麻生ミツ晃さんのレビュー一覧

彼が眼鏡を外すとき コミック

麻生ミツ晃 

弟の可愛さ健気さがたまりませんでした

親友の一太に自分より優先する存在ができたことに不満を抱いていた巴(受け)。その感情が恋であると指摘したのはその一太の弟である賢次(攻め)だった。進路に悩んでいた中学生の賢次は、少し助言しただけで巴に懐き、幼い好意を一心に向けてくる。「僕じゃ兄ちゃんの代わりになれませんか」と言われ、衝撃を受けた巴だったが…。


2カプの話が入っていて、こちらのほうがあとに入っていたのですが、こちらが表題作で…

5

「彼が眼鏡を外すとき」アニメイト特典ペーパー グッズ

兄弟でのやりとりに、くすっ♪

本に折らずに挟めるA6サイズのしっかりめの紙に、
「芹沢兄弟(攻)編」というタイトルの漫画が載っていました。

本編のその後の内容で、
芹沢兄弟、攻め同士である一太と賢次の会話を描いたものです。

兄の一太が賢次に「……で?巴とはどんな感じ?」と声を掛けます。

誰にもノロケたりできなくて、
地味にストレスがたまっていたのかな?
「オレは土屋の可愛いとことか、いいとことか話した…

7

彼が眼鏡を外すとき コミック

麻生ミツ晃 

いじらしい純粋な想いが胸を打つ、秀作

「彼が眼鏡を外すとき」このタイトルの意味が後半で明らかになって、
そのいじらしさ、純粋さにグッとくる読者はきっと少なくないでしょう。
瑞々しさで心を浄化してくれる、とても素敵なお話でした。
麻生さんの絵柄が苦手でなければ是非に!とお薦めしたい1冊です。

ひとつの物語の中で、2組のCPが描かれる本はままありますが、
これほど相乗的にそれぞれの想いを描いてグッと引き込んでくれる、
巧み…

17

彼が眼鏡を外すとき コミック

麻生ミツ晃 

泣き、更に泣き、のオンパレード

初めて読んだ作家さんでしたが、ガチで泣いてしまう程感動しました。
この本は大きく2つのお話が収録されているのですが、本当にどちらも好きです。
私は主人公至上主義なところがあるので、主人公さえ幸せになれればいいやと思っていたのですが、この本を読んで根本から覆された感があります。

1つ目の『ほんとのところ・ほんとのほんと』
誰にでも公平に接するフラットな性格の一太が、四国からの転校生土屋に…

20

Season コミック

麻生ミツ晃 

年上の攻めがずっと敬語なのがたまらないです。

あらすじをぼんやりしながら読んでいたようで、何故か現代ものだと思って購入しました。
時代物だったのですね。時代物は大好きなので、むしろ無問題!
主従関係で、従者の年上の攻めがずっと敬語なのがたまらないです。
東が大人に成長していく過程が丁寧に描かれていて、映画を一本観ているような一冊でした。
東が、お金持ちのおぼっちゃんだったのに真直ぐでいい子なのがいいですね。
Only you Onl…

0

Season コミック

麻生ミツ晃 

2時間ドラマみたい

Only you Onlyよりもこっちの方が断然好みです。
松岡は東の父親か母親に惚れてたのかなぁーと最初は思いましたが、最初から東しか見てなかったんですね。
敬語で従順な態度なのに、実は金貸し屋。しかも、取立ての仕方がまるでヤクザ。
何より大切な東を守る為に汚れ仕事をしていたというから、相当な地獄を見てきたんだと思います。
それなのに東に忘れられてたうえ、「大嫌い、二度と顔も見たくない」…

5
非BL作品

謎めいた肌 非BL 小説

スコット ハイム  麻生ミツ晃 

ルーツを辿る物語

1995年に発表されたアメリカのゲイ小説の邦訳。
2005年には「ミステリアス・スキン」として映画化もされた作品です。

※あらすじやWiki等に作品のオチに関わる部分がややネタバレされているので、映画も原作も未見という方は閲覧にご注意を。
事前情報を何も入れずに読まれた方が圧倒的に楽しめるかと思います。

ジャンルとしては青春小説になるかと思いますが、展開にミステリ要素としてちょっと…

9

酷いくらいに 小説

高遠琉加  麻生ミツ晃 

優しい人は嫌いなんだ。その激情…愁藤秋という男

兄の恋人を好きになる弟…これだけでもう萌える!
表題作「酷いくらいに」は、この弟広見の攻め視点で綴られます。
兄の同級生で今は車イスの秋。広見はどうしても秋を汚したくなる衝動に駆られて苦しむ。秋は兄の克至に捨てられた恋人だから…。
広見は理解できない。克史と別れて、それでも優しく微笑んでいる秋が。両親も足の自由も、そして恋人も失った秋が神を慕っていることが。
オレなら神様のことなんて考えさ…

9

「Season」出版社共通ペーパー グッズ

待ち人来る

本編の最終話「巡る秋」と、描き下ろし「結ぶ冬」の間のお話。

大学卒業後、母と義父のいる田舎に戻った東。
彼のモノローグにより「結ぶ冬」に至るまでの経緯が語られます。
金貸し屋を辞めると決めた松岡ですが、職業柄なかなか足抜けは容易でなく。
何年もかけようやく自由になった松岡は、汽車で東の待つ田舎へ。
駅で手に息を吹きかけながら松岡の到着を待つ東が健気です。

最後の一コマ、汽車を背…

5

Season コミック

麻生ミツ晃 

巡る季節の中で育まれる純愛

時代物で主従物で再会物で…と、大変美味しい設定が詰め込まれた素敵な一冊。
年下受けが青年から大人へ成長していく様に多大なる萌と感動があります。

貧しい百姓家に生まれ、呉服屋に奉公に出された松岡(攻め)。
店の主人に殴られ雪の中に倒れていたところを助けてくれたのが、店の主人の息子・東(受け)でした。
数年後、金貸しとなった松岡は、父を亡くし困窮する東と母親の前に現れ、母子に恩返しする…そ…

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