麻生ミツ晃さんのレビュー一覧

COLD HEART in NEWYORK 小説

木原音瀬  麻生ミツ晃 

初めての感覚。

ハッピーエンドが大好きで色んな作品の色んな結末にハッピーエンドでありますようにと思ってきた私ですが、こんなにもバッドエンドを願ったのはこの作品が初めてです。
こんな感情になるんだ!と自分でもびっくりしました。

終盤でちょっとしおらしくなっている秋沢に感情移入してしまい、叶わない思いに涙が出ましたが、秋沢の根本にある人間性がほぼ変わらず、最後まで自分本位なので擁護出来る部分がないです・・・。…

4

君に降る白 小説

朝丘戻  麻生ミツ晃 

キャラは苦手だったけど、話はよかった

昼は古本屋でのバイトをし、夜は体を売る仕事をしている藍。

そんな夜のバイトでお客として現れた成瀬は、1時間抱きしめたり手をつなぐだけで、それ以上の何も求めてきません。
そんな変わった成瀬から伝わってくる今まで味わったことがない暖かさが藍の心を変化させます。

客としてではなく藍を大事に思う成瀬に対し、藍は本当は惹かれているのに、自分にはその資格がないと一歩を踏み出せません。
うまく絡…

1

彼が眼鏡を外すとき コミック

麻生ミツ晃 

久々に読んだ麻生さん

誰が眼鏡だったんだ?と読み終えてはてなだった1作目。
続く2作目であれ、一太は隠れ眼鏡だったの?と、戸惑いつつ読み進めてこっちが本題と気づく。
自分より華奢で小さい子がでっかく逞しくなってるなんて、男としては微妙なとこだろうけど、傍から見てると堪らない萌をありがとうございます。
兄の中学時代の写真を見せに来たり猫背にしてたり眼鏡隠してたり健気すぎる!こっちがスピンオフということですが、ボリュ…

3

彼が眼鏡を外すとき コミック

麻生ミツ晃 

なんて可愛んだろう

兄のストーリーがあっての弟編なのですね。 兄(一太)・兄の友人(巴)・転校生(土屋)と。なんとなく話の展開は解ってましたが、その通りにすすんで切ない。 そこで登場の弟(賢次)くん。 巴の事が好きだけど、兄の事が好きなことを知っている。昔の写真を見せて自分も兄のように成長するはず、兄を真似るから…と凄い健気で可愛い。そして本当にあそこまで成長するとは?! だけど中身は優しくて健気で。もう付き合って2…

2

彼が眼鏡を外すとき コミック

麻生ミツ晃 

残念ながらハマれず。。

高レビューが多いようなので、お好きな方には申し訳ないのですが、私にはハマりませんでした。。
単純に好みの問題で、絵柄があまり好みではないのだと思います。
転校生の受けが可愛いと思えませんでした。。
最初のお話があらすじのお話と違ったので、あれ??いつ弟が出てくるの??と混乱してしまいました。
弟くんも兄の代わりでもいいと思うほど、相手のことが好きな理由もイマイチピンと来ず。
そんなこんな…

1

ティアドロップ コミック

麻生ミツ晃 

二人は違いすぎて…

ゲイを理由に親に勘当され人と距離を取ってきた剛毅と、失恋した大学生の悠介は出会い系サイトで出会う。
深く付き合いたくないという悠介の希望通り、剛毅は悠介に適度な距離を取りながら接していくけれど、悠介はだんだん剛毅に本気になり…

悠介が大人で優しい剛毅に惹かれちゃうのも、親から勘当されてる剛毅が悠介の明るさや一途さにほだされちゃうのもわかるし、お互いに一緒に生きていきたい大事な存在になってい…

0

スイートビターキャンディ コミック

麻生ミツ晃 

何度も読みたくなる

 既刊作品をすべて大人買いしてしまった麻生先生。デビューコミックスのこれだけが電子版になってしまいました。

・『スイートビターキャンディ』シリーズ
 憧れの自由人、金谷に卒業のボタンを「デブ」と断わられたチビでデブな川口。ひどい男なんだけど金谷がとっても魅力的なんです。川口が憧れる気持ちがよくわかってしまう。さりげなく川口を助けたり、「ホモ」「汚ねぇ」と言われても堂々としていたり、実は見た…

2

only you, only コミック

麻生ミツ晃 

ある人間の人生を覗きこんでいるような

ゲイで臆病な上司・真木と、ノンケだけど上司に興味を持って関係を迫った部下・須藤。
二人はカラダの関係を続けるが、須藤は創業一族出身で政略結婚が持ち上がり、真木は部下の将来を思って別れを選ぶが…

真木は恋人を作ったことがない。二丁目に行く時は変装し、どの男とも一度しか寝ない、会社でゲイと噂されても否定も肯定もせず周囲の人間が距離を取るのをあえて狙っている、人間関係が築けない臆病で孤独な男。

3

あの日、校舎の階段で 小説

佐田三季  麻生ミツ晃 

ストーカーで変態、でもときめく

攻めの執着が凄い、とちるちるのトピのどこかで見て気になっていた作品です。佐田先生の本は既に二冊読んでいましたし、麻生ミツ晃先生の表紙も素敵で躊躇せずに買いましたが、これほどとは思いませんでした。この攻め、遠藤圭祐は本物です。本物のストーカーで変態。
表題作「あの日、校舎の会談で」はもうサスペンスといっていいでしょう。主人公で受けの笠井亨と十年ぶりに再会した遠藤圭祐。二人は十年間疎遠になっていたも…

13

彼が眼鏡を外すとき コミック

麻生ミツ晃 

なんて素敵な読後感~

麻生ミツ晃先生のコミックは、作家買いで必ず読むのですが。
いつも切なくて、切なくて…。
でもこの作品の読後感は。
切なさの後が、爽やか~なやさしい風のようです♪

お話は、大きくは二つにわかれていて。
「ほんとのところ」「ほんとのほんと」は、五年前の読み切り。
「彼が眼鏡を外すとき」は、スピンオフの連載ものでした。
高校二年生の芹沢一太を中心に、四人の人物それぞれの気持ちと成長が描…

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