麻生海さんのレビュー一覧

月を抱いた 小説

夜光花  麻生海 

初単行本とは思えない

遅ればせながら、夜光さんの初文庫本であるこの作品を読みました。
ひーえー、うま過ぎではありませんか?
最初から夜光さんは!サスペンスちっくな作品がお得意だったんですね。


受けは花屋でバイトをする直樹、24歳。
ぼんやりとした大人しいタイプで、過去に重い罪を背負っています。

攻めの了は、真っ直ぐで一途な青年。
外見も人を惹きつける魅力が溢れています。


ふたりは幼い頃…

5

ファーストエッグ(1) 小説

谷崎泉  麻生海 

惹き込まれる

刑事ものであり超能力ものの雰囲気もあり、今後の展開が期待される
エピローグ的な1冊目になります。

警視庁のお荷物ばかりが集まる特命捜査対策室五係を中心に今後展開されると思う内容で
まだまだ今後どのような展開になるのか予測もつかない面白さがあります。
どこで誰がどんな風に転ぶかわからない展開は好奇心を刺激される。

主な主要人物は3人、何か不思議な能力を秘めている佐竹、そして警備部か…

6

真音 2 小説

谷崎泉  麻生海 

やっと少し傾いてきた?

『真音』の二巻です。
暴力団色はあまり濃くない作品です。

一巻同様、受けは天涯孤独で少年院出の進藤。
攻めは暴力団幹部で、組内でのゴタゴタを抱える富樫。

前巻は進藤が拒絶しつつも、とうとう富樫に体を奪われたところまででした。
今回は、ふたりの関係の他に新しい登場人物が加わり、進藤の起こしたとされる過去の事件が明かされたり、進藤の理解者であるさめが倒れたりと盛り沢山です。

富…

5

真音 1 小説

谷崎泉  麻生海 

素直に先が気になった

谷崎さんの続巻ありの作品。
暴力団関係のお話です。


受けの進藤は、何もかも諦めたような様子で感情表現が乏しく、三ヶ月前に少年院から出てきた青年。

攻めの富樫は諏訪組の本部長。
跡目争いで、現在身辺が騒々しく面倒に感じています。


始め進藤は、職場に現れた暴力団員の槙原(富樫の部下)のせいで工場を解雇されますが、その後、槙原によって職と住むところを紹介されます。
槙原が…

5

金のフォークに銀の匙 小説

かわい有美子  麻生海 

萌えられず…

攻めキャラが苦手でした。
こういう設定なのはわかっていましたが、かわいさんは作家買いしていますので購入してみましたが、むむむ、かわいさんの作品の中ではこちらは個人的には萌えませんでした。


攻めは公認会計士の不破。
性格は唯我独尊、合理的で自分の立場や仕事が大事なムカつく(個人的な感想ですが)タイプ。

受けはカフェでバイトする大学生の三谷。
こちらは不破とはまるきり正反対の癒し…

1

愛と混乱のレストラン 小説

高遠琉加  麻生海 

これはBL…?

と、半分すぎても濡れ場の“ぬ”の字も出てこない展開だったので
最後ら辺まではそう思ってたんですが、最後の最後でBLっぽさが
ようやく出てきて安心しました。でもBLな雰囲気はなくても、
話自体が面白かったので退屈な印象はないと思います。

このお話はネタバレなしで読んだ方が絶対に面白い作品だと思う
のであまり詳しく感想は書けないんですけど、ずーっと意地を
張っていた理人が自分の家で飾ら…

1

そこに座るな コミック

麻生海 

同居もの~^^

表題作シリーズと高校生の幼馴染モノの短編が収録されています。
表題作は部屋をシェアするようになった人たちのお話。
ただ、部屋をシェアするようになった経緯がこれまで読んだことがないようなパターンでした(なかなか奇抜な展開です)。
ほとんど全く面識のない人達が同じ部屋に住むようになるんですが、元々この部屋に住んでいた葉山が恋に関してはすごく臆病で、それがこれまでにしてきた恋愛経験に基づいているん…

0

荊の鎖 小説

火崎勇  麻生海 

攻め視点一人称なのがポイント!

本当に最悪なくらい、自分勝手なろくでなし攻様なので!
読む人の解釈の仕方や、好みで評価は真っ二つに割れそうなお話でした。
でも、珍しいであろう攻め視点の一人称で展開していったことが、私的には面白く読めた作品です。
どこまでも、傲慢俺様タイプの攻様で、やり方は最悪なくらい!
一種の犯罪と思うくらい、「なんて酷すぎる奴なんだ」と何回も心で叫びながらも、一冊まるまるが、攻様のラブレターなんだなあ…

1

家賃半分の居場所です。 コミック

麻生海 

ムッツリ攻め様と健気で一途な攻め様

今まで読んだ麻生さんの作品の中ではかなり好きな作品です。
何がツボだったかというと、表題作のムッツリ攻め様と「それなりに真面目なんです」の年下健気一途な攻め様。
こういう要素は私が好きな攻め様の要素でトップにランクインする要素なので、この作品ではそれが堪能できました。
脇を固めるキャラもなかなか良くて、表題作に登場する乙部みたいなキャラは好きですね。
白石がゲイということで、結構グサッと傷…

2

隣人はドアを叩く コミック

久我有加  麻生海 

みんないい人なんだよね~

久我有加さんと麻生海さんとのタイアップでのコミックス、2冊目だそうです(あ、でも1冊目の「カッコ悪くてカッコイイ君」とは全く関連ありません)。
久我さん原作の作品を読んだのはこれで2冊目なんですが、受けた印象としては、とっても真面目な登場人物が多いなぁ~ということでした。
今作は攻め様が芸人なので、少しはそういう所があるのかなと思って読んでいたのですが、皆無と言っていい程なかったです。
大阪…

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