻め)と少年院を出てきて真面目に働いていたのに、母親の借金が原因でクビになってしまった進藤(受け)とのお話です。
しかし、、、富樫と進藤はもちろん、居酒屋の女主人、富樫の部下である槙…

4

恋を知る日 小説

可南さらさ  麻生海 

恋を知った攻め様の変わりようっていったら┐(‘~`;)┌

攻めザマァぶりをせせら笑いたい時に読む1冊(^o^)丿

受け様は、大学のゼミの助手で健気で一途な雪哉。
攻め様は、女グセの悪い大学生の鳴瀬。

ある朝、鳴瀬は目が覚めると隣には雪哉が寝ていて。
酔った挙げ句、男にまで手を出したのかと、青くなる鳴瀬に、自分から告白したのだから気にしないで、と小さく微笑む雪哉。

一晩限りの関係のハズだったのに、気付けばずるずる関係が続いていた。

1

唇にキス 舌の上に愛 ~愛と混乱のレストラン 3~ 小説

高遠琉加  麻生海 

壊されたいか包まれたいか

面白かった!主にBL以外の部分が!(笑)
人間関係は近いところでつながり絡まり合っていったが、世界の狭さがマイナスにならないストーリー。やっとメインキャラ3人全員分の背景が描かれ、場が整う。シリーズ3冊分が収束していく食事シーンは圧巻だった。

冒頭は久我のフランス時代のお話。今の久我ができあがる過程が、異国の空気を感じる描写とともに語られる。まるで同じ景色を見ているような、同じ匂いをかいで…

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美女と野獣と紳士 ~愛と混乱のレストラン 2~ 小説

高遠琉加  麻生海 

面白かった!続きが気になる~

シリーズ2冊目も、相変わらずBL的な進みはゆっくり。だがそれ以外のところがとても面白く、また理人の心理描写が素晴らしいので、ぐっと引き込まれていった。
ラストは続きが気になりすぎる終わり方。次巻を用意しておいて良かった。

主な新キャラは久我の元彼女。理人がモヤる描写はあるものの明確な形にはなっていないため、よくあるヤキモチ焼かせ要員としては活躍していない。次巻で登場させた意味が見えてくるん…

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